日本でも最近になって、少しずつ気にされる方が増えてきましたが、お家づくりの重要なポイントの1つが照明器具選びです。
照明器具の設置は、新築やリフォームの場合、引き渡し直前。なので、それまでにお部屋の雰囲気は大体、決まっていると思われがちですが、照明器具の取り付けによって、それこそ雰囲気が大きく変化するので、とっても重要なポイントです。
ただし、この取り付け段階まできて、照明器具を探しているようでは、器具によっては手遅れ(汗)
以前、お話しした通り、新築やリフォームの場合は、図面の段階で決めておく必要があります。
とは言え、マンションやアパートなどで、すでに配置が決まってしまっている場合など、少しでもお部屋の雰囲気が変わる照明をプランニングしてみましょう。
まず、照明器具には、いろんなタイプのものがあります。日本で新築やリフォームの図面の段階で、プランの中に入っているのは、大抵の場合、天井に直接、取り付けられる円盤形のシーリングライトと天井に埋め込んで使うダウンライトです。
この2つは、直接照明(主照明)として、お部屋全体を明るくする照明器具なので必要不可欠な照明器具ですが、主照明だけでは、お部屋をおしゃれに魅せることは出来ません!
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お部屋をおしゃれに変化させる照明器具の選び方
- 水野 友紀子
日本では、「照明器具=お部屋を明るくするもの」と機能的な面ばかりを重要視してしまう傾向があるため、「この小さなペンダントライトだけで明るくなりますか?」とか「シャンデリアだけでお部屋は暗くないですか?」と質問を毎日のように受ます。
ここでまず大切なのは、「主照明」と「補助照明」を切り離して考えることです。
必要な明るさを採るのに主照明シーリングライトやダウンライトなどを使い、お部屋をおしゃれに魅せたい方は、インテリア面を重視した、補助照明器具を必ず組み合わせるようにしましょう。
その際、日本の方は、照明器具を明るさを採るための道具と考えてしまうため、補助照明にも明るさを求めますが、補助照明は雰囲気を作るための補助的な照明器具。なので、お部屋全体を明るくするための機能的な照明器具ではないということを認識することが重要です。
補助照明を選ぶポイントは、あくまで見た目!見た目のデザインで自分が好きだと思う、オシャレなデザインの照明器具を選ぶことで、お部屋をステキに魅せることが出来ます。
補助照明器具にも、天井から吊り下げるペンダントライト、同じように吊り下げる照明器具の中で、装飾が華やかなシャンデリア、壁に取り付ける壁付けブラケットや、コンセントを差しこんですぐに使えるテーブルランプやフロアランプなど、いろんなものがあります。
いろいろある中から、お部屋のポイントとなる部分に、見た目がおしゃれで素敵な補助照明器具を置くことで、お昼、明るい時にはインテリアの一部として、夜、暗くなってからは、照明器具として灯りと同時にお部屋の雰囲気をステキに魅せてくれる効果が出てくるので、上手に活用しながら、お部屋作りを楽しみましょう。
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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第521010008980号
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