20世紀を代表する英国の女性陶器デザイナー スージー・クーパーの世界

20世紀を代表する英国の女性陶器デザイナー スージー・クーパーの世界 20世紀を代表する英国の女性陶器デザイナー スージー・クーパーの世界

スージークーパーとは、20世紀を代表するイングランドの陶器女性デザイナーの名前です。

女性がたった1人で立ち上げた、歴史も伝統もない陶器製造所(pottery)で作り出されたスージークーパーの食器は、イギリスのどの家庭でも、毎日の食卓で使われていたと言われるくらい大人気でした。

中産階級の人にはもちろん、ロイヤルファミリーが愛し、最近ではコレクターが増え、大手オークションハウスにも出るようになった、世界中でファンを魅了し続けているスージークーパーの陶磁器。

エリザベス皇太后陛下から「スージー・クーパーがなければ家は完成しないわ」と言われたくらい、たくさんの人に愛されたスージークーパーの魅力について、お話しします。

Handle 水野 友紀子





スージークーパーとは スージークーパーとは
スージークーパーの写真

1902年に生まれ、1995年に92歳で亡くなるまで、長い間、現役生活を続けたスージークーパーは、イギリスの陶器の村、ストーク・オン・トレントで7人兄妹の末っ子として誕生しました。

小さい頃から絵がとても上手だったスージーですが、11歳の時に第一次世界大戦が始まり、同じ年にお父さんを亡くしたため、学校を辞め、家族と一緒に父が残したベーカリーショップや雑貨店を手伝う少女時代を過ごしました。

第一次世界大戦が終わり、家業の手伝いも落ち着いたため、1918年に地元の美術学校に入学したスージーは、芸術の基礎を学び、ファッションデザイナーを目指すことにしました。


グレイズ窯のバックスタンプ

20歳になった1922年、奨学金を得るために学長の紹介でグレイズ窯のペインターとして入社したスージーは、陶器デザインの面白さに目覚めます。

彼女の才能を認めた社長が、ペインターからアシスタントデザイナーに大抜擢!

陶磁器のデザイナーとして数々の展覧会で入賞し、スージークーパーの名前が公に知られるようになっていきました。


スージークーパーのお花が描かれた陶磁器

1929年10月29日の27歳の誕生日にグレイ窯を去り独立。

4日前に世界恐慌が始まったばかりでしたが、「スージークーパーポタリー」を設立し、絵付けだけではなく、自分の作りたいデザインを、陶磁器の生地から自由に作り始めました。

大不況時代にも関わらず、デザインも色彩も甘く優しく、華やか。

お花や動物が自由に描かれた模様がプリントされたスージーの作品は、多くの女性から支持を得て、英国の人々の生活に広まっていきました。


スージークーパーのドレスデンスプレイのプレート

1932年のイギリス産業フェアの際、国王ジョージ5世の妃、メアリー王妃が購入したことで、絶大な支持を得たスージーの作品は一躍「高級品」として認識されるようになります。

ロイヤルファミリーからも愛されたスージークーパーは、1940年に「Royal Designer For Industry」に選ばれ、ロイヤルファミリーのデザイナーとして認められました。

私生活では、1938年に建築家のセシル・ベーカー氏と結婚。

ところが、翌年1939年に第二次世界大戦が勃発し、1941年にロンドンのショールームが破壊され、工場も全焼したため、陶器製造を断念することになりました。


スージークーパーのボーンチャイナ

1943年に長男が誕生し、育児に専念したスージーでしたが、戦争が終結すると、戦争で傷ついた人々の心を癒すのは自然界に存在する色だと考え、アースカラーを中心に作品を作り始めます。

1950年代に入ると、貫入のない丈夫なボーンチャイナの時代が来ることを予想し、ボーンチャイナの会社を買収。「スージー・クーパー・チャイナ」を設立します。

スージーは、デザインだけではなく、企画・構成・生産に至るまで、全てを指揮し、バッキンガム宮殿から注文を受けたり、カナダやアメリカ、オーストラリア、南アフリカにブラジルなどに輸出を行い、人気を集めました。


スージークーパーの絵付け

1972年、70歳の時に功績が認められ、大英帝国勲位を授与されますが、1979年、夫のセシルが亡くなったショックから、4年間創作活動が出来なくなってしまいました。


スージークーパーのパトリシアンローズ

1987年、86歳の時、若い頃から憧れていた王立芸術学院から、最高名誉の博士号を授与され、フリーのデザイナーとしてウェッジウッドと契約を結んだスージーは、1987年には長年住んでいたスタッフォードから離れてマン島に移り、1995年に亡くなるまで仕事を続けました。

日本では、1990年代半ばに「パトリシアンローズ」が火付け役となって、注目されるようになったスージークーパーの陶磁器。ぜひ、実際に使ってみませんか?


