象嵌細工

象嵌(ぞうがん)=インレイ(Inlay)とは、一つの素材に異なった素材をはめ込んで模様を描く技法の事をいいます。まるで絵画のような美しい装飾を施した家具をまとめてみました。

象嵌とは?

象嵌細工のある椅子

象嵌(インレイ)とは、異なる素材をはめ込んで模様を描く技法で、金工・木工・陶象嵌などがあります。

アンティーク家具には木工象嵌はが用いられ、無垢材の表面に彫った模様に、色の異なる木片をはめ込んで美しい絵画のようなデザインを作ります。

その細かい模様には膨大な手間と時間がかかる為、現代の家具ではほとんど見られません。精巧で芸術的な象嵌家具を手に入れられるのは、アンティークならではの魅力です。

そんな象嵌技法で作られる、美しい模様には以下のような物があります。



象嵌の美しい模様

象嵌やマーケットリーで作られた模様には、いろんな絵柄があります。
それぞれの模様には意味が含まれていて、家具を作らせた人の思いなどを見ることが出来るんです。ココでは代表的な模様をご紹介します。


アカンサス

アカンサス

古代ローマでは、アカンサスは強い生命力の象徴とされ、さまざまな装飾に生命力を表す模様として用いられています。

太陽

太陽

ロゼットと呼ばれる模様は太陽を象徴し、生命、エネルギー、成功などの意味を持ちます。

巻貝

巻貝

貝殻の模様は「愛」の象徴とされ、自然が生み出した幾何学模様である巻貝のモチーフは、愛を育むお守りとされています。

ほたて貝

ほたて貝

古代ローマでは、アカンサスは強い生命力の象徴とされ、さまざまな装飾に生命力を表す模様として用いられています。

ストリンギング

ストリンギング

細い線を彫り、糸状にした木片などをはめ込む技法は「ストリンギング」と呼ばれ、チェストの引き出しや天板などによく用いられます。

花

花の模様は象嵌細工で最もよく使われるデザインの一つ。19世紀後半に流行した花言葉の意味が込められているかもしれません。

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