今月は、上質で落ち着きのあるかっこいいLDKに憧れるけれど、どうすればいいか分からない・・・という方のために、誰でも簡単に大人の余裕を感じるお部屋が作れるコーディネート術をご紹介します。
深みのあるブラウンで統一された英国アンティーク家具を中心に、味わい深い雑貨や照明の組合わせ方を写真と一緒に分かりやすく解説します。
今月は、たくさんのアイテムに囲まれていながら、不思議とすっきりとまとまりのある、大人の余裕が漂うLDKをコーディネートしました。
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ウィングバックチェアとカッコよく暮らす おとなのLDK

- 冨田 文代
コーディネートのポイント
大人の余裕を生むウィングバックチェア
お部屋の主役になるチェスターフィールドのウィングバックチェア
リビングとダイニングがひと続きになったLDK。今回、空間の主役に選んだのは、大きなソファではなく、ブラウンレザーが渋いチェスターフィールドのウィングバックチェアです。
ソファを置くと一気に場所を取ってしまいますが、背もたれが高い一人掛けチェアなら、くつろぐ場所を作りながら、空間をゆるやかに区切ってくれます。
すっぽり包まれるように座れるので、まさに自分だけの特等席。ここに座るだけで、ちょっと本を読みたくなるような、大人の余裕が生まれます。
ムードを作る間接照明と真鍮
チェアの横をスタイリッシュに照らすフレンチフロアランプ
重厚なウィングバックチェアの横には、フランスのコントワール・ドゥ・ファミーユのフロアランプを合わせました。
あえて装飾を控えた、スクエア型のシンプルなデザインを選んだのがポイント。主役級のチェアの隣に置いても、うるさくならず、すっきり見せてくれます。
夜にこの灯りだけをつけると、読書スペースの完成。お部屋の中に、小さな“ホテルのラウンジ感”が生まれます。
真鍮の輝きが美しいアンティークのテーブルシャンデリア
サイドテーブルの上には、フランスのアンティークテーブルシャンデリアを置きました。
深いブラウンの家具には、落ち着いたゴールド色の真鍮がとてもよく似合います。キラキラしすぎない輝きなので、華やかなのに上品。
天井の照明を少し落として、こんな小さな灯りを足すだけで、お部屋に陰影が生まれます。大人っぽい空間づくりには、実は「明るすぎない灯り」が大事です。
ブラウンの天板に映えるフランスのクロッシェレースドイリー
真鍮のランプの下には、フランスで見つけた太陽のような形のクロッシェレースドイリーを敷きました。
濃いブラウンの天板に白いレースを重ねると、模様がくっきり浮かび上がって、とてもきれいに見えます。
硬い真鍮と、やわらかなレース。この違う素材を組み合わせるだけで、テーブルの上がぐっと表情豊かになります。
深いブラウンに似合う赤いペルシャ絨毯
圧倒的な存在感を放つクイーンアン様式のエクステンションテーブル
ダイニングの主役には、イギリスで見つけた稀少なクイーンアン様式のエクステンションテーブルを選びました。
100年という時を経た木肌には、新しい家具には出せない迫力があります。置くだけで、お部屋全体がきゅっと引き締まる感じです。
かっこいいLDKを作るコツは、まず中心になる家具を一つ決めること。今回はこのテーブルの深いブラウンを軸に、まわりの色を合わせました。
クロウ&ボールの足先を引き立てる草木染のペルシャ絨毯
今回のコーディネートでぜひ見てほしいのが、テーブルの下に敷いた草木染のペルシャ絨毯(タブリーズ)です。
深いブラウンのお部屋に、赤を少し効かせると一気に華やかになります。しかも足元なので、派手になりすぎないところがいいんです。
広いLDKも、絨毯を一枚敷くだけで「ここがダイニング」と分かりやすくなります。おしゃれだけでなく、空間を区切る役目もしてくれる便利なアイテムです。
食卓のアクセントになるバーレイ社のイエロージャグ
重厚な空間に、ちょっとした遊び心を足してくれるのが、バーレイ(Burleigh)社のイエロージャグです。
