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インスタ映えするお部屋のディスプレイ方法について
- 中嶋 美幸
こんにちは。ハンドルの中嶋です。
せっかく素敵な家具や雑貨を置いたら、写真を撮って自慢して欲しいと思っているんですが、
なんだかオシャレな部屋に見えない・・・
ディスプレイってムズカしそう・・・
センスがないから私には無理・・・
と悩んでいませんか?
実は、コツさえ押さえれば、誰でもインスタ映えする素敵なディスプレイで写真を撮ることが出来ます。
ポイントを押さえて、今日からオシャレな部屋を楽しんでみて下さい。
~ 写真の撮り方の目次 ~
まずはディスプレイ。お気に入りの雑貨を、そのままポンッと置くだけでもいいんですが、ステキに魅せたいのであれば、素材を揃えて置くことがポイントです。
ガラスや陶器、木製のものや食器など、同じ素材のものを揃えて置くだけで統一感が増します。
~ヴィンテージの食器~
オシャレな食器は同じデザインのものをいくつか集めて、まとめて同じ場所に置きましょう。
写真はヴィンテージの食器ですが、この年代のものはデザイン性が高く、置いておくだけでオシャレ。
もちろん、1個だけを置いても存在感はあるのですが、同じシリーズをいくつか集めてまとめて置くと、より印象が強く、迫力も出てよりオシャレに見えます。
~木製のアルファベットモチーフ~
アンティーク雑貨で人気のアルファベットモチーフも、一文字だけを置くだけでは印象が弱くなります。
文字に自分の名前や好きな言葉、イニシャルなどを集めて、何個か数を並べて置いてみましょう。
アクセントに真鍮の小物をプラスすると、よりおシャレ感が増します。
~プレスドグラスを使って~
普段は実用的に使うアンティークのプレスドグラスも、いくつかまとめて飾るとオシャレに見えます。
ガラスには色がないので、いろんな形を集めて、コンソールテーブルやマントルピースの上に置いて見せ場を作ってみましょう。
ポイントになるアイテムはキャンドルスタンド。左右に置くだけで、シンメトリーが作りやすくよりオシャレに見えます!
~おはなしのあるディスプレイ~
時々見つかるプレスドグラスのオブジェ。特に人気のスワンを使って、お話しのあるディスプレイを楽しんでみましょう。
バラバラに飾るよりも、何羽かをまとめて置くことで、より美しく見えます。
季節のお花を飾れば、まるで水辺を泳ぐ二羽の白鳥の親子が優雅に泳いでいるお話しが浮かんできます。
~形や色が違うアンティークのビン~
小さなアンティークのビンも、大きさや形の違うものをいくつか並べて窓辺に置くと、動きが出てとてもオシャレに見えます。
そのまま置くだけでもいいですが、時々、お庭に咲いたお花をカットして挿すだけでステキなコーナーが完成。
写真に撮って、みんなに自慢したくなります。
美しく見せたい時に使うと便利なのがシルバーのトレイ。
例えば、小さなガラス瓶をたくさん集めて置くだけでもいいのですが、下にシルバーのトレイを置くだけでディスプレイがより際立ちます。
トレイを使うことでフレーミングと言って、空間の中を少し囲うことができ、ちょっとしたステージのように魅せる効果があります。
アクセサリーを入れるような小さなケースも、そのままポンッと置いておくよりも、シルバーのトレーの上に置くだけで、フレーミングができます。
何気なく置いたものでも、まるでディスプレイされたような美しさ!
