「世界一有名な探偵と言えば??」そう!世界中の誰もが知っているシャーロックホームズです。
実在した人なのかな?と勘違いしてしまうくらい、世界中の人から愛されるシャーロックホームズ。そんな有名な探偵が住んでいたお家がのぞけちゃうのが「シャーロックホームズミュージアム」です。
中は、まるでホームズが今も住んでいるような世界。インテリアも素晴らしくて、ビクトリア期の生活を見ることが出来ます。そんなシャーロックホームズミュージアムを当時の生活スタイルとインテリアを見ながらお散歩しましょう。
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【ロンドンさんぽ】「シャーロックホームズ」博物館
- 水野 友紀子
まず、地下鉄で近くの駅まで向かいます。駅はもちろん・・・ベイカーストリート(Baker street)駅。
何度も聞いたことがあるベイカーストリート駅を降りた瞬間、シャーロックホームズ色に染まっています。
レンガ造りのなんとも風合いある駅の構内。
あっ!ここではホームズを発見!
この絵、ものすごく小さなホームズを重ねて描かれているんです。
そもそも、ご存じかもしれませんが、シャーロック・ホームズ (Sherlock Holmes) は、19世紀後半に活躍したイギリスの小説家・アーサー・コナン・ドイルの作品に登場する主人公の探偵です。
駅を降りると、駅前でシャーロックホームズがお出迎え(笑)
1999年にホームズ生誕150周年を記念して建てられたそうです。
作中の中で、シャーロックホームズと、友人のワトソンが下宿していた場所が「221B Baker Street」
コナン・ドイルが連載していた時代は、ベイカーストリートは85番地までしかなかったのですが、今は221Bがシャーロック・ホームズ博物館になっているんです。
駅からは5分ほどで歩くと・・・
到着!朝早く出てきたんですが、人気スポットなので、博物館の外はいつも行列(汗)
しばらく並んで順番を待ちましょう。
でも、ぼ~っと並んでいてはいけません!隣にあるお土産屋さんに入場チケットを購入しに行きましょう。
入り口がココです。
左側が博物館への入り口、右側がお土産屋さんの入り口です。
博物館の入り口には、ヴィクトリア時代の制服を着た警官が見張っているのでドキドキ(笑)
右側の扉を開けて、中でチケット(£15)を購入します。
建物の上を見てみると・・・レンガ造りでとっても可愛い~!!
2階の窓と窓の間の壁に、丸いプレートが付いているのが分かります?拡大してみると・・・
「221b SHERLOCK HOLMES」の文字。しかも、ちゃんとCONSULTING DETECTIVE 顧問探偵と職業まで記載されています(笑)
これは、「ブルー・プラーク(Blue Plaque)」と呼ばれる青いプレートで、有名な人物が住んだ家や、歴史的な出来事があった場所の建物の外壁に掛けられているものなんです。
どうやら、これを見ると1881年から1904年までホームズはここに住んでいたみたいです(笑)
ブループラークが設置されるなんて、さすがホームズ!やっぱり、実在していたんじゃない?!って思ってしまう~
長い行列を待っている間、時間をつぶすためのお楽しみもあります!
入り口のスコットランドヤードの衣装を着たドアマンと入り口で記念撮影が出来るんです!
もちろん子どもは大喜び!
おっさんも大喜び(笑)
ちなみに、帽子もちゃんと準備がしてあって、貸してくれるんです。
ホームズとワトソン、それぞれの帽子が借りれるんですが、やっぱりせっかくだったらホームズ☆
頭が大きくて、帽子が入らない酒井さん(笑)被れない帽子をガンバって頭の上にのせてホームズ気分で記念撮影です(大笑)
こうやって時間をつぶしている間に、いよいよ、順番が回ってきました!
それでは中へ入ってみましょう!
アイアンの門も足元のチェッカー柄のタイルもめちゃくちゃ可愛いんです。
ホームズのセンスの良さ?を感じてしまう~
入り口はこんな感じ。ブラック色のドアにゴールドの金具がキラッと輝いてカッコいいでしょう~
フックボードとさらに奥にはステッキスタンドを発見。
反対から見てみると、ドアの上にはステンドグラスで番地「221B」の文字が。
玄関にはとっても可愛いランタン型の照明。アンティークでよく見かけるアイテムがこうやって実際に使われているのを見ると勉強になります。
奥の階段を上がって、博物館の中へ。階段の途中で、プランツスタンドを発見!
