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ビンテージ家具の魅力・選び方と使い方のポイント
- 水野 友紀子
最近、「北欧スタイル」や「ビンテージスタイル」と呼ばれる、シンプルでカッコいいお部屋作りがとても人気になっています。
インテリア雑誌でも特集を組まれることが多いんですが、そもそも、「北欧スタイルのお部屋とは、どんなお部屋?」「ビンテージ家具とは?」「アンティーク家具との違いは??」など、気になっていることにお答えしながら、ビンテージ家具のことをお話します。
Handle 水野 友紀子
Vintage
ビンテージ家具とは
最近、インテリアでも人気のビンテージ。
「北欧スタイル」や「インダストリアル」と呼ばれるスッキリとシンプルなデザインの家具をまとめて「ヴィンテージ家具」と呼ぶことが多いようですが、そもそも、ビンテージとは、製造されてから30年以上100年未満のものを言います。
それに対し、アンティークとは製造から100年以上経ったもののことですが、あくまでこれは、アメリカの関税に関する法律上でのこと。
アンティークの本場、イギリスでは「100年以上」と言う時間より、大量生産で造られていないものということが重視されているんです。
イギリスでビンテージ家具とは、1950~70年代に造られた家具のことを言います。
この頃、イギリスでは、第二次世界大戦の物資不足が大きく影響し、「ユーティリティ・スキーム」と呼ばれる政府による規制が行われます。
この政策により、英国の家具らしい高級木材が使われた家具や、装飾が凝った美しい家具を造ることが規制され、造り出せなくなりました。
その代わり、構造が簡単で、装飾も少なく、大量に生産が出来る、質と価格を抑えた実用的な「ユーティリティ・ファーニチャー」と呼ばれる統制家具が、第二次世界大戦で破壊された都市部で、失った家屋を建て直す際、普及していきました。
その際、オーク材やマホガニー材、ウォールナット材などの高級木材の代わりにチーク材が使われ、デンマークなど、北欧のシンプルでおしゃれなデザインを使った家具が、英国の熟練した職人の高い技術で造られていきました。
戦後の復興期にイギリスの高い技術で大量に生産され、世界各国に輸出されたビンテージの家具は、その品質やデザイン性の高さから、今も世界中で人気です。
\豆知識/
そもそも「ビンテージ(Vintage)」とは、ラテン語で「ぶどうを収穫する」という意味です。
「当たり年のワインは希少価値が高くて高価」なことから、ワインだけでなく家具でも、古くて価値が高いものがヴィンテージと呼ばれるようになりました。
ビンテージ家具に使われた
チーク材のお話
北欧デザインのヴィンテージ家具で多く使われているチーク材は、シソ科チーク属の落葉性高木の総称です。
ミャンマーやインドネシアなど主に東南アジアの熱帯気候の地域に生育している高級木材で、宮殿や寺院などを建てるのに、古くから使われてきました。
水や虫にも強いチーク材は、時間をかけて乾燥させることで安定感が高まるため、時間が経っているものの方が価値があるとされています。
古い建造物や船などを解体したものは、高級材として市場に出回っていましたが、最近は手に入らないことから、人工的に短時間で乾燥させ、安定性を高めてから使われています。
時間をかけて自然乾燥させたチーク材が使われて造られている英国のヴィンテージ家具は、使われている素材の質の良さも人気のヒミツです。
Item
職人技が光る☆
ビンテージ家具の注目ポイント
現代のお家にもすんなり馴染む、シンプルなデザインのビンテージの家具は、今の生活スタイルに合う、機能的で使いやすい所も人気のヒミツです。
デザインだけではなく、ずっと使うことを考えて造られた英国家具の、丁寧で高度な技術レベルの注目ポイントをご紹介します。
itemチェスト
引き出しが付いた、シンプルな箱型タイプのデザインが人気のビンテージのチェスト。
デザインは究極にシンプルですが、美しいチーク材の杢目と、個性的な取っ手のデザインは、現代の技術ではなかなか再現できない職人技が光ります。
さらに、引き出しを開けた時、横から見た時の引き出しも注目ポイント。
台形にカットした板同士を組んで造った「蟻組み(ダブテール)」と呼ばれる技法を見つけることが出来ます。
重いものを入れて引っ張っても、前板が外れにくく、耐久性が高いのが特徴。
世代を超えて使い続けることを考えた、イギリスの家具の引き出しや、日本の桐ダンスで見かける職人技です。
itemエクステンションテーブル
北欧スタイルのビンテージ家具の中でも、一番人気があるのは、エクステンションテーブルと呼ばれる伸長式のダイニングテーブルです。
人気の理由はシンプルで使いやすいデザイン…だけでなく、機能性!
