フランスの美術館と言えば、世界中の誰もが知っている「ルーヴル美術館」。
今回は、観光で訪れた方も多いルーブル美術館をお散歩してみましょう!
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【パリさんぽ】世界中の人が集まる「ルーヴル美術館」
- 水野 友紀子
パリに行く度に、必ず訪れるようにしているので、いろんな季節の写真がいろいろあるんですが・・・あまりの広さに、私の中で完全制覇出来ない場所・・・(汗)
まずは、ルーブルの基礎知識からです!そもそも、ルーブルが出来たのは、12世紀。
当時、フランスの王だった、フィリップ2世が戦争のための砦として造った建物だったルーヴル城を、14世紀にシャルル5世がルネッサンス様式のシャトー(王宮)に作り変えました。
16世紀に入って、フランソワ1世がルーブル宮に住みながら増改築していき、17世紀にルイ14世が莫大な資金を使って大改築し、自分が所蔵していた美術品をルーヴル宮殿内に並べて私的な美術館に。
ところが、18世紀のフランス革命で王政が崩壊し、王室の美術コレクションが、国有の財産となったことで、民衆のための美術館、「ルーブル美術館」が誕生しました。
ちなみに、ナポレオンの時代には戦争に勝利して、戦利品として持ち帰ってきたイタリアやドイツの貴族のコレクションを並べていたので「ナポレオン美術館」と呼ばれていた時期があったんです!
でも・・・ナポレオンが失脚した後は、略奪した美術品の多くは返却されたそうです。
1874年までに、現在の美術館の構成、宮殿本体、シュリー翼、シュリュー翼、ドゥノン翼までが出来上がっていました。
1983年にフランスのミッテラン大統領が「大ルーヴル計画」という文化政策を実施し、ルーブル美術館は建物や作品の整備、料金所、お手洗い、休憩所などが設置されて、本格的な美術館に生まれ変わり、現在は世界中から観光客がやってくる場所になりました。
さぁ、いつものように地下鉄に乗ってやってきました!
ルーブル初体験のトダマン、キョロキョロです(笑)
さすが、世界的に有名な美術館だけあって、到着駅の名前も・・・
「PALAIS-ROYAL MUSEE DU LOUVRE」
こんなに可愛い看板に案内されながら、進んでいくと・・・
到着しました!
ちなみに、オープンは9時ですが、入場待ちの列があるくらい人気なので、じっくり見たい方は、早めに行く事をオススメします。
ちなみのちなみに、私は体験したことがないのですが、混雑しているときは、入館チケットを購入するのにも数時間待ちになることもあるそうです・・・(汗)
並ばずに入場したいならパリ・ミュージアム・パスを事前に購入するのがオススメ。
「パリ・ミュージアム・パス」対象の施設のフリーパスとして使えるパスで、ルーブル、オルセー、オランジュリー、ヴェルサイユ宮殿、ポンピドゥー・センター、凱旋門、ノートルダム寺院の塔などなど約60件がフリーパスになっているので、街を散策しながら、気になった施設に並ばずにサッと入ることができます。
さぁ、到着。まずは、やっぱりルーヴル美術館の目印にもなっている「ガラスのピラミッド」。
初めて見た人は、こんな風に持ち上げてみました(笑)
夕方、訪れた人は、こんな風に手から光線を出すことが出来ます!(大笑)
ガラスのピラミッドの入り口から入り、セキュリティーチェックを受けて、エスカレーターで地下に下りていくと・・・
ルーブル美術館の下には、逆ピラミッドになっています!
ちなみに、お昼見ると、こんな感じで、夜になると・・・
さっき、ミヤマンが手から出していた光線が!(笑)
ちなみに、美術館の地下に隣接したショッピングモール「カルーゼル・デュ・ルーブル」になっています。
さぁ!いよいよ、中へ入ってみましょう。
これは、ルーヴル美術館の中で2番目に大きな絵画。サイズは幅10mで高さは6mある、ジャック・ルイ・ダヴィッドの
「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」です。
1804年12月2日にパリのノートル・ダム大聖堂で皇帝としての戴冠式を挙げた様子が描かれているんですが、この絵画は事実と違う部分がいくつか描かれていると有名です。
この絵画は事実とは違う箇所がいくつか描かれていると有名なもの。いろんなことが脚色されているみたいです。
とにかく広い美術館の中には、35000点以上の美術作品が展示されているので、サッと見ても数時間。
じっくり見ようと思うと4日はかかると言われているんですが、歩くだけでも大変。
美術品が好きな方だと、一ヶ月滞在して毎日通う人もいるのだとか・・・(汗)
見て下さい!誰もが知っているレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」です!
世界中の人から注目されるモナリザは、ガラスに覆われて展示されています。
もちろん、スゴイ人!
そして、「ミロのビーナス」
大理石で作られたミロのビーナスはやっぱり美しい~。ここは、モナリザに比べると空いているので、こんな写真が堂々と撮れます(笑)
「サモトラケのニケ」
この像が発掘されたギリシャの島「サモトラケ」でギリシャ神話に登場する、勝利の女神「ニケ」が船の船首に立って、風の攻撃に耐えている様子を表しているそうです。
ちなみに、ナイキのロゴは、このニケの翼をモチーフにしているそうです。
絵画だけじゃなくて、こんな場所もあります。
アンティーク家具屋の私たちには、たまらない場所。ものすごいシャンデリアでしょう~!
リシュリュー翼の2階にある「ナポレオン3世のアパルトマン」です。ここは大食堂なんですが・・・スゴイ!
オルセー美術館は写真撮影が禁止ですが、ルーブル美術館は撮影OK!
何度行っても全部回ることが出来ないルーブル美術館。ぜひ、楽しんでみて下さい。
ルーヴル美術館
地下鉄:1番線または7番線、Palais-Royal Musee du Louvre 駅
開館時間
月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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第521010008980号
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