真鍮のプランツボックスにお花を入れて、下に大きめのドイリーを敷いて使われています。
階段にあるだけで、なんだかホッとする~こんな風に階段の途中に置いて使うんだな~とまたも勉強になりました。
さぁ、2階に到着です。2階は、ホームズとワトソンが共有していた書斎。
書斎や寝室が再現されているんですが、まるで、実際に住んでいるんじゃないの?って思うくらい、所狭しと家具が置かれ、見学の人でごった返しています。
家具や照明の使い方が、めっちゃくちゃ勉強になる~!!
2灯の壁付けシャンデリアを、こんな風に隣同士で並べて使うなんて、私には思いつきませんでした(笑)
まるで4灯のロウソクが灯っているみたいです。
そして、壁付けシャンデリアの下に置いてある家具を見て・・・ビックリ☆
めったに見かけない高級家具、クレデンザだったんです。
うちのお店にもめったに連れてくることが出来ない天板が大理石になっていている美しい家具。
上に乗せてあるものを見ると、大理石の上は、水がこぼれてもいいサーブ用に使われていたみたいです。お酒の瓶やポットなどが置かれています。
キャビネットの扉にはガラスが張られていて美しい・・・さすが高級家具クレデンザです。
ここはダイニング。テーブルの上も、英国らしくシルバーと陶磁器のテーブルコーディネイト。
プレスドグラスのキャンドルスタンド&フラワーベースも使われています。
そして、椅子の背もたれを見ると・・・クイーンアンチェア!!
こんな風にシャーロックホームズが使っていたと思うと、ますます素敵に見えてくるのは私だけ?(笑)
ちなみに、ここはロンドンのお家らしく、とても狭いので、なかなか全体が撮れないんですが、奥の方にセティのアームの部分が見えます。
この机の上には天秤や顕微鏡が。化学実験が大好きだったホームズは、ここで実験しながら物的証拠?を探っていたのかも?!
しかも、その前には、ホームズが時々演奏した名器、ストラディバリウス?!
壁の照明を見ると、日本ではほとんど使うことがない、シェード付きのアッパータイプの壁付けシャンデリア。
イギリスのお家ではよく見かけますが、こんなにアームが長いものをアッパータイプにする発想がスゴイ~ガラスのシェードは、まるでチューリップのお花が咲いたように見えて可愛いんです。
実は、ここは暖炉になっていたんです。
暖炉の前には、ファイヤースクリーンと真鍮の暖炉グッズが。そして、写真には撮れなかったんだけれど、暖炉の前にはナーシングチェアが2脚置いてあるんです。
暖炉に当たりながら、お茶を飲んだり、バイオリンを弾いたり・・・そんな風に過ごしている2人の様子が見えてきます。
暖炉を囲うマントルピースの上にはいろんな調度品が並べられていて、キャンドルが置かれています。
壁には大きな鏡!昔のお家は、今のように明るくなかったので、こんな風に、鏡の前にキャンドルを置いて、反射させてお部屋を明るくしていたんです。
マントルピースって、日本でいうと「床の間」のようなもの。ここに自慢したいものを、遊びに来た人みんなに見せれるよう、飾りながら置いていたんです。
マントルピースの下の棚を見ると、ベルやオブジェなどの真鍮のグッズがいろいろ並べられています。
もう一つ、暖炉の前の立派なデスクの上も生活感ある~(笑)
気になるのはこのデスクの美しさ。とても上品なマホガニー材の杢目が美しいデスクです。高そう(笑)
残念ながら光っていて見えないんですが・・・「マスグレイヴ家の儀式書」に出てくる鉄砲で壁に撃ち込まれた弾丸の跡「V.R」(ヴィクトリア女王)の文字です。
一つ一つ、演出が細かい~!
