チャイナキャビネット｜アンティークの通販　英・仏から直接買付け、初心者でも安心【アンティーク家具ハンドル】

「チャイナキャビネット」とはガラス張りのキャビネットの中でも茶器を収納するのに使われたもののことを言います。

Handleではガラスキャビネットの中でも棚板もガラスの、ガラス扉収納家具のことを「チャイナキャビネット」と呼んでいます。

日本では「飾り棚」と呼ばれる家具ですが、日本と違ってキャビネットの種類が多い西洋では、中に入れるものによって、呼び方が変わります。

もともと、チャイナキャビネットの「チャイナ」とは、陶磁器のBone China(ボーンチャイナ)のこと。

「キャビネット」と言う言葉自体、貴重品を収納するお部屋のことを意味していたのですが、磁器や陶磁器など、当時の貴重品を飾りながら収納するためのガラス戸棚が作られるようになり、チャイナキャビネットと呼ばれるようになりました。

カンタンに言うと、お客様用のカップ＆ソーサーやティーポットなどを見せながら収納するためのに作られたガラス扉の飾り棚。しかも、棚板までガラスなので、どこから見ても中身が一目で見れてしまうキャビネットです。

アフタヌーンティーを大切にするイギリスだからこそ、チャイナで作られたカップ＆ソーサーなどの茶器にはこだわりが強く、そんな大切な茶器を収納するチャイナキャビネットには、大小、いろんなサイズ、様々なデザイン、形のものがあります。

また、チャイナキャビネットと同じような作りで、棚板がガラスではなく生地張りのものがあります。本来、チャイナキャビネットとして同じように陶磁器を入れて使われていたものもあると思いますが、Handleでは棚板がガラスのものを「チャイナキャビネット」と呼び、棚板に生地がはってあるものを「ディスプレイキャビネット」。木製のものを「ブックケース」として区別しています。

キャビネットの中でも、このチャイナキャビネットのように棚板までガラスで作られた家具は、日本では一番見かけない家具。なので、素敵なデザインのものは、ヨーロッパなどからの輸入家具かアンティーク家具でしか見つけることが出来ません。
と言うのも、もともと、実用的な収納を目的にした家具を造りがメインの日本では、わざわざ「飾るためだけに使う家具」と言うものがなく、種類もほとんどありません。

逆に、イギリスのようなインテリアが充実している国では、大切にしているアフタヌーンティーの時間に必要なカップ＆ソーサーを、ガラス張りの家具に入れて、見せながら収納し、インテリアの一部として楽しむという習慣があるからこそ、美しい家具がたくさん見つかるのです。
特にガラスの棚板は圧迫感がなく、中に入れたもの全部が一目で見えて、まるで舞台に上がっているように、さらにキラキラと輝かせてくれます。
インテリアを生活の一部として楽しむ国だからこそ生まれたチャイナキャビネット。日本では見つけることが出来ない家具を使ってみると、飾りながら収納するインテリアの楽しさがよく分かります！