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お部屋をおしゃれに魅せる照明の選び方
「お部屋をおしゃれにしたいけれど、どうすればいいんだろう・・・」
と思っている方は多いと思います。「お家のインテリアを全部変えないとムリ!」とか「リフォームしないとムズカシイ」と思って、結局、何もできない方にオススメしたいのが、照明をかえることです。
照明をかえることは、とてもムズカしいことに思われがちですが、意外にカンタン!しかも全く同じお部屋でも、雰囲気が大きく違って見えるのでおススメです。
今回は、ご新築やリフォームはもちろん、気軽に交換できておしゃれなお部屋に見える照明の選び方をご紹介します。
Handle 水野 友紀子
~ 照明の目次 ~
point1.多灯照明にする point2.明るさを決める point3.図面上でプランニングする 3-1 図面上で決めるコツ 3-2 失敗しない明るさ選び お部屋別にご提案!おしゃれ照明の使い方 照明器具の種類
照明とは、暗い場所を明るくするためのものと思われがちですが、使い方によっては、明るくするという機能面だけでなく、お部屋をおしゃれに魅せてくれる重要なインテリアの一つにもなります。
その場合に重要なのが、いろんな照明器具を組合わせる多灯照明であること。
いろんな位置から、いろんな灯りで照らすことで、お部屋の中に陰影ができ、ドラマティックな雰囲気を作りだしてくれます。
また、見た目が装飾的でステキな照明器具は、お部屋の雰囲気を作ってくれる重要な存在です。
ところが日本のお家では、指定がない限り円盤型のシーリングライトやダウンライトなど、天井付けの照明器具だけで灯りをとるのが一般的。
というのも、戦後復興の際、限られた物資や資源の中で、効率よくお部屋を明るくすることが出来る蛍光灯を使った天井付けのシーリングライトが推奨されました。
それにより、新しい団地やマンションでも天井付けのシーリングライトが使われるようになり、日本人の生活に根付いていったんです。
蛍光灯の明るさに慣れてしまっている日本では、照明を選ぶ際、明るさを最優先に考えるため、天井付けのシーリングライトだけを取り入れがち。
ところが、ヨーロッパなどの海外のお家では対照的で、いろんな種類の照明器具を明るさが欲しい部分にのみ置き、多灯照明を上手に組み合わせて使うことで、リラックスできるお部屋作りがされているんです。
例えば、天井から吊るすシャンデリアやペンダントライトは、明るくする機能面はもちろん、見た目が美しいので、お部屋全体を華やかに見せてくれる効果があります。
日本ではまだ使い慣れていない方も多いスタンドライトや壁に設置するウォールライトなど、
いろんな照明器具から生まれた光の重なりや影が、お部屋全体に奥行きを出して、ドラマティックな雰囲気を作ってくれます。
また、照明器具によって作り出される「陰影」は、気持ちを和らげてくれる効果があるので、リラックス出来るお部屋を作りたい方には、多灯照明の中で生活するのがオススメなんです。
最近では、日本にも欧米のホテルやレストランが進出してきて、欧米式のインテリアが浸透したことで、多灯照明も見慣れてきました。
けれど、実際に自分のお家に取り入れようと思うと、照明器具の種類はもちろん、デザインも豊富なため、なかなか選ぶことが出来ずに悩んでしまう方も多いんです。
そんな多灯照明ですが、実は簡単なポイントを抑えるだけで、今住んでいるお部屋にも気軽に取り入れることができます。
まずは、照明器具の種類、使い方、照らし方などをご紹介するので、実際にできるところから取り入れて、リラックス出来るおしゃれなお部屋作りを楽しんでみましょう。
照明を選ぶとき、日本の方が一番気にされるのが「明るさ」です。
