英国アンティークスタイルの家具
英国アンティークスタイルとは、重厚感のある彫りや、落ち着いた濃い茶色の家具、椅子が使われた、英国らしい伝統と歴史を感じるインテリアスタイルです。
英国の家具と一言で言っても、深い歴史の中で、使われる素材の違いやその時代の流行の変動からも、いろんな家具のデザインや装飾が生まれました。
そのためHandleでは、英国の家具を「英国アンティークスタイル」と「英国クラシックスタイル」の二つに分けてご紹介しており、中でもどっしりとした落ち着いた雰囲気のものを「英国アンティークスタイル」と呼んでいます。
英国アンティークスタイルとは、英国家具の原点とも言われるチューダー様式や、その後のエリザベス様式、ジャコビアン様式の頃に流行したような、重厚な雰囲気の家具や椅子を集めたスタイルです。
教会などで使われた聖堂建築の影響を受けており、彫りの装飾が施されたり、色が濃くて重厚で、直線的なデザインが特徴です。
格調高さが感じられる英国アンティークスタイルは、落ち着いた大人の雰囲気のお部屋作りをしたい方にピッタリのスタイルです。
01.
重厚な彫り
英国アンティークスタイルは、チューダー様式、エリザベス様式、ジャコビアン様式のデザインのものが中心で、この頃の家具はオークの時代と呼ばれるほど、高級なオーク材が使われた家具が流行しました。
堅くて彫りの装飾もしやすいオーク材を使った家具や椅子は、脚や木扉、引き出しの前板などにも見事な彫りの装飾が施されたものが多く見られます。
02.
濃い茶色
チョコレートのような濃い茶色が定番の、英国アンティークスタイル。
落ち着いた色合いが日本らしい和室の雰囲気にもピッタリで、英国デザインの家具でも畳のお部屋に違和感なく似合います。
日本のお家にも似合う小ぶりな家具も多く、実は日本人にもとても使いやすいんです。
03.
代表的な英国アンティークスタイルのデザイン
英国アンティークスタイルには、彫りや挽き物細工の装飾が施された家具や椅子が多く見られます。
重厚感のある英国アンティークスタイルの、代表的な装飾をご紹介します。
バルボス
ツイスト
リネンフォールド
球根のような形をした脚のデザインで、彫りがたっぷり入ったものも多く、ダイニングテーブルや椅子の脚などによく見られます。
クルクルとまわっているようなツイストデザインは、イギリスのお菓子の形から生まれた伝統的なデザインです。
布を折りたたんだようなリネンフォールドの装飾は、家具だけでなく、お部屋や廊下の壁などにもよく使われました。