鮮やかなイエローに、ドラゴンの持ち手。なかなかの個性派ですが、こういう小物が一つあると、お部屋が堅苦しくなりません。
アンティーク家具だけでまとめると真面目に見えすぎることがあるので、食器や雑貨で少し色を足すのがおすすめです。
絨毯の赤とリンクさせた英国アンティークのダイニングチェア
テーブルに合わせたのは、王冠の彫りとツイストが美しい英国アンティークのダイニングチェアです。
注目してほしいのは座面の赤。ペルシャ絨毯の赤とリンクさせることで、別々の家具なのに、自然と統一感が生まれます。
アンティークを組み合わせるときは、形を全部そろえなくても大丈夫。色や装飾を少し合わせるだけで、ちゃんとまとまって見えます。
ティータイム用の食器と空間を引き締める家具
優雅な時間を添えてくれるロイヤルケントのティーカップ
くつろぎのティータイムには、ピンクの八重桜が描かれたロイヤルケント(Royal kent)のティーカップを選びました。
ブラウンと赤でまとめたかっこいい空間に、可憐なカップを合わせると、少しやさしい雰囲気が加わります。
家具はかっこよく、ティータイムは優雅に。そんなふうに小物で表情を変えられるのも、アンティークの楽しいところです。
まとめ
深いブラウンと赤でまとめた大人のLDKコーディネート
今月は、上質で落ち着きのあるかっこいいLDKに憧れるけれど、どうすればいいか分からない・・・という方のために、誰でも簡単に大人の余裕を感じるお部屋が作れるコーディネート術をご紹介しました。
この雰囲気が好きな方が、上質で落ち着きのあるかっこいいお部屋をコーディネートする際、押さえておいて欲しいポイントは、次の3つです。
① レザーのウィングバックチェア
② ムードを作る間接照明
③ ポイントカラーの「赤」
LDKの空間を作りたい場合、あえて大きなソファを置かず、パーソナルな家具を選ぶとカンタンです。
今回は、大人の余裕を感じるお部屋づくりの定番、レザーのウィングバックチェアをセレクト。
背もたれの高い一人掛けを置くことで、空間をゆるやかに仕切りつつ、お互いが自分の時間を楽しめる心地よいリビングに仕上げました。
ぜひ大人のLDKスタイルで、素敵な時間を楽しみましょう!
よくある質問(FAQ)
Q. LDKにアンティーク家具を置くと、お部屋が重たく見えませんか?
A. 深いブラウンのアンティーク家具は重厚感がありますが、今回のように真鍮の照明や白いレース、赤いペルシャ絨毯など、明るい色や異素材を組み合わせることで、重たくなりすぎず、上品で抜け感のある空間に仕上がります。
Q. 大きなソファがなくても、くつろげるリビングは作れますか?
A. もちろんです。背もたれが高く、体を包み込んでくれるウィングバックチェアのような一人掛けチェアを選ぶと、自分だけの特等席が生まれます。空間を広く見せながら、ゆったりくつろげるのも魅力です。
Q. アンティーク家具を上手にコーディネートするコツはありますか?
A. 全部同じデザインで揃えなくても大丈夫です。今回のように「ブラウンでまとめる」「赤をポイントでリンクさせる」など、色を一つ決めて揃えると、違う年代やデザインのアンティーク家具でも自然と統一感が生まれます。

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冨田 文代
アンティークショップHandle コーディネーター
カラーコーディネーター2級(東京商工会議所主催)
ファッション販売能力検定2級
高校・中学校教諭1種免許(家庭)服飾デザインが好きで、大学では服飾美術を専攻。アパレル会社に勤務していたが、地元に戻ることになりHandleへ。
アパレルでの経験を活かし、洋服をコーディネートするように、おしゃれなお部屋のコーディネート方法を分かりやすく記事にし配信している。
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アンティーク家具Handle
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