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アースンウェアとボーンチャイナの違いについて アースンウェアとボーンチャイナの違いについて

スージークーパーの陶磁器には、ぽってりした雰囲気の「アースンウェア」と真っ白な「ボーンチャイナ」の2種類あります。それぞれの特徴と違いについてお話しします。

アースンウェア(陶器)

スージークーパーのアースンウェア(陶器)

アースンウェアとは、粘土を整形して釉薬を掛け、低温の窯(800~1000℃)で焼いた陶器のことを言います。

1950年代に入るまで、スージークーパーの作品はアースンウェアが中心です。

製造時に出来る凹凸や釉薬の焼きムラが必ず出てきて、土のぬくもりや素朴さが感じられる、ほっこりと焼き物です。


ボーンチャイナ(骨灰磁器)

スージークーパーのボーンチャイナ(骨灰磁器)

ボーンチャイナとは、磁器の種類の一つで骨灰磁器と呼ばれるものです。

最近の磁器は、骨灰は使わずガラス質のものを入れて作られますが、英国アンティークのボーンチャイナは、白色の陶土の中に牛の骨灰を混ぜて焼き上げられています。

イギリスでは良質の磁石が発見できなかったので、代用品として使われたもの。原料の50%を骨が占めているので、高温に強く白いのが特長です。


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スージークーパー作品集 スージークーパー作品集

今までHandleに届いたスージークーパーの作品をご紹介します。
まずは、1930~40年代 Susie Cooper Productions時代の作品です。

1930~40年代のスージークーパープロダクション(Susie Cooper Productions)のデザイン 1930~40年代のスージークーパープロダクション(Susie Cooper Productions)のデザイン
スージークーパーのデザイン、ノースゲイ

1932年に発表された香りの花束という意味を持つ「ノーズゲイ(Nosegay)」。gayには幸せという意味も含まれています。

作品が発表された頃にはハンドペイントが主流だったノースゲイは、その後、リトグラフを使用するようになって、大量に生産することが可能になり、スージーらしい優しく描かれたお花が大人気になりました。