天板を真ん中から左右に開くことが出来、真ん中に天板を一枚足して、大きくすることが出来るエクステンションテーブル。
ポイントは、真ん中に足す天板の動きです。多少、違いはありますが、天板を左右に開くと、追加する天板が出てくるので、クルッと回して天板を伸ばすことが出来ます。
間にピッタリのサイズではめ込むだけでも大変なのに、まるでからくりのように簡単に開いて伸ばすことが出来る天板の構造には、ミリ単位の調整が必要。かなり高度な技術が求められます。
itemサイドボード
北欧スタイルのおしゃれなお部屋作りを楽しむ方が、ポイントと考える家具が、ビンテージのサイドボード。
もともとは、ダイニングルームに置いて、カトラリーやお皿、カップなどを収納するための家具として造られたもの。
なので、引き出しやオープン棚、両開きの扉やフラップ扉に引き戸・・・などなど、使い勝手に合わせていろんな扉のタイプを見つけることができ、たっぷりと収納が出来るようになっています。
最近では、幅の広いビンテージのサイドボードを、リビングのテレビ台として選ばれる方が増えています。
テレビが今のように流通していない時代に造られたダイニング用のサイドボードですが、テレビを乗せれば、ソファに座ったときにちょうどいい高さ。
チーク材の優しい杢目と、時を経て出たツヤが、くつろぎの空間を作ってくれます。
itemディバイダー&
キャビネット
ディスプレイ棚や間仕切りとして使われるディバイダーや、オープンキャビネット。
背が高い家具ですが、デザインがスッキリしているので、圧迫感を感じることなく、いろんなものを収納してカッコよく使うことが出来ます。
日本と違い、家具を捨てるということを考えないイギリスでは、ずっと使い続けることを考えて、買い足ししながら、お部屋全体の家具をトータルコーディネート出来るようになっています。
同じデザインでいろんなアイテムを見つけることが出来るのも、イギリスのビンテージ家具らしさ。
おしゃれなデザインの家具でトータルコーディネートしたカッコいいお部屋作りが楽しめます。
itemビンテージチェア
ダイニング用の椅子として人気のビンテージチェア。
シンプルなデザインの中に見える、スラリと伸びた真っ直ぐの長い足や、ゆるく曲線カーブを描く背もたれなど、職人の高度な技術を見ることが出来ます。
デザインだけじゃなく、形にすることが出来る職人技が光るデザイナーズチェアです。
シンプルデザインの家具や椅子の足でよく見かける、テーパードレッグと呼ばれるストレート脚。
ただ、真っ直ぐにカットしただけではなく、さりげなく先細になっていたり、丸みを帯びていたり、足の先にゴールドの装飾が付いていたり・・・脚のデザインにもこだわりが感じられます。
itemドレッサー
ビンテージのドレッサーは、お化粧するためだけの家具というより、天板が広々としたデスクとして使えるものが多いです。
大きな天板の上で書き物をしたり、パソコンで作業をしたり…資料をたくさん広げて、ミラーが付いた立派なデスクとして便利に使えます。
また、ドレッサーで一番、重要な部分の鏡。ビンテージ家具のドレッサーはミラーがとても大きいのが特徴です。
日本の方に好まれる三面鏡タイプのミラーを見つけることもありますが、基本は、照明や外の光を取り入れながら、お部屋を明るくしてくれる役目のミラー。
同時に、お部屋を広く見せるためのインテリアとして使われます。
「北欧デザイン」×「英国の家具造りの技術」
第二次世界大戦終了後、「物資がない中でも、気軽に使える家具を造りたい」と、デンマークやスウェーデンなどの北欧で、アルネ・ヤコブセンやハンス・ウェグナー、フィン・ユールなどの有名デザイナーたちがデザインした、シンプルでスタイリッシュな家具に人気が高まります。
デザイン面で北欧から遅れをとったイギリスですが、北欧デザインのおしゃれな家具を、高度な技術を持つイギリスの家具職人が造ることで、おしゃれなデザインで質のいい家具が造られるようになり、世界中に輸出されるようになりました。
それまで、一点一点を手作りしていた凝った装飾の英国の家具とは違い、シンプルな北欧デザインの家具は、一気に大量生産することが可能。
また、当時のイギリスの人口は、デンマークの約10倍。
さらに、品質の高い家具を造る家具工場も多かったため、イギリスで造られる北欧デザインの家具の方が北欧で造られる家具よりも、数が桁違いに多く、さらにクオリティも高い!
