ブラケット 照明

ブラケット照明は、壁や柱などに取り付けて使われる照明器具のこと。
主に、玄関や階段、廊下などの狭い空間で灯りを確保するために使われるイメージも強いですが、リビングやダイニングの間接照明としてなど、様々な場所に取り入れられます。

ブラケット照明は、コンセント加工をすれば工事なしで使うことも出来ますが、基本的には電気工事が必要な照明器具になります。
その際、電気工事士の資格を有した専門家に依頼する必要があるため、新築やリフォームの際に取り入れるのがオススメです。

01.間接照明として使うブラケット照明

ブラケット照明は、間接照明の一環として使われ、メインの照明とは別に、ペンダントライトやシーリングライトなどと組み合わせて使われることが一般的です。

壁に取り付けることによって、灯りを灯したときに壁や天井に陰影が広がります。
ブラケット照明のデザインや装飾、使う電球や周りの照明にも影響されて、陰影の形も変わっていくので、自分だけのインテリアアイテムとして楽しむことが出来るんです。

まるで高級ホテルのような癒しの空間を作りだしてくれる壁付けライトを、リビングや寝室などで使う場合は、少し周りの明かりを落とすことで、よりリラックスした空間になります。

02.インテリアを楽しむブラケット照明

ブラケット照明は、単なる照明器具ではなく、インテリアの一部としても存在感を発揮します。
蝋燭台のような形をした真鍮製や、ガラスやホウロウのシェードが付いた下向きタイプ、優雅な曲線を描くアイアン製など…素材やデザインも様々。

いろいろあるブラケット照明を、インテリアに合わせて選ぶことで、お部屋全体の雰囲気を引き立ててくれます。

中でも、お部屋を彩る間接照明としてデザイン性を重視して選ぶなら、上向きの蝋燭台型がオススメ。
ふわっとした優しい灯りが広がって、お部屋を華やかに魅せてくれます。
同じロウソク型でも、真鍮製にガラスパーツの付いたものなら高級感のある印象、アイアン製なら女性的で可愛らしいインテリアに…と、お部屋の雰囲気づくりにもピッタリなんです。

03.ブラケット照明の取り入れ方

陰影を楽しむブラケット照明を使う場所として、まずおすすめしたいのが、玄関や階段、廊下などの小さい空間で使うこと。

特に、「玄関」は、訪れる人が必ず目にするお家の顔とも言える場所なので、インテリアに合わせたおしゃれなブラケット照明を取り入れてみましょう。
また、靴を脱いだりカギを探したりと足元や手元に明かりが欲しいことも多い、玄関で使うブラケット照明は下向きタイプがオススメ。
明るさも確保しつつ、他とは一味違う印象的な玄関コーディネートを楽しむことが出来ます。

リラックスした空間を演出したい「リビング」や「寝室」では、少し視線を上げると目に入る位置にブラケット照明があることで陰影の美しさを感じることが出来ます。
直接視界に入るとまぶしく感じてしまうことがあるので、灯りは抑えめにして、普段過ごすソファなどの正面からは少しずらした場所に設置するようにしましょう。

ブラケット照明は、部屋ごとの役割や雰囲気に応じて様々な使い方ができる、おしゃれで便利な照明器具です。
インテリアとしても重要な要素になるので、使い方をイメージしながら、自分に合ったブラケット照明を選んでみてください。