スージークーパーのデザイン、ローレルボーダー

めったに見つけることが出来ないスージークーパーの作品「ローレルボーダー(Laurel border)」

青緑色の釉薬を帯状に塗って、生乾きの状態で、先の尖った金属棒で表面を削る「掻き落とし」と呼ばれる技法を使って、月桂樹(ローレル)の文様が描かれています。

スージークーパーのデザイン、ドレスデンスプレイ

1935年にデザインされた作品、スージーの故郷、イングランドのスタッフォードシャーに咲く4種類の花が描かれた「ドレスデンスプレイ(Dresden Spray)」

エドワード8世が恋人だったシンプソン夫人にドレスデンスプレイのピンクのディナーセットをプレゼントしたことで人気が爆発しました。

スージークーパーのデザイン、ドレスデンスプレイ

1935年頃から製造された、小さなドットが可愛らしいパターンの「グラデーションドット(Gradation dot)」

柔らかな色のグラデーションの縁取りに、さりげなく小さなドット柄が配置された作品は、全部がキレイに整列していないところがスージーらしい作品です。

スージークーパーのデザイン、スウォンジースプレイ

英国ウェールズ地方の海沿いにある美しい港町、スウォンジーに咲く色とりどりのお花が描かれた「スウォンジースプレイ(Swansea Spray)」

1935年に発表された女性コレクターに人気が高いロマンチックな作品には、お花の数や位置が少しずつ違うデザインやカラーバリエーションが豊富です。

スージークーパーのデザイン、ドンティル

通称「ドンティル(Dontilled border)」と呼ばれるこのデザイン。実は、ドンティルとはボーダーデザインという意味で、作品名ではありません。

この作品が発表された1936年頃から、ラインボーダーのドット系のデザインとパステルカラーのフラワー系のデザインを交互に発表していきました。

スージークーパーのデザイン、グレイリーフ

いろんな葉を描いたスージーの作品の中で、一番有名な1936年の作品「グレイリーフ(Grey Leaf)」

風に吹かれてふわっと今にも舞い上がりそうな優しいタッチのグレー色の葉っぱが、まるで鳥の羽のように優しい雰囲気で描かれています。

スージークーパーのデザイン、プランタン

フランス語で「春」と言う意味「プランタン(Printemps)」は、スージークーパーが独立した1936年に発表されたデザインです。

レース模様に小さな雫のような可愛いドット模様の縁取りの中央に、スウォンジースプレイが描かれています。スージーの作品の中でも、最も人気が高いデザインです。

スージークーパーのデザイン、エンドン

スージーが長年住んでいた田舎町の名前が付けられた1938年の作品「エンドン(Endon)」

この年、ショールームを手伝ってくれた建築家セシル・ベーカーと36歳で結婚して、エンドンを離れることになったスージーの想いを名前に託したデザインです。

スージークーパーのデザイン、パトリシアンローズ

日本でスージー・クーパーが人気になったきっかけになったデザインが、1938年に発表された「パトリシアローズ(Patricia Rose)」

スージー=パトリシアローズと思うくらい、スージーの代名詞と言えるサーモンピンクの美しいバラは、華やかで気品がある英国レディのような雰囲気です。

スージークーパーのデザイン、シーアネモネ

1938年に発表されたレアな作品、イソギンチャクという意味の「シーアネモネ(Sea Anemone)」

ゆらゆらと揺れる海の中にいるようなデザインには、海の底に咲く可愛いお花の妖精という意味を持つイソギンチャクとワカメ、さらに昆布が描かれています。

スージークーパーのデザイン、ロングリーフ

1930年代のスージーの作品には葉っぱをモチーフにした作品が多いんですが、その中で、ひときわカラフルな作品「ロングリーフ(Long Leaf)」

ハートにも見える可愛いタッチの葉っぱと、ロングリーフがグリーン、ピンク、イエロー、グリーンで優しく描かれた美しい配色の作品です。

スージークーパーのデザイン、アスタリスク(スター)

1939年の作品「スター(Star)」は、「アスタリスク(星印)」とも呼ばれた人気の作品です。

ブルースターのモーニングセットを国王ジョージ6世とエリザベス王妃がフェアーで購入したことで大人気に。後年はボーンチャイナでも製作され、長い間、支持され続けたデザインです。

スージークーパーのデザイン、タイガーリリー

可憐な中に、第二次世界大戦を生き抜いた女性の強さが感じられる1941年の作品「タイガーリリー(Tiger Lily)」

前年にロンドン大空襲でショールームを爆破され新しいデザインを生み出すことが出来なかったスージーが、平和の象徴とも言える見事に咲き誇る百合を描いた作品です。

この年、女性で初めてロイヤルデザイナーとして認められました。





1940~60年代のスージークーパーチャイナ(Susie Cooper China)のデザイン 1940~60年代のスージークーパーチャイナ(Susie Cooper China)のデザイン
スージークーパーのデザイン、ウィンターサンシャイン

「冬の陽射し」と言う意味「ウィンターサンシャイン(Winter Sunshine)」と名前が付いた1948年の作品は、別名「ファーンアンドドット」とも呼ばれています。

寒いイギリスの冬に、たまに見える晴れた空の柔らかな陽だまりのような、ほっこりとするぬくもりが感じられる暖かい作品です。

スージークーパーのデザイン、ガーデニア

1952年の作品くちなしの花を描いた「ガーデニア(Gardenia)」

ボーンチャイナでティーセットが販売された1年後、スージーの販売戦略で「買う人が好みで、どちらでも選べるように」とアースンウェアーでディナーセットとティーセットとフルセットが販売されためずらしい作品です。