なので、年月を経た今も、イギリス生まれの北欧デザインの家具がビンテージ家具として残っている数が多いんです。
Brand
英国のビンテージ家具メーカー
今も人気のイギリス生まれのビンテージ家具。それぞれ、造り出された工場によって、造りやコンセプト、デザインなどの違いがあります。
ここからは、Handleでもよくご紹介する、メーカーを中心にご紹介します。
Gプラン
G-plan
1898年創業の英国老舗家具メーカーE.Gomme(イー・ゴム)社が、北欧スタイルのデザインを取り入れて作った家具ブランドが「G-PLAN(ジープラン)」です。
E.Gomme社は、戦後の復興の中で、いち早く家具の大量生産に成功。当時、イギリスで最も大きな家具メーカーに成長しました。
残念ながら1987年には会社が売却されましたが、今も、イングランド西部で「G-Plan Upholstery」がソファを、スコットランドで「G-Plan Cabinets」がキャビネットを作り続け、イギリスを代表する老舗メーカー「G-PLAN」として存在しています。
Point
お部屋全体を
トータルコーディネート!
G-PLANの「G」は、E.Gomme社のG、「PLAN」には「何年もかけてプランを立て、買い足していく家具」という願いが込められているんです。
同じデザインでいろんなアイテムの家具が造られているので、お部屋の家具をまるごとG-PLANで組み合わせて、トータルコーディネートすることもできます。
アーコール
Ercol
イタリア出身の家具デザイナー「ルシアン・アーコラーニ」が1920年に創業したイギリスの老舗家具メーカー「Ercol(アーコール)」。
独創性のあるシンプルなデザインに、丸みを帯びた優しいシルエットが特徴的で、どんな場所にも、どんなスタイルのインテリアにも似合うオシャレさが人気です。
Point
曲げ木
アーコールが有名になったきっかけは、背もたれに曲げ木が使われた椅子、アーコールチェア。
蒸気を当てて柔らかくした木を曲げて作り出される背もたれは、見た目の美しさはもちろん、粘りがあって丈夫!
途中で割れてしまったり、木が元に戻ろうとする力で上手く曲がらないことも多い曲げ木から、アーコール社の技術の高さを見ることが出来ます。
Point
幕板
アーム付きのアーコールチェアがスッキリテーブルに収まるように設計されているので、アーコールのダイニングテーブルには、天板の下に幕板がありません。
通常、無垢材の天板を使ったテーブルの場合、天板が反らないように幕板で調整されていますが、アーコールのテーブルの場合は、幕板がなくても天板が反らない構造になっているので、スッキリ収納することが出来ます。
ネイサン
NATHAN
1916年にイギリスのロンドンで生まれた「NATHAN(ネイサン)」。ロシア出身のバーネット・ネイサンが手作りした家具を販売してから現在に至るまで、スカンジナビアスタイルのチーク材の家具から、ジャコビアン様式のクラシックな家具まで造り続けている英国の老舗家具メーカーです。
第二次世界大戦中は厳しい時期でしたが、パーネットの息子たちが北欧のデザインを取り入れた家具を造るようになって会社は急成長。
1954年にニューヨークで開催された家具展覧会でイギリスの家具を代表するデザインに選ばれたことで、一躍脚光を浴びました。
G-PLANやマッキントッシュと比べると、流通量が少なかったことから、コレクターズアイテムとしても人気のネイサン社の家具。
他のメーカーが解散したり、家具造りをやめている中、ネイサン社は、立ち上げ当時から今までずっと、同じデザインの扉のキャビネットを作り、販売し続けています。
マッキントッシュ
Mclntosh
マッキントッシュ社(A.H. McIntosh & Co. Ltd.)は、1869年にスコットランドのKirkcaldyに設立された家具のメーカーです。
G-PLANのE.Gomme社と並ぶくらい規模が大きい会社だったマッキントッシュ社は、1960年代に、チーク材を使った北欧デザインの家具を数多く造り出しました。
特に、人気の理由は・・・品質!イギリス国内のハイクラスな人に向けた、質の高い家具を造って大成功!
