ギリシャ雷文
- 水野 友紀子
魔除けと幸福のシンボル、ギリシャ雷文とは
ギリシャ雷文とは、魔除けと幸福のシンボルともいわれ、原人が人間になったころからの長い歴史があるといわれています。
小アジアを曲流するマイアンドロス川の名に由来し、メアンダー、メアンドロス模様、メアンドロス柄ともいわれています。
新石器時代にバルカン地方のドナウ川流域のトリポリエ文化・ディミニ文化において土器の装飾文様として始まり、アッペンニーノ山脈文化に引き継がれ、ギリシアの幾何学紋様として開花しました。
ギリシャ文明の時代の家具や壁画にも使われいて、アンティーク家具においては、18世紀にヨーロッパでシノワズリが流行したころにガラスキャビネットの装飾やサイドボード、ビューローなどの装飾でこのギリシア文様が用いられてきました。
家具だけではなく、当時作られた食器などにもこの模様が装飾されたものもあり、このギリシャ雷文が広く好まれていたのが分かります。
雷や稲光のようにも見え、このように連続した模様は「永遠」などという意味もあり、縁起がいいともいわれています。
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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