【パリさんぽ】歴史的回廊を楽しむパレ・ロワイヤル

13世の宰相リシュリューのお城だったPalais Royal パレ・ロワイヤル

パリに行った人が必ず訪れるルーブル美術館。ルーブルの北に少し歩いたところに、私が個人的に大好きなパレ・ロワイヤルがあります。

華やかな雰囲気のルーブルと違って、一歩、足を踏み入れると、なんだかタイムスリップしたみたいな空気が流れるパレ・ロワイヤル。

当時の時代背景と一緒にお散歩してみましょう。

パレ・ロワイヤル ダニエル.ビュランの白黒のストライプの円柱

パレ・ロワイヤルは、もともとは三銃士にも出てくるルイ13世の宰相、リシュリューの館でパレ・カルディナル(枢機卿の館)と呼ばれていました。

1642年にリシュリューが亡くなり遺言でルイ13世に譲ることになったのですが、翌年、ルイ13世も亡くなってしまい、王妃アンヌ・ドートリッシュが、まだ幼いルイ14世と弟フィリップ・ドルレアンを連れてルーブル宮殿から移り住むことに。

それをきっかけに「王宮」=パレ・ロワイヤルと呼ばれるようになりました。今も「ベルサイユ宮殿を造った太陽王、ルイ14世が幼少期を過ごした王宮」として有名な場所です。

フランスのパレ・ロワイヤル 白黒のストライプの円柱

ちなみに、ここはパレロワイヤルの中での一番人気の写真撮影スポット。

1986年に制作された、フランス人の現代美術の芸術家、ダニエル.ビュラン(Daniel Buren)の作品、レ・ドゥー・プラトー(Les deux Plateaux)です。

みんなからビュランの円柱(Colonne de Buren コローヌ・ドゥ・ビュラン)と呼ばれている白黒のストライプの円柱は、なんと!260本!!

ちなみにストライプ柄は、ビュランのポリシーらしいですが、何百年も前に建てられた建物に、現代アートを組み合わせてしまうって・・・スゴイ!

ベルギーの彫刻家Pol Buryの作品 ポルボリーの噴水(Fontaines de Pol Bury)

古い建物と、新しい現代アートが融合されている場所は他にも。

ここはビュランの円柱のとなりにある、ベルギーの彫刻家Pol Buryの作品「ポルボリーの噴水(Fontaines de Pol Bury)」です。

真ん中にたくさんある球体はステンレスのボール。芸術は、奥が深い・・・(笑)

フランス旅行、パレ・ロワイヤルの噴水

もちろん、噴水らしい噴水もあります。この噴水の周りには、椅子が準備されていて、パリっ子の憩いの場所になっているようです。

ここでは、読書をしたりと、ワインを飲んだり・・・みんなが自由に楽しめるようになっています。

フランス旅行、パレ・ロワイヤルのガーデン

もちろん、お庭も素晴らしい!季節の花々は色とりどりの花を咲かせて、ちょうどいいお散歩コースになっています。

フランスパレ・ロワイヤルの並木道

さて、話を戻して、ルイ14世が王宮をヴェルサイユに移した後、1692年にパレ・ロワイヤルはルイ14世の弟、フィリップ・ドルレアン(オルレアン公)の所有になりました。

その後、息子のルイ・フィリップ・ジョゼフ(第5代オルレアン公)に譲られたのですが、浪費家の彼には、かなりの借金が(汗)

パレロワイヤルを手放さなければいけない状況になったジョセフは、悩んだ結果・・・なんと!中庭を改築して回廊を作り商店街にしてしまったんです!!

これが大当たり☆雨が降っても、雨に濡れずに歩ける回廊(ギャルリー galerie)には、高級ブティックやカフェ、劇場や賭博場ができ、庶民の娯楽場として、いろんな人たちの集いの場所になりました。

パレ・ロワイヤル、中庭の西側にモンパンシエ回廊(Galerie de Montpensier)

上の写真の回廊は、中庭の西側にモンパンシエ回廊(Galerie de Montpensier)。

1780年に造られた回廊は、中庭の庭園を囲むように西側にモンパンシエ回廊、中庭を挟んで向かいの東側にヴァロワ回廊、そして、ボジョレ回廊と三面に設置され、お店が並んだので、まるでアーケード式の商店街のような感じ。

パリ中から人が集まる場所になり、警察の立ち入りも禁じられた場所だったので、革命家や娼婦のたまり場にもなっていきました。

フランス、パレ・ロワイヤル、カフェ・フォワ

この商店街の中に、当時「カフェ・フォワ」というカフェがありました。ここはフランス革命時に出来た政党「ジャコバン・クラブ」の集会所として使われ、思想家やジャーナリスト、芸術家たちが集まって政治を議論しあっていました。