照明計画を立てる際「暗くありませんか?」と聞かれる方がほとんどですが、明るさを決める指標は、電球のワット数だけではありません。
電球の色や種類、使う照明の素材や形はもちろん、壁や床の色、照明の使い方によっても、明るさの感じ方は変わってきます。
例えば、同じワット数の照明器具でも、天井から照らせばお部屋全体を均等に照らす「主照明」として、
壁面や家具の上など低い位置で使えば、一つの場所を集中的に照らしてくれる「補助照明」として使うことになるので、
明るさの感じ方も違います。
お部屋全体を照らす主照明として選ばれがちな、円盤型の天井付けシーリングライトですが、代わりにペンダントライトを天井から吊るすと光源が下に近づくので、同じワット数であっても、よりテーブルの上などが明るく感じられます。
反対に、天井に近い部分には影が出来て、お部屋全体としては暗く感じるんです。
同じように、壁付け照明器具のような補助照明は、お部屋全体を明るくするものではなく、壁や家具の上などの一部分に光を当ててスポット的に照らすもの。
そのため、主照明と同じワット数であっても、お部屋全体の明るさで考えると、主照明として使う時よりも暗く感じます。
こんな風に、明るさの感じ方にはいろいろな要因があるため、比べることが出来ません。
また、明るさの感じ方は人によって違うため、自分が明るいと感じても、違う人には暗いと感じてしまうことがあります。
一概に判断が出来にくいので、まずは、ここから、ご紹介する一般的な明るさの目安の表を見ながら、自分にあった明るさを決めてみましょう。
明るさの大まかな目安は、1畳=白熱灯40W=LED電球400lm
例えば、6畳のお部屋であれば、全体の明るさの目安は6畳×40W=240Wになるので、40W×5灯=200Wのシャンデリアが1つと、40Wのスタンドライトを1つ取り入れれば基本の明るさが確保できることになります。
新築やリフォームのとき、照明器具を決める時期は、いつが一番いいと思いますか?
大抵の場合、本格的に決めるのは、内装工事に入る段階。
ですが、図面を描いている時に照明の種類や位置を決めてしまわないと手遅れになることも多いんです。
というのも、大抵、図面上では天井付けの円盤型シーリングライトがプランニングされていて、内装の段階になるまで具体的な照明器具選びは後回しにされがち。
ところが、照明器具の取り付けには電気工事も絡んでくるため、配線をしてしまった後だと変更がムズカシく、好きな照明器具を取り付け出来なかった…ということも多いんです。
そうならないためにも、取り付ける位置や数、照明器具の種類などは早い段階で決めておくことがオススメ。
出来れば図面の段階で、遅くても壁や天井が出来上がる前までには、使いたい照明器具と数、設置場所をしっかり決めておきましょう。
もちろん、そんな簡単には決められないという方も多いと思いますが、照明はお部屋の雰囲気を決める重要なポイントです。
せめて、キッチンやダイニング周りだけでも図面と一緒に決めるようにしましょう。
それでは、具体的に図面を使って照明の選び方をシミュレーションしてみましょう。
図面上に描かれている、18畳のリビングダイニングキッチンの照明を選んでいきます。
一般的な明るさの目安が1畳=40Wなので、18畳だと720Wが必要になります。
この720Wを頭に入れた上で、まずは希望している照明器具と配置、そしてワット数を決めます。
【希望の照明器具】
・キッチンカウンターの上・・・ペンダントライト(40W)×2台=80W
・ダイニングテーブルの上・・・シャンデリア(40W×5灯)=200W
・テレビボードの壁・・・ウォールライト(40W)×2台=80W
・ソファ前のローテーブルの上・・・ペンダントライト×1台=60W
・ソファ横・・・スタンドライト 60W
