夢を叶えてあとはガマン！予算の抑え方

前回、お家の予算組みについてのお話しをしたのですが、実際、マンションや建売り物件などで、ズバッと金額が出ている時以外の「お見積もり」が必要な新築やリフォームの場合、見積額を見て、想像をはるかに超えた金額に「予算組みどころじゃない～」とビックリされている方がほとんど（大汗）

実際、これだけ家づくりのお手伝いをして慣れている私も、自宅をリフォームする時、予算オーバーの額を知って、一体どうしようかと頭を抱えてしまいました（苦笑）

明細の項目を一つ一つ見ていくと、それぞれ納得出来る金額。なのに、それをトータルすると驚くほどの高額になって、大幅に予算オーバー！というのが大抵の方が、経験することです。

でも、それって当たり前のこと。だって、一生に一度のお家づくり。だから、自分の夢を思いっきり詰め込むのは当たりまえ。

ここで現実を見て、どうしようかを決めればいいんですが、あまりにかけ離れた数字の場合、どうしていいのか路頭に迷ってしまう方が多いんです。

そんな時、みなさん全体的に少しずつ予算を削っていくんですが、それは一番ダメだと私は思っています。

だって、少しずつ削った所で、なかなか予算は落ちません！しかも、せっかく「こうしたい！」と思っていた一番のこだわりの部分も削ってしまって、結局、どこにでもある、自分がこだわった部分がないお家になってしまうからです。

もちろん、予算がある方は夢を全部かなえるべきだと思うんですが、ほとんどの方がムズカシイ･･･「家を建てたら、こんな風にしたかった･･･」と言う一番の夢だった部分も削ってしまったら、心残りになるだけで満足するお家は出来上がりません。

なので、どうしても譲れない部分だけは予算をかけて、それ以外の部分を出来るだけ削ってメリハリを付けて予算組みしましょう！

私の場合、キッチンだけはどうしても譲れなかったので、キッチンの予算を先に決定させて、他でゆずれる部分を削っていきました。

例えば、子ども部屋。子どもたちには申し訳なかったんですが（汗）当時、まだ子どもも小さかったし、うちは長男と次男が4歳違いだったから、受験が重ならない！と言うことで、子ども部屋は1つに。どうしても必要だったら、その時に、寝室をなんとかしようと思ったんです。

でも、今、振り返ってみると、子ども部屋を1つにしたおかげで、みんながリビングに集まる時間が多くて、受験勉強以外で息子が子ども部屋にこもることもありませんでした。

あとは、窓！
わが家は北側にした窓がないので、暗くなることを予想して、屋根の部分に明りとりの天窓を考えていました。

当初は、一部屋に2つずつ10つの窓を考えていましたが、あまりに高額だったので、やめて、2つのみ！ しかも電動のカーテンの取り付けをやめました。

そして、お風呂。
大抵、いいお風呂を見てしまうと、どんどんランクが上がってしまうんですが、いいお風呂は見ない！（笑）

ユニットバスだったら、どれも同じと考えて、一番下のランクだけを見て、色だけを選びました。

そうやって、私のこだわりのキッチンと、主人のこだわり･･･（←山ほどあったんですが（汗）の部分だけを守った結果、満足するお家が出来上がりました。

せっかくのお家づくり。なんとなく全体的に削るのではなく、自分が一番こだわりたい部分だけは必ず残すようにして予算を合わせましょう！