スージークーパーのデザイン、ブルーオーキッド

昔からスージーが大好きな蘭の花が描かれた1953年の作品「ブルーオーキッド(Blue Orchid)」

このデザインは、前年の「ガーデニア」と雰囲気の似た作品ですが、ダイナミックで美しい蘭の花には、スージーらしさが詰め込まれています。

スージークーパーのデザイン、パロットチューリップ

第二次世界大戦が終わって、復興中の雰囲気を華やかに描いた美しい作品「パロットチューリップ(Parrot tulip)」は、1955年からボーンチャイナ、1959年からアースンウェアが製造されました。

縁がギザギザのダイナミックなチューリップからは戦後の生命力が感じられます。

スージークーパーのデザイン、ファーダウン

シダ植物の葉が垂れ下がっている様子を描いた1959年の作品「ファーンダウン(Fern down)」

若いグリーン色のシダの葉っぱと、枯れた葉っぱと実が中央に描かれたシックで落ち着いた色合いの作品です。

スージークーパーのデザイン、ブルーダリア

日本ではめったに見かけない1959年に発表されたレアな作品「ブルーダリア(Blue Dahlia)」

実はお花のダリアには、青い色はないので、ブルーダリアというものは実在しないもの。スージーは「あり得ないもの」と言う意味を含めて作品にしたと言われています。

スージークーパーのデザイン、マグノリア

1951年に発表された日本で木蓮の花を意味する「マグノリア(Magnolia)」

ちょうどこの頃からスージークーパーの作品が陶器(アースンウェア)から磁器(ボーンチャイナ)に切り替わりました。写実的なデザインを試みた記念作です。

スージークーパーのデザイン、アザレア

1951年に発表された「アザレア(Azalea)」。アザレアとは日本でツツジのことです。

同時に発表されたマグノリアのように、ボーンチャイナとアースンウェア、両方で同じ時期に発売されています。

スージークーパーのデザイン、フレグランス

バラとスミレの模様が可愛らしく描かれた、スージークーパーの1953年の作品「フレグランス(Fragrance)」

日本のコレクターにも人気の「芳香」という意味を持つフレグランスを見ているだけで、本当にふわっといい香りがしてきそうです。

スージークーパーのデザイン、レイズドスポット

真っ白いボーンチャイナに小さいスポット(点)がレイズド(突起)している1953年の作品「レイズドスポット(Raised Spot)」

Raised(レイズド)には「人の心を元気にする」という意味も込められています。

スージークーパーのデザイン、ウィスパリンググラス

ささやくような音を立てながら風になびいている高原の草をイメージしたと言われている1954年の作品「ウィスパリンググラス(Whispering Grass)」

初期の頃からスージーが得意としているスポットパターンのデザインの作品です。

スージークーパーのデザイン、ハイドパーク

1959年に発表された「ハイドパーク(Hyde Park)」と名前が付いた作品。

もとは王室所有の敷地だった、ロンドンのハイドパークの秋をイメージした、秋色の枯れ葉が整列するシンプルでおしゃれなデザインです。

スージークーパーのデザイン、サンフラワー

スージーらしい独特の描写で描かれた向日葵の花「サンフラワー(Sunflower)」
私だったら、間違いなくヒマワリ=黄色を使うのに、スージーが向日葵を描くともこんな落ち着いた色で美しいんだな~って、ちょっと感動する作品です。

スージークーパーのデザイン、グレンミスト

スコットランドやアイルランドの谷間の渓谷「グレン」の霧「ミスト」をイメージした1960年の作品「グレンミスト(Glen mist)」

お菓子メーカー、マッキントッシュのビスケットと一緒にセット販売したことで大ヒット!エリザベス女王も購入し1990年までサンドリンガム宮殿で使われていました。

スージークーパーのデザイン、ワイルドローズ

野生に咲くバラをモチーフにした「ワイルドローズ(Wild Rose)」

スージークーパーの作品の中にバラをモチーフにしたデザインはいろいろあるけれど、このワイルドローズは、他のバラとはちょっと雰囲気が違って、素朴な美しさが感じられるところが私は好きです。