全てを合計すると480Wになるので、お部屋全体に必要な明るさ720Wをカバーするには、720-480=240Wの明るさが必要な計算になります。
例えばダウンライトの明るさを60Wとすると、240W÷60W=4個のダウンライトを配置すれば、基本の明るさが確保できる計算になります。
ダウンライトの数は変更できるので、40Wを6個でも20Wを12個でも大丈夫!明るさが気になる場合は、ダウンライトの数を増やすことで対応しましょう。
お部屋の明るさは単純にワット数だけではなくいろんな要因で決まるので、図面上で見たり、頭の中で想像してもピンッとこなくて不安になるのは当たり前です。
ここからは、明るさは大丈夫かな?という不安を解消するための、明るさ選びのコツをお教えします。
数字だけでは明るさが想像できなくて不安な方は、今住んでいるお部屋を基準に考えるのがポイント。
例えば、実際に普段生活している6畳のお部屋で使っている照明器具が100Wの電球を3個だった場合、明るさの基準は300Wです。
照明器具によって感じ方は多少違いますが、6畳で300Wを基準にし、12畳のお部屋であれば2倍の600W、24畳なら4倍の1200W・・・という感じで照明の明るさを決めるようにしましょう。
この方法であれば、実際に住んでいるお部屋と同じワット数の明るさになるので、明るさに問題はなく安心です。
新築・リフォームで照明器具を選ぶ際、明るさが不安な方はダウンライトの数を少し多めに設置することをおススメします。
工事が終了後にやっぱり明るさが足りなくて暗いと感じた場合は、もう一度、照明計画を立てて、工事をする必要がありますが、先に多めにダウンライトを設置しておけばそんな不安はありません。
逆に明るすぎた場合は、ダウンライトの電球を外したり、使う電球のワット数を小さなものに変更することで、カンタンに明るさを調整することが出来ます。
天井に埋め込まれるダウンライトは、見た目もスッキリとしていて、お部屋のインテリアへの影響も少ないので安心です。
後から明るさを調整できるツールとして便利なのが、ダクトレール(ライティングレール)です。
ライティングレールの上に照明を複数個、取り付けるのはもちろん、好きな位置に移動させることが出来るのでとても便利!
明るさがどうしても気になってしまう方には特におすすめです。
以上のポイントを押さえて、自分に合った明るさを考えながら、おしゃれな照明器具を選んでみましょう。
照明器具には、いろんなものがあります。
どの照明器具をどんなふうに使っていいか悩んでしまう方にも分かりやすいよう、お部屋別の照明設計の具体例と一緒に、おすすめの照明器具や使い方をご紹介します。
家族みんなが集まるリビングでは、リラックスした時間が過ごせるよう、いろんな種類の間接照明を取り入れるのがオススメ。
天井から吊るす照明や、置き型タイプに壁付け照明など…いろんな場所で照明を使ってみましょう。
(01)ペンダントライトやシャンデリアなど吊り照明
(02)フロアランプやテーブルランプなどスタンドライト
(03)壁付け用のウォールランプ
リビングルームはお家の中で、一番広いお部屋でもあるので、リビングの中心に大きめサイズの吊り照明、ペンダントライトやシャンデリアを設置しましょう。
ソファテーブルの上を明るく照らすのはもちろん、広い空間に素敵なデザインの照明器具が浮き上がって見えて、お部屋の雰囲気を作ってくれます。
ソファの横にスタンドライトを置くことで、テレビを見る時や読書する時、手元を明るくしてくれるのでとても便利。
コンセントを差し込むだけで気軽に使えて、見た目も西洋的な雰囲気のおしゃれなお部屋が作れる、ソファ+スタンドライトの組み合わせは鉄板コーディネートです。