そのため、今でもブランド価値が下がらず、高品質なイギリス生まれのビンテージ家具を求める方から支持を得ているので、マッキントッシュの家具は市場に出てもすぐに売れてしまい、なかなか見つけることが出来ない希少なビンテージ家具です。
現在は公共施設や学校などで使われる家具の製造元として知られています。
Material
ビンテージ風 vs ビンテージ
最近の北欧デザインのビンテージ家具ブームに伴い、いろんな家具店で北欧風のシンプルなビンテージ風の家具を見かけるようになりました。
新しく造られたビンテージ風の家具と、ビンテージ家具の違いは、やはり「素材」の違い。違いを見比べて、家具選びの参考にしてください。
ビンテージ風の家具
北欧デザイン風のシンプルな家具は、大量に生産することが出来るデザインなので、現代の新しい家具でよく見かけます。
一般的に流通している、シンプルなデザインの安価な家具で多く使われているのは「プリント合板」と呼ばれる木目を印刷した紙を使います。
本物の木ではないので、安価で大量に造れる反面、木を使っていないので、木の風合いは全くありません。
プリント合板をベニヤ板やMDF、パーティクルボードと呼ばれる、木を細かくして接着剤で固めたものの上に貼り、同じ家具を大量に安価な価格で造ることが可能です。
その反面、木を使わず、構造上も丈夫ではないため、一度壊れてしまえば新しく買い替える必要があります。
英国のビンテージ家具
チーク材を使って造られていることが多いビンテージの家具。
家具の素材感やデザインにこだわって造られた英国の家具は、デザイン上、スッキリと見えるように、美しい木目の部分のみを使った突板で造られているものも多いです。
木を薄くスライスしたものが突板ですが、日本のものとは違い、ビンテージ家具の突き板は厚みがあります。
また、無垢板の上に突き板が貼ってあるものも多く、英国の家具らしいこだわりが感じられます。
引き出しが蟻組(ダブテール)になっていたり、本体の構造部分の芯材には無垢材が使われていたり、丈夫で壊れにくく、壊れた際も修復が出来るように造られています。
現在、日本で多く流通している安価な家具とは違い、良質な素材を使って造られたビンテージの家具は、造られてから50年近く経った今でも、使い続けることが出来る家具です。
最近、よく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)の中の、使い捨てではなく、使い続けられる家具として、今、注目されています。
Room
ビンテージ家具のある暮らし
最近、ビンテージ家具を使った、シンプルであたたかい雰囲気のお部屋が人気ですが、ビンテージ家具は造られたアイテムの数も多く、年代もアンティークほど古くないため、お部屋の中をトータルコーディネートすることも出来ます。
ビンテージ家具を使った、カッコいいお部屋作りをご提案します。
room1
リビング
G-PLANのサイドボードと背が高いオープンキャビネットを組み合わせた書斎風のリビングをコーディネートしてみました。
ジープランの家具には、いろんなデザインのものがありますが、その中でも黒の色使いがポイントになってカッコいい「Tola&Black」シリーズのサイドボードとローテーブルを組合わせてみました。
背が高いオープンキャビネットは、扉を前に倒せば、ビューローとしても使えて機能的。一緒に組み合わせた椅子も同じG-PLANで黒い革張りを使っているので、お部屋全体を黒でキュッと引き締めてカッコいいリビングに仕上げました。
サイドボードの上の壁面をカッコよくするため、アーコールのオープンラックを使って作った、ディスプレイコーナー。
お部屋の中に遊び心を作るため、好きなものをいろいろ飾って、ディスプレイが楽しめる場所を作るのがポイントです。
シンプルでスッキリとしながらも、おしゃれな雰囲気のリビングで、ホッとする時間が過ごせます。
room2
ダイニング
食事の時間を楽しむダイニングルームの主役は、やっぱりテーブル。
ビンテージ家具の中で、最も人気の伸長式のダイニングテーブル、エクステンションテーブルは、デザインはもちろん、簡単に天板を伸び縮みさせることが出来るので、機能的で便利に使える所が支持されています。
食卓を囲む人数に合わせて、天板を伸長させて使うストレート脚のテーブルは、どんなデザインの椅子と組み合わせても、カッコよくおしゃれ。
同じくビンテージの椅子を組み合わせることで、座面が挿し色になって、おしゃれ度UPのカッコいいダイニングがトータルコーディネート出来ます。
