もともとは、名前の通りキッチンやファームハウスで使われていた作業用の椅子だから、どれもこれも、置いておくだけで、なんだかほっこりしちゃう雰囲気を持っているキッチンチェア。
背もたれのデザインもいろんな形があって、共通点がありそうで、実はあまりない。どれもこれも「キッチンチェア」と呼ばれちゃうから、正直、分からないものは全部「キッチンチェア」と呼べば間違いがないくらい(笑)
ただ、脚の形が独特のポコポコっとした丸い可愛い雰囲気。そこに、いろんな色のペイントが施されていることだけは共通。
多分、もともとは木の色だったであろうキッチンチェアは、DIYの国、イギリスの人によって、キズが付いたり、時には飽きる度に、好きな色に好きに塗り替えられて、大切に使われてきた。
だから、何層にも塗り重ねられた色が、時代を経たことで、ちょこっと剥げていたり、キズが付いている部分から見えると、アンティーク風の椅子では決して出すことが出来ない、何とも言えない風合いを醸し出してくれる。
オーク材やマホガニー材みたいに高級材で造られたイスのような雰囲気は全くないけれど、逆に自分流のスタイルを貫いているって感じが、何より個性的で大好き!
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脚の形が素朴で可愛いアンティークのキッチンチェア
- 水野 友紀子
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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