リビングのテレビがある壁面に、1灯、もしくはシンメトリーで2灯の壁付けランプを設置すると、ちょっとこなれ感のある素敵なリビングに。
ウォールライトを取り付けることで、機械的で無機質なテレビがお部屋に馴染みやすくなる効果もあるんです。
また、夜、テレビを見る時に壁付けランプを点灯すれば、壁に広がる光の輪がリラックスした気分にしてくれます。
ダイニングキッチンに特におススメの照明器具はぺンダントライト。
ダイニングテーブルの上はもちろん、最近人気のカウンターキッチンの上に取り入れると、手元や天板を明るく照らしてくれるのはもちろん、見た目も華やかになります。
(01)大きめのペンダントライトやシャンデリア
(02)小さめのペンダントライト
(03)特別な日のキャンドル型照明
ダイニングで使う照明として人気なのが、テーブルの上に吊るすペンダントライト。
キッチンカウンターの上に吊るすものより少し大きめサイズのものがおススメです。
テーブルのサイズにもよりますが、サイズが大きなものは1個、コンパクトなものは2~3個吊るすことで、食事が美味しく見えるのはもちろん、ダイニングがおしゃれに見えてきます。
また、毎日使う場所だからこそ、憧れのシャンデリアをダイニングテーブルの上に吊るすのもおススメです。
シャンデリアと言っても照明器具。
なので、気軽にいろんな場所で使ってみましょう。毎日の食事の時間が、より楽しみになります。
今、大人気のキッチンカウンターの上に、コンパクトサイズのペンダントライトを吊るすことで、スポットライト的に手元を明るく照らしてくれるのはもちろん、カフェのようなおしゃれな雰囲気を作ることが出来ます。
作業台から80~90㎝程度の高さで、視線よりも少し上の位置にペンダントライトを設置すれば、視界を遮ることもなく調理やキッチンでの作業もしやすいです。
特別な日におススメしたいのがキャンドル。
誕生日や記念日など、食卓でキャンドルに火を灯すだけで、特別な雰囲気になって気分が上がります。
だけど毎日、キャンドルを点けるのは面倒・・・と言う方にオススメなのが、キャンドル型のテーブルランプ。
スイッチを入れるだけで、まるでレストラン気分でディナーが楽しめます。
最近はダイニングテーブルの上に小さなペンダントライトを複数並べて吊るすコーディネートが人気ですが、目安が分からない・・・と言う方のために、表にまとめてみました。
テーブルの大きさと、ペンダントライトのシェードの大きさに合わせて、オススメの個数を下の表にまとめてみたので、参考に選んでみてください。
もちろん、これはあくまで目安なので、自分の好みのペンダントライトシェードが決まったら、サイズを確認しながらダイニングテーブルの上で実際にイメージしてみましょう。
自分だけの時間を楽しむ寝室や書斎には、一人の時間をくつろいで過ごせるよう、全体的に少し明るさが落とせるような間接照明を取り入れるのがおススメです。
(01)コンパクトサイズのテーブルライト
(02)スタンドライト
寝る前のリラックスタイムには、メインの灯りを消して使うテーブルランプがおススメです。
本やスマホを見るときに使うのはもちろん、メインの灯りを消して間接照明の灯りだけで過ごせば、お休みの時間まで落ち着いた気分で過ごすことが出来るので、よく眠れるようになります。
書斎や寝室で一人の時間を過ごすために使うパーソナルチェア。
その隣に背が高いフロアランプを1台置いてみましょう。
お部屋のアクセントになるのはもちろん、華やかさがプラスされるので温かな灯りに包み込まれながらリラックスできる個室が完成します。
スタンドライトの中でもデスクランプは、下方向をポイントで照らしてくれる照明器具。
書斎でデスクの上にスタンドライトを置けば、手元を照らす照明として、実用的に使うことが出来ます。
デスクで使うデスクランプは、電球から広がる光の色もポイント!
