ロイドルームチェア
イギリスで買い付けて来たアンティークのロイドルームチェアをご紹介しています。今は作られていない形の椅子ばかりです。
ロイドルームチェアとは
ロイドルームチェアとは、スチールのワイヤーに防水加工された特殊な紙を巻き付けて作られた椅子のことです。
そもそもロイドルームとは約100年前にアメリカ人のMarshall Burns Lloyd(マーシャル・バーンズ・ロイド)によって、ラタン(籐)に変わる家具として開発されたものです。
籐のようなしなやかさを持ちながら、湿気にも強く、ささくれやきしみなどがない、当時としては画期的な家具として考案されました。
ロイドルームが開発された当初、ヴィクトリアン様式が主流だったため、それに合わせエレガントで美しく仕上げたことでロイドルームは英国だけでなく、世界中に知られるようになりました。
ロイドルームは、水に強い特徴から、もともとガーデン用として多く使われ、豪華客船のデッキの椅子や飛行船や高級ホテルなどでも使われ、100年たった今でも世界中で人気の家具です。
かつては600種類以上のデザインの家具がつくられてきたロイドルームの中でも、一番有名なのがロイドルームチェア。
椅子だけでも、アームがついたものやスツール型、キッズサイズの小さいタイプなど様々です。
100年以上の歴史のあるロイドルームは、今でも作り続けられていましすが、アンティークならではの魅力は3つ。
▲POINT1
アンティークならではの色。
様々な色で作られたロイドルームは、時間を重ねることで色合いも味わい深く変化していきます。
何度も塗り替えられ、長く使われているロイドルームは新しいものでは出せない色合いを楽しむことができます。
▲POINT2
アンティークならではのめずらしい形。
ロイドルームチェアだけでも様々なデザインの椅子があり、今では手に入れることができないデザインを見つけることができます。
▲POINT3
ロイドルームにつけられた紙のタグ。
紙のタグの下にはその家具の誕生日が隠されています。
アンティークのロイドルームではほとんど剥がれていますが、誕生日を見ることで、いつ作られたものかが分かるのもアンティークならではの楽しみです。
さらに年代によってタグのデザインも様々なので、ぜひチェックしてみてください。
アンティークのロイドルームチェアは、歴史を重ねてもなお丈夫で座り心地も良く、どんなお部屋にもすんなり似合うのも魅力です。
歴史を重ねたからこその味わい深い色合いはお部屋の挿し色効果も抜群。
一脚だけでも、組み合わせて使っても素敵。
100年たった今も、世界中で愛される椅子がロイドルームチェアです。