シノワズリデザインから学ぶアンティーク家具のオリエンタルな魅力。英・仏から直接買付け【アンティーク家具ハンドル】

シノワズリとはフランス語で「中国趣味」という意味です。
もともとは17世紀中頃のヨーロッパで流行した文化で、ヨーロッパの貴族や富裕層を中心に人気があり広まっていったといわれています。

「シノワズリ」という言葉は、中国風のデザインのものを総称して今でもよく使われていますが、そもそも「シノワズリ」という言葉はヨーロッパで生まれたもの。そのため中国本来のデザインがシノワズリというのではなく、外国人(主にヨーロッパ)が中国のデザインをイメージしてつくられたものが本来の「シノワズリ」となります。今でも食器や雑貨などでシノワズリデザインは見ることができますが、もともとは建築やインテリア、家具などに使われる言葉だったそうです。

あくまで「中国風のデザイン」のためはっきりと選別することは難しく、線引きすることはできませんが、アンティーク家具のシノワズリデザインはキャビネットなどで見られることが多く、直線的なラインが斜めにクロスしあっていたり、枠組みをしているものなど、シンメトリーにデザインしているものが多いようです。同じキャビネットでもどこかオリエンタルな雰囲気を感じることができ、高級感あふれる家具です。