通常、お部屋で使う間接照明はオレンジ色の温かな光がおススメですが、デスクワークや勉強机で使うデスクライトに関しては、字が見やすい白くて明るい蛍光灯の光がおススメなんです。
デスクランプの明るさも、手元を明るくしたいからと言って、デスク周りを極端に明るくしすぎるのは、目が疲れる原因にもなるのでよくありません。
デスクランプで手元を照らすだけなら、40W(400lm)くらいの明るさで十分。
仕事や勉強をする時に使いやすい青白い蛍光灯の光ですが、逆に、読書をするときや緊張しがちなリモート会議などでは、温かみのあるオレンジ色の光がリラックスできたり気持ちを和らげてくれる効果があるので、電球を入れ換えて使うのもおススメです。
また、デスクランプを置く場所も意外に重要。
例えば、右利きの方の場合は利き手と逆の左側にデスクランプを置いて、椅子に座ったときに、光源が頭の高さくらいの位置になるようにデスクランプを設置するのがポイントです。
置く場所をきちんと意識しておかないと、手や周りのもので影が出来てしまったり使いづらくなることもあります。
デスクランプを快適に使うためのポイントも意識しながら、自分の使い方に合ったデスクランプを選んでみましょう。
洗面所やトイレなどのサニタリーや、階段の踊り場など、狭い空間に取り付ける照明器具は、圧迫感を感じないようなコンパクトサイズのものがおススメです。
リビングやダイニングのようなメインのお部屋だけでなく、パッと目に留まりやすい狭い場所の照明にも気を配ることで、ふとしたときにホッと和めるような空間が作れます。
(01)コンパクトサイズのペンダントライト
(02)壁付けウォールランプ
トイレや洗面所などで使うペンダントライトは、ガラスやビーズのシェードを使うと、シェードを通して広がった光が、天井に美しい模様を浮かべてくれるのでおススメです。
シェードのデザインや素材によっても陰影の形は変わってくるので、明かりをつけたときの灯り方も想像しながらペンダントライトを選んでみましょう。
壁や天井の近くに照明を設置することで、電球から漏れた光が映し出されて、光の陰影も楽しむことが出来ます。
階段の踊り場で使う照明に一番おススメしたいのが、壁付けのウォールシャンデリアです。
明るさを重視する日本では、スポットライト的に照らす下向きを使う場合が多いですが、欧米などで壁に付けるウォールライトと言えば上向きのロウソク型が一般的です。
見た目も華やかでおしゃれなので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
洗面所などのような小さな空間で使う照明は、天井や壁近くに設置するのがおススメです。
シェードの素材にもよりますが、天井や壁の近くに設置することで、灯りをつけたときに、陰影が映し出されて光の輪が広がります。
点灯するたびに楽しくなる照明の灯りが作り出す美しい陰影を楽しんでみませんか?
玄関は、お家の中で一番最初に目に留まる場所。
家族はもちろん、お客さまが来られた際、誰もが通るお家の顔だからこそ、素敵な照明を取り入れてみましょう。
いつも通る玄関で、お気に入りの照明がお家を格上げしてくれるのはもちろん、ホッと疲れた気分を癒してくれます。
(01)シャンデリア・ハンギングボウル
(02)外灯
いろんな人が訪れる玄関だからこそ、ちょっと華やかにシャンデリアを吊るしてみましょう。
点灯している時はもちろん、日中の明かりをつけていない時にも玄関を素敵に彩ってくれるインテリアとして、お家を格上げしてくれます。
さらに、壁の空いたスペースにミラーを掛けておけば、シャンデリアの灯りがキラッと反射して華やかさも倍増!空間に奥行きも出るので、ミラーと合わせて取り入れることをおススメします。
お家を格上げしてくれるアイテムと言えば外灯も重要です。
外観の一部として、お家をおしゃれに魅せてくれる外灯は、デザイン選びも重要なポイント。
ダウンライトのような光が広範囲に広がる照明より、シェードが付いている下向きのウォールランプの方が、集中的に照らしてくれるので人気です。
夜、暗くなってからも、明るく照らしてくれる外灯があれば、足元も確認しやすく、カバンの中のカギなども探しやすくもなるので、安全性や実用性も確保できます。
入り口を明るく照らしてくれるポーチライトは、夜、暗くなった時に足元が見やすくなったり、防犯にもつながる大切な照明器具です。
ポーチライトを取り入れる時の一番のポイントは、取り付ける位置。