ちなみに、この窓枠に大きく反応していた主人(笑)
スチールの枠に、パテでガラスを取り付けている、昔ながらの窓なんです。
実は、この古い窓枠に憧れ過ぎて、Handleの旧店舗の窓も、オーダーしてこの窓枠にしてもらったんです(苦笑)
日本では見かけることがほとんど出来ないけれど、やっぱりカッコいい~!外から見ていたバルコニーのグリーンも、お部屋から見てもステキです。
さぁ、ホームズの寝室にやってきました。
壁紙の雰囲気がゴロっと変わって、ここはグリーンで落ち着いた雰囲気。うちのお店でもよく見かけるドレッシングチェストが主役になっています。
鏡の前には、もちろん・・・キャンドル!
ステキなベッドもあります。ベッドの上には細々とした小物もいっぱいなんです。
ベッドの脇にはサイドテーブル。サイドテーブルの上にはプレスドグラスの水差しが見えます。
寝室の暖炉は、お部屋のコーナーを生かした小さなタイプ。ここにもしっかり壁付けシャンデリアが付いています。
もちろん上向き!しかもミラーの前には・・・そう!キャンドルスタンド。必須アイテムです。
反対側のコーナーには、超わたし好みのステンドグラス扉の壁付けコーナーキャビネット。
その下には・・・
コーナー用の洗面台!まだ、洗面所がない時は、こんな風に大きな陶器のジャグと洗面器を置いて、洗面所のように使われてたんです。
実際に使われているように見えると素敵だな~って。
真ん中の棚にはドイリーが敷かれています。マホガニー材の贅沢なウォッシュスタンドに真っ白なドイリーが似合う~
見上げると、ここにも素敵なシャンデリア。ちょっとハンギングボウルに近い形です。
さぁ、3階にあがります!3階には、ワトソン博士の部屋と、大家さんのハドソン婦人の部屋があります。
すっごくステキなキャビネットが並んだコーナー。
壁付けの小さなキャビネットの中にも、いろんなものが飾られていてステキな雰囲気です。
キャビネットの中も灯りが付くように細工されています。こうやって、点灯させると、ムーディーな雰囲気でいい感じ・・・
キャビネットの中を見てみると、上から素敵な陶磁器やガラス製品、医療関係のものがいっぱい入っています。
このキャビネットもマホガニー。ホームズだけじゃなく、ワトソン博士も家具選びにこだわってる~
あれ?!下の棚に見える、とっても大きなカップのような形の陶器は・・・!!もしや~?!あっ!隣に使う場所を発見。一体、何に使う陶器だと思いますか??
実は、右側の家具で使うための陶器です。キャビネットの真横にあるコレ。なんだと思いますか?
実は・・・昔のトイレ!!
さっきの取っ手の付いた大きなポットは、チェンバーポットと言って、ここで用を足していたもの。
このアンティークのトイレは、時々、買い付けに行った時に見かけることがあるんですが・・・さすがに買い付けて来る勇気がない~(笑)もし、ご希望の方がいらしたら、オファーください。連れて帰ってきます。
そして、左側を見ると、またも暖炉!
暖炉の横には、暖炉で使うグッズ&家具が置かれています。どちらも買い付けで見かけるもの。近づいてみると・・・
立派な立派なコールボックス。
下の取っ手を手前に引くと、石炭が中に入っていて、暖炉にくべれるようになっているんです。
今も人気のアンティーク家具で、現代は石炭ではなく、ゴミバコに使ったり、スリッパを入れて使われる方が多い家具です。
このコールボックスも高級なマホガニー!しかもミラーが付いているゴージャスバージョンです。
ミラーの前に置いてあるものをよく見ると・・・そうです!真鍮で出来たキャンドルスタンド!ミラーの前は、必ずキャンドルスタンドが付きものです。その下にはドイリーが敷かれています。
暖炉の前に必ず置いてあるのが、私がよく買い付けで連れて帰ってくる真鍮グッズ。大きなバケツがコールボックスで、ここに石炭を入れて運んできます。
コールボックスの中にはちゃんと火おこしの器具が中に入っています。
そして、小さなマントルピース。さっきお話ししたように、マントルピースは、日本の床の間。なので、ここにもいろんなものが飾られています。
マントルピースの両脇には、今度は下向きの壁付けブラケット。
こうやって見ていると、マントルピースの両脇に壁付け照明は、ビクトリア期のお家の必須アイテムです。
さぁ、ワトソンの書斎「Dr. Watson's room」です。医師だったワトソンのデスクにもいろんなものがゴチャゴチャ置かれています。
デスクの横には壁付けのコーナーキャビネットとファイヤースクリーンが。
このコーナーキャビネット、アンティーク家具屋の目で見ると、かなりスゴイ!