スージークーパーのデザイン、タリスマン

1961年に発表された「タリスマン(Talisman)」タリスマンとはお守りと言う意味ですが、デザインはどう見ても薔薇の花の模様です。

この年、スージーの会社に参加する話が持ち上がっていた息子へのお守り的な作品だと言われています。

スージークーパーのデザイン、カティーナ

ブルーのお花が描かれた爽やかな印象の「カティーナ(Katina)」と名前の付いた作品。

バックスタンプを見ると、1951~1966年の作品ですが、それ以外の詳細が分からない所が魅力の、スージークーパーらしい淡い色彩の作品です。

スージークーパーのデザイン、ピオニー

1962年に発表された、ブルー色の爽やかな「ピオニー(Peony)」

ピオニーは芍薬のこと。はにかみ屋の美しい妖精ピオニアが芍薬の花に隠れたと言うイギリス民話から名づけられた花が、とっても大胆に描かれています。

スージークーパーのデザイン、ブレーマー

1964年の作品「プレーマー(Braemar)」。エリザベス女王の母のゆかりの地、スコットランドにあるブレーマー城から名前がついたと言われています。

プレーマーに咲くお花が描かれていると思います。

スージークーパーのデザイン、ヴェネチア

キラキラとしたヴェネツィアの海やゴンドラの船首の飾りを想わせるような渦巻文様が特徴的な1965年の作品「ベネチア(Venetia)」

幾何学模様が斬新だな・・・と思ってよく見ると、渦巻の中心に花の模様が描かれています。

スージークーパーのデザイン、リベリエ

ブラウン色のパンジーが大きく咲いている1965年の作品「レヴェリ(Reverie)」

空想や夢想という意味を含んだ名前から、実際には存在しないブラウンのパンジーを想像しながら描いたと言われています。

スージークーパーのデザイン、アールヌーボー(アートヌーヴォー)

1890~1910年頃にかけて開花した新しい芸術運動の名前が付けられた1966年の作品「アールヌーボー(Art nouveau)」

植物モチーフと曲線ラインを掛け合わせたスージー流のアールヌーボーが表現された作品です。

スージークーパーのデザイン、アイリス

1966年の作品、日本でいうアヤメと呼ばれる花「アイリス(Iris)」

「恋のメッセージ」という花言葉を持つブルー色のアヤメが、何かメッセージを送ってくれているみたいな作品です。

スージークーパーのデザイン、サターン

1967年の作品「サターン(Saturn)」土星と名前が付いた落ち着いた茶色のストライプ模様の中に模様が描かれたデザイン。

お揃いのストライプ模様で水星「マーキュリー(Mercury)」と名前が付けられたブルー色の作品も作られました。

スージークーパーのデザイン、フラワーモチーフ

1967~1969年の作品、いろんなお花が描かれた「フラワーモチーフ(Flower Motif)」

一番有名なのが「スノードロップ」ですが、他にもいろんなお花がたくさんのカラーバリエーションで作られているシリーズです。

スージークーパーのデザイン、ダンベルズ

1968年の作品、ドロップの連続模様がモダンで可愛い「ダンベルズ(Dumbells)」。 ダンベルとは、エクササイズの時に使う、あのダンベル!この色使いが可愛いでしょう~モダンアートを感じさせるデザイン&色使いは、若い世代を中心にスージーの中でも人気が高い作品です。

スージークーパーのデザイン、コリンティアン

1967~68年の作品「コリンティアン(Corinthian)」「コリント」とはアテネやスパルタと並んで栄えたギリシャ南部の都市のこと。

古代ギリシャの建築、コリント式の神殿をモチーフに、建築家の夫と共同でデザインした作品と言われています。

スージークーパーのデザイン、ホワイトフラワー

1968年~70年の作品「ホワイトフラワー(White flower)」ウェッジウッドで製作された作品です。 楚々としたお花のデザインが水色に映える美しい作品です。

スージークーパーのデザイン、フロリダ

独特の模様と色使いが美しい「フロリダ(Florida)」と名前の付いた1960年代後半の作品。

ブルー×ライトブラウンの配色がオシャレで、モダンな雰囲気を感じるデザインに仕上がっています。


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スージークーパーのバックスタンプ集 スージークーパーのバックスタンプ集

スージークーパーの作品には、いろんなバックスタンプが使われています。
バックスタンプを見れば、大体、いつ頃に作られたものか年代が分かります。年代順に見てみましょう。

スージークーパーのバックスタンプ1923~32年(グレイズポタリー)

1923~1931年
ガレオン船(セカンド)
グレイズポタリー

スージークーパーのバックスタンプ1924~1931年(グレイズポタリー)