ビンテージ家具に似合う、同じ時代に生まれたホーンジーの陶磁器。
北欧のテキスタイルデザインの幾何学模様がおしゃれなビンテージ食器は、家具と同じく、コレクターに大人気です。
チーク材のテーブルの色にもよく似合い、おしゃれな食事の時間を彩ってくれます。
room3
寝室
使い勝手のいいビンテージのチェストを中心に、寝室をコーディネートしてみました。
ビンテージ家具の中で、数が少なくあまり手に入らないライティングビューロー。
北欧デザインのものは、扉を閉じるとビューローに見えないので、デスクとして必要な時以外、スッキリとジャマせず置ける所が魅力です。
お部屋が広い方には、ビューローの代わりに、ドレッシングテーブルを使うのもおススメ!いろんな使い方が楽しめる寝室の家具と一緒に、自分だけの時間を寝室で楽しんで頂けます。
大型のサイズの家具のアイテムが多いビンテージ家具ですが、ベッドサイドに置いて使う、小ぶりなチェストやベッドサイドキャビネットが見つかることも。
数は多くありませんが、現代の生活にも合う、機能的でコンパクトサイズの家具は、実用的でおしゃれなので、いろんな場所で楽しめます。
room4
和室
一見、真逆に見えて、似合わないイメージが強い、畳の和室とビンテージの家具。
組合わせてみると、とても新鮮で、意外なほどおしゃれに似合います。
和室で使う場合、背が高い家具より、低い家具の方がおススメ。目線が下に下りて畳に近くなることで、畳とのコントラストが目立つようになり、よりカッコいい印象が強くなります。
畳の部屋で使う際、天板がガラス板のローテーブルがおススメ!
ガラス越しに和室の畳が見えるので、圧迫感が出ず、よりスッキリのした印象で和室との相性が良くなります。
熱いものや冷たいものを、直接、乗せることも出来て、お手入れもカンタンなのでおススメです。
Photo
ビンテージ家具を取り入れたお家
実際にビンテージ家具をお家に取り入れたお客様のお家をご紹介します。
この度、楕円テーブルと北欧チェア6脚が届き、無事、設置いたしました。
実家のレストランで約30年間北欧テーブルを使っており、私も買うときには楕円テーブルを買いたいとずっと色々探しましたが、貴社の商品を拝見した時、これだ!と思いすぐに引き込まれました。
ここ何十年眠っていた築100年以上の奥座敷を蘇らせたのですが、古くて良いもの同士で雰囲気にぴったり合います。
屋外から垣間見える、家具たちもとても雰囲気あります。
実際に届いた実物もすごく素敵で、ここまで丁寧に扱われてきたものだと伝わってきました。
まだ我が家に来て日は浅いですが、見れば見るほど味わい深く、長く大切に使われていただきます!
滋賀県 Ⅿさま
サイドボード、無事に受け取りました。
G-planの家具は初めてですが、モダンで高級感もあって、とても気に入りました。
最初、我が家の玄関は天井が高いので、高さがもう少しあった方が見栄えがするのではと、気になりましたが、手放す気になれず・・・
家具の上に花を飾ってみたら、丁度良い高さになり、主人も「いいネ」と言ってくれました。
「こんな立派な家具に何を入れるんだ」「靴」「もったいない」と言ってた主人も、翌日、靴をさっと取り出して出勤。
引き戸なのでとても使いやすいです。
熊本県 Sさま
チェスト、フロアランプ他、無事受け取りました。今回も素敵なお品でした。
実はチェストは、他に目的があって購入したのですが、天板が予想外に美しかったので、予定を変更し、リビングで使うことにしました。
なので到着日は、夜までかかってリビングダイニングのレイアウト変更に興じてしまい、ヘトヘトです(笑)
部屋のイメージが変わったので、気分も変わり、なんだか楽しくなってきました。
ヤバイ、ヤバイ。不定期に襲ってくるインテリア熱が発病してしまったかも〜(汗)
ありがとうございました。
鹿児島県 Mさま
いかがでしたか?今、北欧デザインのインテリアが人気ですが、こんな風に歴史と合わせてインテリアを見てみると、また違った目で見ることが出来て、面白いと思います。
北欧のデザインのおしゃれさと、英国の家具造りの技術がコラボして、今もカッコよくありつづけるビンテージの家具のことを知って、今後の家具選びの参考にしてもらえると嬉しいです!
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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