アンティークの照明が調和するお家 Nさま
- 水野 友紀子

新築を決められたNさまご夫妻が思い描かれたのは、イギリスのあたたかいお家。
塗り壁にテラコッタの床、木製のキッチン、そして表情のある梁(はり)――。
濃いブラウンを基調に、ぬくもりのある落ち着いた雰囲気が広がる住まいが完成しました。
中でもご夫妻がこだわられたのは、「照明」です。
あたたかみのある光が家中をやさしく包み込み、お友達が自然と集まりたくなるような、心地よい空間に。
そんな、こだわりのつまったNさまのお宅をご紹介します。
玄関を彩るドアと照明

奥さまが一目惚れされた、バラ模様のステンドグラス入り扉。
お友達が遊びに来られると、必ず注目を集める自慢の扉です。
玄関からもリビングからも絵になる存在です。
玄関にはHandleオリジナルの「コトン1灯」を設置。やさしい光でお客様をお出迎えします。
照明が主役のリビング空間

リビングから見える、バラのステンドグラスの扉。
その横には、ずっと奥さまと過ごしてきたピアノがあります。とてもいい艶が出てきて、奥様と一緒に時を刻んでいます。
ステンドグラスの柄は、ちょっとめずらしい青いバラ。
青と黄色のコントラストが美しく、光が差し込むといっそう引き立ちます。
リビングの中心には、Handleオリジナルのシャンデリア「ラルム」を。
ピアノを置いた壁の照明を中心に、テレビやソファ、シャンデリアなどの配置を決めています。
テレビの上にはアンティークのブラケットライトをシンメトリーに配置。
ガラスのパーツに光が当たると、キラキラと輝いてとてもきれい。
あたたかみのある灯りが、アンティークの魅力をより引き立ててくれます。

Handleオリジナルのシャンデリア「ラルム」。
梁に配線を通して取り付けました。
アイアンの土台と、オレンジ色がほんのり入ったガラスパーツが、ナチュラルな雰囲気によくなじみます。

リビングの照明はシャンデリアと壁付けブラケットだけ。
シンプルだからこそ光の表情がはっきりして、夜になるとほっとできる心地よい空間になります。
暮らしになじむ、優しいキッチンとダイニング

タイルトップのカウンターはウォルナット材。天板が広いので、ご主人さまと一緒に立ってもゆったりと使えます。

「毎日の家事も楽しく過ごしたい」そんな奥さまの思いがつまったキッチン。

吊り下げられたチューリップ型のペンダントライトが、可愛らしいアクセントです。

タイルや木の質感、塗り壁が調和した温かいキッチン。テラコッタの床で、ヨーロッパの雰囲気を再現しています。

ダイニングの上には、ミルクガラスのペンダントライトをセレクト。食卓にやわらかい光を落としてくれます。

ニッチには、ご夫婦の思い出を飾って。いつまでも大切にしたい思い出です。
洗面所もお気に入りの場所に

リビングの入り口に設けられた洗面台。遊びに来た方がすぐに使えるように工夫されました。アンティークミラーと輸入洗面を合わせた、雰囲気のあるコーナーです。

ミラー上にはクラシカルな照明を配置。小さな空間ながら気品を感じさせます。
ぬくもりのある家づくりを振り返って

新築時に「イギリスの温かい家」をイメージされたNさま。
塗り壁や梁、タイル、テラコッタといった素材に、アンティークの照明やステンドグラスを組み合わせることで、家族もお友達も自然と集まりたくなる温かい住まいが完成しました。
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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