1924~31年
ライナー
グレイズポタリー

スージークーパーのバックスタンプ1932年~1965年

1932~65年
スージークーパープロダクション

スージークーパーのバックスタンプ1932年~

1932年~

スージークーパーのバックスタンプ1932~1965年

1932~65年
リザーブボックス付き

スージークーパーのバックスタンプ1933年~1964年

1933年~64年

スージークーパーのバックスタンプ1934年

1934年

スージークーパーのバックスタンプ1934年

1934年

スージークーパーのバックスタンプ1936年

1936年

スージークーパーのバックスタンプ1949~1964年

1949~64年

スージークーパーのバックスタンプ1951~1966年3月

1951~66年3月
スージー・クーパーボーンチャイナ
イングランド(ブラウン)

スージークーパーのバックスタンプ1951~1966年3月

1951~66年3月グリーン
スージー・クーパーボーンチャイナ
イングランド(グリーン)

スージークーパーのバックスタンプ1967~1968年

1967~68年
スージー・クーパーボーンチャイナ
イングランド

スージークーパーのバックスタンプ1968~1970年

1968~70年
スージー・クーパーメンバーオブ
ザ ウェッジウッドグループ

スージークーパーのバックスタンプ1969年

1969年
ウェッジウッド
スージークーパーデザイン


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スージークーパーのシェイプ集 スージークーパーのシェイプ集

スージークーパーが独立を思い立った理由の一つがシェイプ。
自分が考えたオリジナルの形の陶磁器が作りたかったスージーが作った代表的な5つのポットのオリジナルシェイプをご紹介します。

ケストレル・シェイプ

スージークーパーのケストレル・シェイプ

ハヤブサの一種「チョウゲンボウ」の名前が付いた形。鳥と同じようにふっくらしたポットのフォルムが特徴です。

紅茶を注いだとき、垂れないように、口の部分が「く」の字になっています。


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レックス・シェイプ

スージークーパーのレックス・シェイプ

恐竜を意味する「レックス」と名前が付いた形は、首の長い恐竜のような長い注ぎ口が特徴です。

ポットの持ち手は取っ手が平行に角ばっているのが特徴。エレガントな印象のシェイプです。


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ファルコン・シェイプ

スージークーパーのファルコン・シェイプ

ファルコンとは、ハヤブサのこと。ポットの摘み部分がリングになっていて、お湯の注ぎ口が反っているのが特徴です。

男性的な名前を好んだスージーらしいネーミングです。


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クエイル・シェイプ

スージークーパーのクエイル・シェイプ

クエイルとは、ウズラのこと。ぽってりした丸いフォルムがウズラの形に似ていることからネーミングされました。


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カン・シェイプ

スージークーパーのカン・シェイプ

カンとは筒型のこと。見たままの姿で「カンシェイプ」と付けられました。後年ボーンチャイナのティーセットによく使われた形で、ウェッジウッドでデザインした陶磁器に使用されました。すっきりしたフォルムが特徴です。


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スージークーパーのある暮らし スージークーパーのある暮らし

スージークーパーのたくさんある陶磁器のデザイン

女性らしいデザインから、シンプルなものまで、スージークーパーは、アースンウェアとボーンチャイナ、それぞれで、数えきれないくらい、いろんな作品を生み出してきました。

思わず集めたくなってしまう、世界中にコレクターの方が多いスージークーパー。実際に使い方を見てみましょう!


飾って楽しむ
スージークーパーの陶磁器をアンティークのキャビネットに飾って楽しむ

自分好みのスージーに出会った時、まずは、飾ってみましょう!