1789年7月12日に常連客だった青年弁護士、カミーユ・デムーランが、カフェ・フォアのテーブルの上に仁王立ちし、ピストルを持って「武器を取れ!」と民衆に演説。

7月14日にバスチーユ監獄襲撃事件が起こり、フランス革命へと発展したと言われています。

フランス、パレ・ロワイヤル モンパンシエ回廊

そんな歴史的な回廊の中に入ると、こんな感じ。とっても広いんです。

向かって左側が庭園で右側がお店。天井も高くて、ここだったら雨に濡れることもないのでお買い物しやすそう~

めちゃくちゃオシャレなアーケード商店街です。

フランス旅行、パレ・ロワイヤル、回廊ブティック

現在もお店になっていて、おしゃれなブティックや画廊、アンティークショップなどが並んでいますが、どこも高い・・・(苦笑)

ウィンドウで眺めるので精いっぱいですが、中に入ると一気にタイムスリップした気分になるので、行った際はぜひ「Bon jour」と一声かけて中に入ってみてください。

フランス、パレ・ロワイヤル

回廊に使われていた素材もステキなんです。上を見上げるとランタン型のシャンデリアがたくさん並んでいます。

当時はここにロウソクを入れて使っていたのかな?

フランス、パレ・ロワイヤル、回廊のオシャレなモザイクタイル

足元を見ると、こんなにオシャレなモザイクタイル。パッサージュの床で見かけるようなオシャレな床です。

そういえば、以前、パサージュをご紹介した時、パサージュの原型は1786年に開業したパレ・ロワイヤルの「ギャルリ・ド・ボワ(Galerie de bois)」だというお話をしたんですが、覚えていますか??

「ギャルリ・ド・ボワ」は、残念ながら今は残っていない、木製の回廊のことです。

パレ・ロワイヤルの回廊、フランス旅行

アーケード商店街で大成功したフィリップ・ドルレアンが、さらに拡大しよう!と、モンポンシエ回廊とヴァロワ回廊を結ぶ4番目の回廊を南側に作りました。 それが、ギャルリ・ド・ボワです。

もともとは、他の回廊と同じように石で造る予定でしたが、土台と床が出来た段階で、資金と時間が足りない・・・(汗)

そこで1786年に仮設で作られた木の回廊「ギャルリ・ド・ボワ(Galerie de bois)」が出来上がりました。

仮設だったのですが、両脇にブティックが並び、回廊の屋根の一部にはガラスが使われて、自然光が差し込んでとても明るい回廊だったギャルリ・ド・ボアは大人気!さらに、いろんな人が詰まる場所になりました。

フランス、パレ・ロワイヤル、CAFE de CHARTRE

ところが、フランス革命により、パレ・ロワイヤルは国家のものになり、所有者がかわって1827年にオルレアン家の相続人、ルイ・フィリップが木造の回廊を取り壊し、1829年1月には、すべての店舗が撤去。1830年に賭博や娼婦禁止をしたたことで、パレロワイヤルはどんどん衰退していきます。

その後、パリ大改造に乗り出す前、並行する2本の公道を結ぶ抜け道を買い占めた投資家たちが、ギャルリ・ド・ボワのガラス天井を思い出して、買い占めた抜け道(passage)に風雨にさらされないガラス天井を設けて出来上がったのがパサージュ。

なので、ギャルリ・ド・ボワがパサージュの原型と言われています。

フランス、パレ・ロワイヤル グラン・ヴェフール Grand Véfour

昔からずっと営業を続けているお店も実は残っています。パレ・ロワイヤル商店街が完成した時に開店したカフェがココ!

今は、ミシュランガイドで3つ星を獲得している有名なレストラン「ル・グラン・ヴェフール Le Grand Vefour」です。

1884年に「カフェ・ド・シャルトル CAFE de CHARTRE」としてオープンしたので、中庭に面している側には、「CAFE de CHARTRE」と書かれています。

今も昔も、各界の著名人が通うレストランとして有名なんですが、その中にはナポレオンと最初の妻ジョゼフィーヌも!有名な人が座った席のテーブルにはネームが付いているそうです。

フランス、パレ・ロワイヤル、フランスのガーデンチェアスタイリング

中に入れないので、外側を見て満足のジャンプ!(笑)
見どころたっぷりのパレロワイヤル。ぜひ、ルーブルに立ち寄った帰り道に、訪れて歴史に触れてみてください。

集合写真

今回は、パレ・ロワイヤルで見つけたガーデンチェアを使ったスタイリングをご紹介します。

やっぱり、アイアンで優雅な形に造られたフランスのアイアンのガーデニング用品って、素敵なんですよね。

フランス、パレ・ロワイヤル、フランスのアイアンのガーデニングスタイル

お家でも気軽に楽しめるので、ぜひ、チャレンジしてみてください。

フランス、パレ・ロワイヤル、社員旅行、買い付け日記

パレ・ロワイヤル
・住所:Place du Palais Royal 75001 Paris
・電話:+33 (0)1 47 03 92 16
・開館時間:
【10月~3月】7:30~20:30
【4月~5月】7:00~22:15
【6月~8月】7:00~23:00
【9月】7:00~21:30
・閉館日:無休
・入館料:無料
・URL:http://www.domaine-palais-royal.fr/





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