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家具の配置でお部屋が変わる!プロが実践する家具レイアウト術
- 小澤 真弓

家具屋でありながら、住宅の設計・施工も行えるHandleでは、お客様に図面を送って頂いて相談を受ける事も多いんです。
お客様の中には「自分でやってみたい!」と言う方も多いと思うので、今回、お家の設計図に実際に家具をレイアウトする方法をご紹介します。
まずは図面の縮尺を確認!

お家の図面は、実際の寸法を縮尺して書かれているので、その寸法が定規で計算できるように、まず縮尺がいくつなのかを確認します。
写真にある定規、こちらは通称「三角スケール」といい、建築の図面を見るときに使います。
1/500とあるのは、実際の寸法を500分の1のサイズで縮尺しているという寸法になります。
他に、1/200や1/300など様々あり図面にあった縮尺を探します。
次は、三角スケールに合わせて図面の寸法を変倍します

図面の縮尺がそのまま三角スケールで計測できるようであれば、そのままの図面を使って計測していきます。
でも例えば、図面上で4670のサイズ記載があり、三角スケールの1/500を使って計測すると3660になるとします。

その場合は、三角スケールで測ったときにも4670にしなきゃいけないので、
4670÷3660で計算すると、1.275956・・・・となり、
約127%拡大すれば、1/500の三角スケールで測ったときに図面の数字と定規上の数字が合うという計算になります。
コピー機を使って、図面を拡大します

コピー機の変倍機能を使って、今ある図面を127%拡大します。
そうすれば、三角スケール1/500の規格にあった図面が出てきます。
三角スケールが使えるようになって、ようやくレイアウトのスタートです!
図面上で、家具やソファなどの寸法を記入していきます。

三角スケールを当てながら、リビングやキッチンスペース、玄関など家具を配置していきます。
通路を考えたり、ドアの開け閉め、女性の家事動線、家具の扉を開けたときやテーブルの椅子に座ったときの通路などなど、生活の動線を考えながら、家具をレイアウトしていきます。
こうやってお客様のお家を色々拝見できるのは、実はこの仕事をしていてとってもワクワクする瞬間。自分の家は1つしかないけど、お客様のお家で新築や模様替えを疑似体験できて、本当に楽しい時間なんです。
ご希望のある方には、いつでもご提案させて頂いていますので、お気軽にご相談ください。
インテリア相談の方法
お気に入りのアイテムを見つけた!
「・・・でも、実際にお部屋に入れるとどれくらいの大きさになるか分からない」
「キャビネットとサイドボードを隣に並べておきたいんだけど似合うかな?」
「家具を置いた時、扉を開け閉めしたりすると通路は大丈夫?」
など、家具のサイズは分かっていても、ピンとこない方のために、Handleではインテリア相談を受けています。
まずは図面、お部屋の大きさを送ってください。

お家やお部屋の図面、もしお持ちでない方は、寸法を入れた手書きのものでもOKです。メールやLINEもしくはFAXでお送り下さい。
その時、写真の様に図面の中に壁から壁までの内寸を測って入れて頂くと、より詳しくご提案できます。
お部屋の写真や今、使っている家具や照明などの写真を1~3枚ほど添付して頂くと、お好きなインテリアの雰囲気や窓の位置などもこちらで把握出来るのでご提案しやすくなります。
次に、ご検討頂いている商品を教えて下さい。

お部屋に置きたいと思っているご検討中の家具の品番を教えて下さい。
また、それに伴い、こちらからヒアリングシートをお送りします。
収納家具であれば、何を収納するために使う?
テーブルだったら、ご家族が何人で椅子を何脚揃える予定なのか。もしくは今、お使いの椅子のサイズに合うかどうか。
などなど、ご要望や今の生活スタイルについていろいろお伺いします。
実際の家具の寸法を当てはめます。

家の図面は、実は、建築の図面は寸法が入っていても、縮尺されて表示されているため、普通の定規ではサイズを測れません。
そのため、前で紹介した三角スケールを使って縮尺を合わせて、実際の家具の寸法を図面に落とし込んでいきます。
プロの目線から家具配置をします。

家具は置く場所(スペース)があってもそれだけじゃダメなんです。
実際生活して使っていくためには、例えば扉の開け閉めが可能な空間は十分に取れているか?
またその扉を開けた状態で人は通れるか、またドアの開け閉めは可能か?
引き戸であれば壁にくっつける事が出来るのか?
また、テーブルであれば、椅子の置き方や座ったり立ったりが楽に出来る為の空間が十分に取れるのか?座った状態で後ろを人が通れるのか?
などなど実際使っていくにあたった色んなチェックが必要です。
そこは、建築と家具の両方を携わってきた私達の得意分野。
オーダーキッチンを設計・施工やオーダー家具の販売をしていたプロの経験と、女性ならではの目線でご提案させていただきます。
もし今悩んでいるようであれば・・・
一人で悩んでいないで、ぜひお気軽にご相談下さい。
お客様の素敵なお部屋づくりのお手伝いさせていただきます!
もちろん家具だけではなく、照明に関してもわからない事があればお答えします。
インテリア相談室について、詳しくはコチラをご覧下さい。
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小澤 真弓
アンティークショップHandle店長
短大卒業後、住宅メーカーで勤務。お客様と話をしているうち、もっと身近なインテリアが提案したくなり、Handleへ。
4人姉弟の長女と言う立場から、気が付くといつもまとめ役。
探求心が強く、いろんなものに興味を持つ性格から、インテリアに関する基礎知識から、家具のこと、さらに住宅のことまで、幅広い情報を配信している。
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アンティーク家具Handle
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