お花を飾る際も、トレイの上に置けば水が家具の垂れない効果もあるので、一石二鳥。便利でステキに使えます。
トレイの代わりに、小さな布やドイリー、クロスなどを使って、フレーミングするのもおススメです。
例えば、ドレッシングチェストの上にコットンやパフボールなどを、直接、置くよりも、下に布やドイリーを敷くだけでパッと華やかな雰囲気になるので、ぜひ試してみて下さい。
雑貨をディスプレイするだけじゃなく、家具に収納する場合も、大きな意味でディスプレイしていると考えて並べてみましょう。
例えば、大きなオープンタイプのキャビネット。もともとお皿を立てることが出来るように溝が彫ってあるので、同じ柄や大きさのお皿を立てて並べるだけでオシャレに見えます。
カップ&ソーサーも、ソーサーをお皿立てに立てて、その前にカップを置けば、まるでお店にいるみたいな気分。眺めるだけで幸せです。
ガラスの扉が付いたキャビネットも同じようにディスプレイしながら収納してみましょう。
収納するために使う家具ですが、特に、アンティークのガラスキャビネットの中に入れたものは美しく見えます。
絵柄が見えるようにお皿を皿立てに立てて、カップ&ソーサーは同じものをまとめて置くだけで、「魅せる収納」が出来上がります。
統一感を持たせようと同系色だけでインテリアをまとめがりですが、同じ色ばかりを集めたお部屋は単調すぎて、メリハリがなくオシャレには見えないので、挿し色としてパッと目が惹きつけられる色をプラスしてみましょう。
色を取りいれると言うと、なんだかムズカシク考えがちですが、とっても身近なアイテムで挿し色をプラスすることができます。
~爽やかなブルーをプラス~
色の付いたガラスは、透明感があるので、どんな場所に置いても主張しすぎず、それでいて挿し色効果バツグンです。
窓辺に置いたブルーのピッチャーにお花を生けてあげるだけで、ワクワクする雰囲気に。
同じブルーのシェードを被せたテーブルランプと一緒に置いて、白と茶色の空間に色を足してみました。
~お花で色をプラス~
挿し色をプラスする時、一番簡単なのが、グリーンやお花を飾ることです。
植物のグリーンやお花の鮮やかな色が足されるだけで、一気に華やかな空間になります。
誰でもカンタンに、どんな場所でも違和感なく取り入れることが出来るので、好きなお花や植物をプラスしてみましょう。
~ランプシェードの色をプラス~
茶色の家具で揃えたお部屋に、真っ赤なテーブルランプのシェードを選んでプラスしてみました。
布の雑貨は、色を足すのにちょうどいいアイテム。さりげなく柄が入っているものもおススメです。
チョコレート色の空間にパッと目を惹く挿し色の赤が足されて、よりゴージャスで美しい雰囲気のお部屋が出来上がります。
~挿し色ポスターを使ってみましょう~
実は、お部屋の中で一番広い面積を占めている壁。
お部屋がゴチャゴチャして見えるという方も多いですが、オシャレに魅せるためには、大きな面積を占める壁を、どれだけオシャレに見せるかがポイントです。
ポスターや絵を壁に掛けることもおススメ。特にフランスなどのポスターは色使いがオシャレでお部屋の挿し色にもなります。
~ミラーを使って、広く見せよう~
日本ではあまりミラーを使うことってありませんが、海外、特にフランスのお家の中はミラーだらけ!
昔、まだ電気がなかった時代に、お部屋を明るくするため灯りを反射させるように使っていたミラー。
何もない壁に表情を作ってくれ、さらに身だしなみをチェックするために使うのはもちろん、お部屋を広く見せてくれる効果もあります。
飾るものが多かったり、スペースが狭かったりすると、ごちゃっとした雰囲気になり、せっかくの素敵な家具や雑貨も魅力が半減してしまいます。
ディスプレイ配置の基本パターンとしては2つ。「三角形」と「シンメトリー」です。
1つめの基本の配置は三角形をつくること。三角形の形はどんな形でもOKです。
同じような高さのアイテムを並べるだけだと「置いているだけ」に見えますが、背が高いアイテムと低いアイテムを取り入れ空間に高低差をつけることで空間にメリハリがつきます。
また、同じものを並べるときも、2つよりも3つの方がバランスがとりやすくなるのでおススメ。三角形に並べると空間に高低差ができ安定感のあるレイアウトになります。
並べた雑貨を少し横から見てみると、正面から見たときはもちろんですが、横から見たときも三角形になるように、少し中心をずらして並べるのがポイント。
奥行きが出て、より美しく見えます。数は少なくても高さがバラバラのアイテムを三角形を意識してディスプレイすることで、まとまりのある印象になって、オシャレに見えます。
どんな空間もこの三角形を意識するだけで不思議と素敵な空間がつくれます。
雑貨のディスプレイだけじゃなく、家具を置く場合も 意識するのは三角形。壁も使って、まずは三角形をつくることがポイントです!