ポーチライトは、ドアノブ側に取り付けるようにしましょう。
ドアノブと反対側に付けてしまうと、扉を開いたときに灯りが扉で遮られて暗くなってしまうため、玄関に入る時にも不便になってしまいます。
ひとことで「照明」と言っても、天井に取り付けて使うペンダントライトやシャンデリアから、壁に取り付けるウォールライト、床や家具の上に置いて使う置き型のスタンドライトなど種類も様々です。
それぞれの照明器具の特徴を確認しながら、いろんな種類の照明を組合わせて、おしゃれなお部屋作りを楽しんでみましょう。
ペンダントライトとは、コードやチェーンを使って天井から吊るす照明器具のことです。
デザインも豊富で、ガラス製やホウロウ製、アイアンの装飾が施されたものなど、シェードの素材だけでも様々。
また、お部屋全体を照らす大きなものから、間接照明として飾るように使う小さなサイズまでいろんなものがあるので、お部屋に合わせて取り入れやすいのも魅力の一つです。
シャンデリアとは、もともと電気がなかった時代のヨーロッパで、お部屋や通路を明るく照らすのに使われていたロウソク台をモチーフに作られた多灯タイプの照明器具です。
基本はロウソク型の電球が取り付けられた伝統スタイルの上向きですが、最近では、明るさを求める日本の方も安心の下向きタイプも多くなってきました。
ガラスパーツを使ったものやゴールド色の真鍮、曲線がエレガントなアイアンなど、いろんな素材を使ったおしゃれなデザインのものがたくさんあります。
シーリングライトとは、天井に直接、取り付けて使う照明器具のことです。
コードの付いたペンダントライトやシャンデリアよりも高い位置に設置するので圧迫感がなく、均一な灯りで広範囲を照らしてくれます。
日本のお家では、一般的に円盤型のシーリングライトが天井についていますが、ガラスのシェードが付いたオシャレなシャンデリア型のものや、北欧スタイルのおしゃれなデザインのものも増えてきました。
お部屋の一部を集中的に照らしてくれる照明器具がスポットライトです。
角度を変えることも出来るので、ダクトレールに取り付けた複数のスポットライトの向きを変えながら、希望の場所に直接、灯りを当てることが出来ます。
光を下に集めてくれる筒形のシェードが付いたタイプや、天井に光の陰影が広がるガラスシェードタイプなど、素材によっても照らし方が変わってきます。
大きなボウル型のガラスシェードが特徴的なハンギングボウルは、コードの付いた電球を天井から吊り下げるペンダントライトの一種です。
電球から広がる灯りは、ガラスのシェードを通してお部屋に広がるため、優しい灯りで、シェードのデザインによっても雰囲気がガラッと変わります。
人とは違う個性的なアイテムを取り入れたい方にオススメの照明器具です。
床や家具の上に置いて使う自立式のスタンドライトは、コンセントを挿すだけですぐに使えて、気軽に取り入れることの出来る照明器具です。
机などの上で手元を照らしてくれる下向きのデスクライトから、ふわっとした灯りが広がることで、癒しの空間を作り出してくれるテーブルランプやフロアランプなど、いろんな種類があります。
気軽に取り入れられる間接照明器具なので、ぜひ試してみて下さい。
壁に取り付けるウォールライトは、ヨーロッパなどでは定番の照明器具です。
ロウソク台の形をした真鍮製やアイアン製はもちろん、日本の方にも人気なシェードの付いた下向きタイプなど、デザインもいろいろあります。
下向きタイプの中でも、ガラスシェードが付いたものは、ガラスを通した光が壁に広がって美しい陰影を描き出すので、特に人気の壁付け照明です。
家の入り口のドアや門戸、玄関周りで使う外灯。外で使う照明器具なので、雨風にさらされても大丈夫なように配線加工されています。
また、お家の顔である玄関で使う照明のため、見た目にこだわりたいという方も多い照明器具です。
灯りの付いていない時にも、エクステリアとして外からお家を飾ってくれるおシャレなポーチライトを取り入れて、ステキな玄関を演出してみましょう。
いかがでしたか?
普段、何気なく使っている照明器具ですが、使い方によって、驚くほどお部屋の中はおしゃれに大変化します。
ムズカシク考えずに、まずは自分が簡単に対応できる照明器具を使って、多灯照明にチャレンジして、ステキなお部屋作りを楽しんでみませんか?
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