だって、ガラスが90度湾曲しているのが分かりますか??この湾曲ガラスって、今、作ろうと思うと、何十万円もかかってしまう高級品!一枚、一枚、型をとってガラスが作られていた頃のガラスだから、手に入る貴重なガラスなんです。
そして、私が大好きなウォッシュスタンド。上には血圧計や医学書が置かれています。
さらに、隣に置かれているのが・・・
ステンドグラスの扉の本棚。この本棚も、ウォッシュスタンドも・・・超わたしの好み!(笑)どうやら、ワトソン博士と私のインテリアの趣味はとても合うようです(大笑)
キャビネットの中を見てみると、上から素敵な陶磁器やガラス製品、医療関係のものがいっぱい入っています。これも、理系女子の私好み(笑)
本棚の横には、男性のための身だしなみミラー、シェービングミラーが!こんなオシャレな家具を並べて使っているなんて、ワトソン博士はめちゃくちゃオシャレな英国紳士だったに違いない!
家具の趣味が合うだけで、惚れそうです(笑)
こうやってお部屋全体を見てみると、ホームズのお部屋はマホガニーやウォルナット材を使った英国クラシックスタイルの家具が多くて、ワトソン博士のお部屋は、オーク材を使った英国アンティークスタイルの家具で統一されています。
同じお家でも、お部屋のインテリアには、それぞれの個性が見えて、面白いんです。
ココは、下宿の女主人、ハドソン夫人の部屋、マントルピースも女性らしく白くてかわいい雰囲気です。
そして、マントルピースの壁には・・・そう!2灯の壁付けシャンデリアです。
出窓を見てみると、奥に見えるのは、ホームズの胸像
出窓の前に可愛らしいオケージョナルテーブルが置かれていて、デスクとして使われているようです。デスクチェアに使っているのが、ツイストの椅子。
ここに座って窓の外を眺めながら、仕事したいな~
!!!私の夢をさっそく叶えている長男を発見(笑)
どうやら、ここにはノートが置いてあって、自由にホームズへの想いをノートに書きこめるようになっているみたいです。
彼が何を書いたのか?!それも、日本語で書いたのか?それとも、英語で書いたのかはわかりません・・・(笑)
デスクの脇には、天板の象嵌が美しい天板!八角形の美しいテーブル。贅沢にもプランツスタンドに使われています。
植物が入っているポットを見ると、これまた真鍮。その下にはドイリーが敷かれています。
ここは、ホームズに関するものが展示してある場所。このガラスケースは、どう考えても高い・・・(汗)
壁に付いているシェルフには、シャーロックホームズの作品のタイトルをイメージさせるオブジェが飾られています。
ホームズファンの方、分かりますか?
こっちのガラスケースの中には、本の中に出てきたホームズの鉄砲などの小物類が並べられています。
壁面に飾られているのは解説書。「ホームズ物語のわき役たち」と題して、日本語と英語での解説が書いてあります。
天井を見ると、真鍮の下向きの美しいシャンデリア。これだったら、日本でも使いやすそうだな・・・って思いながら見ていたら!!1個だけシェードが違う!きっと割れてしまったのかな?
英国のシャンデリアは、天井への取り付け箇所が美しく見えるように、大抵、美しい装飾、メダリオンが付いています。
さぁ、4階へ行ってみましょう!
ところが・・・4階は登場人物たちが蝋人形でリアルに再現されているんです。
これが、なかなかリアル感があって、子どもには怖いらしく、末っ子が大泣き・・・
ということで、写真は一枚もありません。
大慌てで5階へ!