ネストテーブルを3つ並べただけだと、それほどオシャレには見えませんが、ポスターを壁に貼るだけで三角形が出来上がります。
シンプルなディスプレイですが、一気に動きが出てオシャレに見える空間を作り出してくれます。
実は・・・ここにはシンメトリー効果も隠れています。
シンメトリーとは、同じようなアイテムを左右対称に並べて配置することです。
左右対称に並べた規則的な配置が、見る人に美しさを感じさせてくれる基本の配置方法です。
オシャレに見せるのが簡単な反面、単調になりやすいと言う落とし穴もあるので、注意しながら配置してみましょう。
シンメトリーを作るコツは、まず、中心を意識することです。
まずは中心に存在感のあるものを置きます。
その両脇にお揃いのアイテムを対に置けば出来上がります。
このときのポイントは、先ほどのポイント!三角形を作ること。真ん中に背が高い家具や、壁にポスターやミラーなどを掛けて高さを出し、三角形を作ると、よりオシャレなお部屋が作れます。
シンメトリーを作って、さらに少し高低差を変えてみたり、中心を少し真ん中からズラしてみたり・・・と、変化を出すと、よりオシャレ感がアップします。
三角形とシンメトリーを意識しながらお部屋をレイアウトしてみましょう。
フォーカルポイントとは、お部屋の中の視線が集中する場所を言います。
背の高い大きな家具や壁にかける絵画、ミラーなどを使って、フォーカルポイントを作ってみましょう。
まず、下の2つの写真を見比べてみて下さい。片方には背が高い家具が置いてあります。
背が高い家具が入るだけでパッと目が集中するのがよくわかると思います。
日本のお家はヨーロッパと比べて天井が低いので、背が高い家具を置くと「圧迫感が出る」と避けられがちですが、実際は、何もない壁は寂しく感じ、オシャレ度は低いです。
背が高い家具を置きたくない場合は、写真のようなフロアランプなど、背が高いものを置くことをおススメします。
これでも十分ですが、さらに大きな家具をプラスすると迫力が出てオシャレ度は増します!
フォーカルポイントの作り方のコツは2つです。
1つめは、お部屋に入ったときに入り口の対角線上に作ること。
2つめは、ソファや椅子に座ったときの正面に作ることです!
ステキなお部屋が完成したら、写真に撮っていろんな人に見てもらいましょう!
「思うように上手く撮れない・・・」
と思っている方!大丈夫です。ほんのちょっとコツを抑えればステキな写真が撮れます!
~カメラの位置を決方について~
まず、空間の写真を撮るときには、カメラの水平と垂直に注意しましょう。ほんの少しでも傾いていると、人は違和感を感じてしまうんです。
最近ではスマートフォンで写真を撮ることも多くなっていると思いますが、スマホのカメラのレンズは、ほぼ全部が広角レンズ。
広角レンズとは近くで撮影しても、広範囲を撮ることのできるレンズなので、近くのものは実際より大きく、遠くのものはより小さく見え、写真が少し歪んで見える特徴があります。
少し後ろに下がったり、正面から撮影するとゆがみを抑えることが出来ます。
また、高さも重要!少し低い位置から撮影すると、オシャレでインテリア雑誌のような写真が撮れます。
~光りに気を付けましょう~
写真を撮る時、フラッシュは使わないようにしましょう。
フラッシュを使ってもお部屋全体が明るくなることはないので、陰が出来てしまい、少し不自然な印象の写真になってしまします。
また、蛍光灯の光は青白く冷たい印象になるので、おススメ出来ません。
お部屋を撮影するときは、白熱灯のようなオレンジ色に近い灯りや、自然光を取り入れると、自然な写真を撮ることが出来ます。
また光源は混ぜないこと!白熱灯を点けた時はカーテンを閉めて自然光を入れないよう注意しましょう。
~3分割法を意識してみよう~
写真の構図の中で一番分かりやすいのが、三分割法です。
たとえばお気に入りの雑貨を一つ置いて撮ってみようと思うと、中心に配置してしまいがちです。
こうすると、変化がなく、あまり面白みのない写真になってしまいます。
三分割法では、写真のフレーム内を上下に3つ、左右に3つに分ける線を引いて、その線が交わるところにモチーフを置くという方法です。
こうすることによって、空間に余白が出来て、グッとオシャレな雰囲気になります。
この方法は写真だけでなく、広告などにも使われていて、身の周りのものを見てみるとけっこうこのテクニックが使われているものも多いんです。
いかがでしたか?基本を押さえれば、意外にカンタンにオシャレな写真を撮ることが出来ます。
せっかく素敵になったお部屋。ドンドン写真を撮って、ドンドン自慢して下さいね♪
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中嶋 美幸
アンティークショップHandle編集ライター
短大で生活デザインを学び、そこで得た住宅の内装や家具の知識をもとに、Handleでお客様担当係を長く務める。
結婚を機に、愛知県に移住。現在、在宅スタッフとして、2人の子育てをしながら、リモートでHandleの編集ライターとして、アンティークに関する知識を中心に執筆中。
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