スージークーパーは、クラシックな落ち着いた雰囲気のインテリアにも、ナチュラルで可愛い雰囲気のインテリアにも、どちらにもしっくり似合います。


ナチュラルなパイン材のキャビネット
スージークーパーの陶磁器をパイン材の木のキャビネットに飾る

あたたかい素朴な雰囲気のスージークーパーのアースンウェアは、ほっこりとしたナチュラルな雰囲気のインテリアに、とてもよく似合います。


布張りのディスプレイキャビネット
スージークーパーの陶磁器を布張りのキャビネットに飾る

上品な布張りのキャビネットには、スージークーパーがとても上品に女性らしい雰囲気が際立ちます。


パーラーキャビネット
スージークーパーの陶磁器を濃い木の背板のキャビネットに飾る

落ち着いた濃いチョコレート色の英国キャビネットにも、よく似合うスージークーパー。高級感あふれる雰囲気です。



実際に使って楽し
スージークーパーのティーカップにお茶を注ぐ

もともと、使うために作られた陶磁器。なので、アンティークと言えども、実際に使って楽しんでみましょう。

スージークーパーの作品は、アンティークでしか手に入らないため、キズや割れ、欠けなどは必ずあります。


スージークーパーのティーカップを使ってお茶を楽しむ

気になる方は、アースンウェアより強い、ボーンチャイナをオススメします。

実際に使って使って楽しめば、いつものお茶の時間がより豊かな時間になります。デザインはお揃いでもバラバラでもOK!
自分流の使い方を楽しんでみましょう。



スージークーパーをお揃いで使う スージークーパーのティーセット(アイリスシリーズ) スージークーパーのアイリスシリーズを使ったテーブルコーディネート

もともとは、トータルコーディネイト出来るように、同じデザインでいろんなアイテムが作られたスージークーパーの陶磁器。

偶然、お揃いを見つけた時には、集めて楽しんでみましょう。

スージークーパーをバラバラで使う スージークーパーのティーセット(いろんなデザイン) スージークーパーのいろんなアイテムを使ったティーセット

どれも個性的なデザインのスージークーパーは、いろいろ集めてみたくなるもの。

いろんなデザインのスージーを集めて、それぞれの個性を楽しんでみましょう。


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スージークーパーのお手入れ スージークーパーのお手入れ

スージークーパーの陶磁器は観賞用のコレクションとして集める方も多いんですが、使っても大丈夫です!

少しだけポイントを押さえれば、普通の食器と変わりません。ぜひスージークーパーのある暮らしを楽しんでみてください。


陶磁器の貫入

まずは貫入について
アースンウェア(陶器)は、表面に釉薬(ゆうやく)という、陶器の表面を覆って水分を吸収しにくくしたり、美しいツヤを出し頑丈にする薬品を塗って焼きます。

釉薬を付けた後、もう一度焼き、冷ます際、素地と釉薬の膨張率と収縮率が違うために、細かくヒビのようなものが入って固まったものが貫入です。


ふつうの貫入は問題がありませんが、かなり深く貫入が入っている場合は、陶器の中心まで液体が侵入することになり、そこからシミになってしまう可能性があります。
まずは貫入の深さを見分けるため、30秒間、水につけて貫入を観察しましょう。


スージークーパーの陶磁器を見ずにつけてみる

変化がなければ、時間を徐々に伸ばして水の染み込み具合を見ましょう。

貫入が深く入っている場合は、早い段階で水が染み込んで、色が変わってきます。

すぐに水が染み込んでしまう貫入が入った陶磁器は、コーヒーやお醤油など、色が付いた液体を入れるとシミになってしまうので、ご注意ください。


陶磁器に熱湯を注がない

また、貫入の入っている陶器は熱を加えないよう、熱湯がかからないようにしましょう。

貫入が入っていても、問題なく使えるものもあります。貫入も陶器の特徴と思って、使えないものはディスプレイとして、使えるものは実際に使って、楽しんでください。


スージークーパーのプレートを食器用の中性洗剤で洗う

使った後は・・・
食器として普通に使用した際、キレイに洗いましょう。普通の食器用の中性洗剤で大丈夫です。

気をつけるポイントは、柔らかいスポンジを使うこと。目の粗く硬いスポンジ面を使用すると、摩擦によって食器を傷つけてしまうことがあるのでご注意ください。

ボーンチャイナは、食洗器の使用も問題ないものが多いですが、出来れば手洗いをおススメします。


スージークーパーのプレートを柔らかい布で拭く

長時間、コーヒーや紅茶など色のある飲み物を入れっぱなしにすると、普通の食器と同様、茶渋、色残りなどの原因になります。

アンティークの陶器を洗うときに特に注意すべきなのが摩擦による傷です。 洗った陶磁器の水気を取るときは、柔らかい布を使って優し拭くようにしましょう。

ティーポットやミルクジャグなど深さのある食器を片付ける時、キッチンペーパーを丸めて中に入れることをおススメします。 収納している際の湿気を吸ってくれます。


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