5階の屋根裏?にはサニタリールーム。でも、ホームズが住んでいた頃は、さっきお話ししたようなトイレなので、これはかなり最近のモデル(笑)
便器も洗面所の模様も可愛い♪
いかにも屋根裏って感じの三角屋根。ハリーポッターを思い出すフクロウもいます。
さぁ、ここで終了!階段を下りて、お土産屋さんを見に行きましょう。
階段を下りる途中も楽しい~壁付けのシャンデリアに古いシェードが被せて合って、これまた私の好みなんです。
階段の角には、必ずプランツスタンドと植物が。そして階段の壁にはいろんな額が飾られています。まるでギャラリーみたいでステキ。
うわっ!ビックリ!!給仕の少年の蝋人形が待っていました。
蝋人形・・・怖い・・・(汗)
やっとギフトショップまで下りてきました。蝋人形にビビッてしまった末っ子(笑)ちょうど彼にピッタリの小さなサロンチェアを発見。座ってしばらく気持ちを整えます(笑)
その間に、私はお買い物。シャーロックホームズに関する、いろんなグッズが売っていて、どれもこれも欲しくなってしまいます。
ギフトショップの家具も素敵!ツイストが美しいキャビネット。こんな家具、買い付けに行ってもなかなか見つけられません。
さりげなく気になる真鍮の傘の形をした傘立てや灰皿。とっても可愛いです。
お土産屋さんのインテリアもめちゃくちゃ素敵!天助を見上げると、コンサバトリーになっていて、空が見えて明るい~。
ここにもマントルピース!もちろん、上向きの壁付けシャンデリアがシンメトリーに配置されています。
棚の上にはお土産が飾られているんですが、それだけで可愛く見える~!
お土産を抱えて、やっと落ち着いた末っ子ですが、まだ蝋人形がどこからか出てくるかも・・・とドキドキの様子です(笑)
今回、ご紹介したシャーロックホームズミュージアムのような、ビクトリア期のお部屋のスタイリングをご紹介します。さっき見たようなお部屋が、実際に簡単に作れるので、参考にしてみてください。
ワトソン博士のお部屋にあった、ウォッシュスタンドとガラスのブックケース。
ウォッシュスタンドは、洗面台として使われていた家具。なので、水が飛んでもいいように、天板が天然大理石、立ち上がりの部分にはタイルが張られています。
ワトソン博士のお部屋では、本棚として使われていて、上には血圧計が置かれていましたよね~。アンティークのガラス扉の本棚はこの時代の人気家具。いろんなガラスのデザインがあります。
ホームズのデスクをイメージして作ったお部屋。ホームズはとても美しいマホガニー材のデスクを使っていました。一緒に組み合わせたチェスターフィールドの革張りチェア。やっぱり英国スタイルにはこの革張りの椅子が似合います。
隣に置いたガラスのキャビネット。ここに本を入れるだけで、一気に勉強?したくなる?かも??
ホームズのダイニングに使われていたクイーンアンチェア。アン女王時代を代表する女性らしく優雅な椅子を使ったダイニングで、シャーロックホームズは何を考えながら、どんな食事をとっていたんだろう・・・
そして、寝室にあったドレッシングチェストとコールボックス。
写真には写しきれなかったんだけれど、美しいセティに座って、ホームズはくつろいでいたそうです。
玄関にあったのがホールスタンド。あと、ツイストの脚の椅子もステキに使われていました。
この時代らしいいろんなデザインの家具を置くだけで、重厚感があふれる玄関が出来上がります。
暖炉の横で見かけた真鍮製のコールボックス。傘立てとしても大人気のアンティークです。
今回、いろんな場所で見かけたのがコレ!マントルピースを置いた壁にミラーもしくは絵を飾り、シンメトリーになるよう壁付けのシャンデリアを2灯設置します。
これだけであっという間にビクトリアンスタイルのお部屋感が一気に高まります。
マントルピースじゃなくても、こんな風にソファを置いた壁の真ん中にミラーを置いて、シンメトリーに壁付けシャンデリアを飾ってみてもステキです。
他にも参考になる英国スタイルのお部屋をご紹介していますので、のぞいてみてください。
最後に、みんなで記念撮影。ロンドンに行かれた際は、ぜひ、立ち寄ってほしいシャーロックホームズミュージアムでした!
住所 221b Baker St., London NW1 6XE
TEL (020)72243688
時間 9時30分~18時
入場料:大人15ポンド、子供10ポンド(16歳未満)
HP http://www.sherlock-holmes.co.uk/
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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第521010008980号
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