今回で、お家づくりコラムも最終回。気付けば、5年間にわたって、お家づくりに対する私個人の考え方をいろいろお話してきました。
コラムを書き始めた頃は、思うようなお家づくりが出来ないと悩んでいる方がすごく多かったので、自分が経験してきたことをお話してきましたが、この5年間でネットやスマホが飛躍的に普及したことで情報も増え、以前と比べると自分が想っている家作りを実現している方が増えてきているように思えます。
情報が増えることで、いろんな事例を見ることが出来て、納得できるお家が造れるというのは、とても嬉しいこと!
一生に一度、機会があるかないか分からない貴重なお家づくりを楽しみながら、自分の満足する形にして欲しいなと思っています。
今まで、私がお家を建てるいろんな方とお話して、いろんなお家づくりに携わって、一番思うことは・・・準備の大切さ。
新築やリフォームをする際、図面の段階で、お家の中のことを深く細かい部分まで決めることなく建て始めてしまっている方が多すぎることに気が付きました。
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家具屋+主婦目線で提案した家作り
- 水野 友紀子
もちろん、図面や予算のことは考えられていますが、図面の段階でお家が完成した時、実際に、
どんな壁紙で、
どんな家具が置かれて、
どんな照明が付いていて、
どんな家電が入っていて、
どんなカーテンが付いているか
まで決まっている方はほとんどいらっしゃらないんです。
さらに言うと
お部屋の中にコンセントが何個あって、
電気のスイッチの位置がどこにあって、
お庭には、どんな木や植物が植えられていて
玄関の門扉や表札がどうなっていて
最後に引っ越しの費用がどれくらいかかるか
まで考えている方は、ほぼいらっしゃいません(笑)
逆に、そこまで考えている方がいらっしゃったら、ビックリ!(笑)
私自身、何度も経験したからこそ気付くことで、自分がリフォームした時には、分からないことだらけでした。
だからこそ、やっぱり一番大切なのは、図面の段階での準備です!
大抵は工程が進んでいく段階で、必要なことをその都度、決めていくので、自分がいいと思ったものは予算が合わなかったり、予算が決まっているから妥協しなきゃいけなかったりを繰り返すことがほとんど。
そのことが、自分の思っていたイメージと少しずつ違っていって、最後に、自分のこうしたかったという希望がほとんど叶えられていないお家が出来上がるという結果を招きます。
逆に、図面の段階で、上で記載したことが全部明確になっていたら、自分がイメージしていた通りのお家が建っていることは間違いありません!
これから家づくりを始める方、後悔しないためには、図面の段階が一番重要です☆
事前にしっかり準備をして、自分の想い描くお家づくりを楽しんで下さい!
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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