ご新築されるお客様から、家具を決める際のご相談を受けて、いつも一番困ってしまうことがあります。
それは、ほぼ、新築やリフォームがお家が完成している状態でご来店され、ご希望の家具が上手く入らないことです。
私が店頭でお客さまに家具をご提案していた際は、必ず図面をお持ち頂いて、実際に図面の中にご希望の家具を描きこんでいました。
まだ、工事が始まっていない方や、始まって間がない方であれば、変更が可能なので、時には、お客様のご希望通りになるよう、図面を少し変えてもらうことも。
でも、変更が無理な完成間近な時期にご来店され、具体的に置く家具のサイズや配置が考えられていない図面に、ご希望通りに家具が配置出来ない場合が一番困っていました。
例えば、具体的にお話しすると
・6人家族なのに4人掛けサイズのテーブルしか置けない図面。
・窓が多く、テレビを置く場所が考えられていない図面
・食器棚を置く場所が全く考えられていない図面
・2人掛けのプチソファしか考えられていない図面
・大きなソファを置くと通路がとれず、座るにはソファを飛び越えるしかない図面
などなど、ご家族の使い勝手に対して、家具が上手く置けない図面になっていることが多いんです。
家がほぼ完成している状態では、枠が決まってしまっているので、どうにか当てはめるしかありません。
もちろん、マンションや建売など、最初から枠が決まっている場合は、当てはめるしかないので、ガマンすることもしかたないと割り切れるのですが、新築やリフォームでわざわざ図面を描くのであれば、図面に家具を当てはめるのではなく、図面を自分たちの生活スタイルに当てはめるべきだと私は思っています。
ついつい間取りばかりを気にしてしまいがちですが、間取りはもちろん、生活する上で、家具や照明などのインテリアも重要です!
そのことを頭に置いて、図面の段階で、自分に必要な家具のサイズやアイテムを先に決めてしまい、図面上に描いてもらって合わせることが一番重要です。
図面と一緒に、生活を考えながら、家具や照明の配置を考えることで、完成した際、使いやすく満足できるお家になります。
ご新築やリフォームの場合、「家具や照明は、家が出来上がってからじゃないと決められない」と思っている方が多いですが、それは絶対に間違いだと私は思っています。
せっかく図面を描くのであれば、図面と一緒に、家具や照明のことを一緒に考えましょう。
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家づくりの成功の大きなポイント!図面と一緒に家具と照明を決めましょう
- 水野 友紀子
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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第521010008980号
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