ネイサン(Nathan)の家具
ネイサン(Nathan)は、1916年に誕生したバーネット・ネイサンによって設立された家具ブランドです。北欧スタイルのシンプルでおしゃれなデザインでいろんな家具や椅子が作られました。
ネイサン社は、ロシア出身のバーネット・ネイサンによって、1916年のロンドンで設立された老舗家具メーカーです。
イーストロンドンの工房で手作りから始まり、現在まで続く家具製作は、北欧スタイルのシンプルで優しいデザインから、英国らしいジャコビアン様式のクラシックな家具など…長い歴史の中でいろんなアイテムが生み出されてきました。
家具業界においても厳しい時代だった第二次世界大戦中も臨機応変に対応し、戦後の1952年にはバーネットの息子たちが経営に携わるようになります。
それにより、北欧デザインを取り入れた家具製作や、当時の需要に合わせたダイニングで使う家具に着目した事業展開を行うことによってネイサン社は急成長。
現在も人気の高い、スカンジナビアスタイルのチーク材を使った家具を多く生み出していきました。
さらに、1954年のニューヨークで開催された家具展覧会では、イギリスの家具を代表するデザインに選ばれたことで、一躍脚光を浴びることになります。
英国を代表する歴史あるネイサン社の家具や椅子は、G-PLANやアーコールなどと比べて流通量が少なかったこともあり、コレクターからも人気の高いブランド。
1981年には同じく英国の老舗家具メーカー、パーカーノールに買収され、ネイサン社の特徴的な格子模様のデザインも受け継がれました。
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定番の格子模様
ネイサン社の定番デザインと言えば、ブランドアイコンにもなっているこの特徴的な格子模様の飾り扉。
キャビネットやサイドボードの扉によく使われているデザインで、木目も活かした優しくて柔らかな雰囲気が特徴。
1981年以降には、この格子模様を受け継いだパーカーノール社でも、新しく作り出されているほど人気の高いデザインです。
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高い機能性
ダイニング家具に特化したネイサン社の家具は、収納力バツグンの食器棚もたくさん作られました。
引き出しにはカトラリーが傷つかずに収納できるフェルトの付いた仕切りがあったり、ホコリから守ってくれるガラス扉や、ちょっとした作業台としても使えるオープン棚など…。
1つの家具にいろんな種類の収納が詰め込まれたデザインも多いので、使い勝手もバツグンなんです。
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組み合わせて使える収納
並べて使えるように設計されたネイサン社の収納家具は、複数のキャビネットを組み合わせて壁面収納としてもおしゃれに使うことが出来ます。
扉のデザインがお揃いになるので、形の違うキャビネットでも、まるで一つの大きな家具のよう。
背の高いキャビネットも、上の方が奥行きが小さくなっていたりと、複数並べても圧迫感を感じづらい設計になっているのもポイントです。