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いろ足し北欧スタイルでヒュッゲな冬リビング
- 水野 友紀子
冬本番を迎えて、今月のスタイリングは、冬が長い北欧のお家をイメージしたリビングをコーディネートしてみました。
最近、シンプルでカッコいい所が人気のビンテージ家具ですが、北欧スタイルのお部屋に仕上げるためには、色も重要な要素!
シンプルなデザインに色をコラボさせた、北欧のあったかスタイルのお部屋のご提案です。
爽やかグリーン色の座面のアーコール
寒いお部屋の中でゆっくりくつろぐ時間を過ごすために選んだ、アーコールの中でも特別仕様のデイベッドになるカウチソファ。
ソファは意外に面積が大きいので、爽やかなイメージのグリーン色のものを選んでみました。
アーコールらしい柔らかな面取りと、グリーン色の座面のコラボがホッとした時間を作ってくれます。
サイドテーブルとして使えるロイドルームボックス
日本だとソファの「前」にテーブルを置いて、センターテーブルとして使うことが多いんですが、海外ではソファの「横」に置いて使うサイドテーブルはリビングの必須アイテム。
確かに、実際に使ってみると、前より横の方が使いやすいことがよくわかると思います。
今回は、サイドテーブルとして、ロイドルームボックスをセレクト。天板がガラスになっているので、いろんなものを乗せて便利に使えるし、ボックスの中にソファで使うブランケットなどのあったかアイテムを収納できます。
なんだか懐かしい・・・北欧スタイルのガラスキャビネット
大人気の北欧スタイルのキャビネット。人気のヒミツは、このなつかしさにあります。
シンプルでおしゃれなデザインなのに、なんだか温かみがあって、懐かしい感じ。
それでいてカッコいいので、中に何を入れてもおしゃれに見えてしまう、魔法の家具です。
狭いお家にもおススメの引き戸
お家がそれほど大きくない日本のお家におススメの引き戸。
特にガラス扉も引き戸は、昭和時代の日本の和室に置いてあった茶箪笥のような雰囲気で、なんだか懐かしいのと同時に、大きく開く引き戸とは違って、場所をとらずに開け閉め出来る所がポイントです。
白いペイントのオープン棚でナチュラルさをプラス
北欧スタイルのシンプルなデザインの家具ばかりで集めたお部屋もカッコいいんですが、今回は北欧のお家の雰囲気を楽しむため、色をプラスしてみましょう。
なかなか色足しにチャレンジできない方におススメの色は・・・白!
白だったら、どんな色にも合わせやすいので、気軽にチャレンジできます。
ただし、今回は、ブルーの壁のお部屋に置いたので、白い家具を選びましたが、壁の色が白だったら、白以外の色が入った家具を置くことをおススメします。
何を置いてもおしゃれに使えるオープンシェルフ
収納家具と言うと、大抵、扉が付いているものがほとんどですが、扉が付いていないオープンシェルフは、実に使いやすい家具。
絵になる家具を使えば、棚の上に置いたものすべてがおしゃれに見えて、それでいて棚から出しやすいので、とにかく便利!
今回は、普段使いの食器を取り出して・・・
ロイドルーム×エクステンションテーブル
今回、北欧スタイルのエクステンションテーブルに組み合わせた椅子がロイドルーム。
掛け心地のいいロイドルームは、ダイニングチェアにもおススメです。
色足しアイテムとして、コントワールドファミーユのランチョンマットとお揃いのクッションを使って、華やかさをプラスしました。
ダイニングチェアとして使うロイドルーム
食事する時間を長く楽しむためには、やっぱり掛け心地のいい椅子が必須アイテムです。
しなやかな掛け心地のいいロイドルームチェアをダイニングテーブルと組み合わせて、ダイニングチェアで使うことで、まるでソファに座っている気分。
見た目も可愛いく掛け心地もいいロイドルームは、いろんな場所でおススメです。
元気が出るオレンジ色のカップ&ソーサー
今回、選んだカップ&ソーサーは、ミッドセンチュリーらしい、ぽってりした表情のもの。
元気が出てくるオレンジ色の陶磁器でお茶を飲めば、体中が温まりそうです。
色も形も違う椅子で、おしゃれ度UP
白いロイドルームの前に、黄色のロイドルームを置いてみました。
色も形も違うロイドルームを置くことで、おしゃれ度がUPしたダイニングに。
ダイニングの色の組み合わせを悩む方が多いですが、思い切って違う色の組み合わせを使ってみると、よりおしゃれな雰囲気を演出してくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。
まったりと過ごす北欧スタイルの時間
さらに丸みを帯びたアーコールのカウホーンチェアと組み合わせて、心地のいいダイニングをコーディネートしてみました。
今回、お部屋の壁に選んだ色はベイビーブルー。
北欧のお部屋の壁には、あたたかい寒色がオススメです。
オレンジ×グリーンのハンギングボウル
日本ではあまり見かけない照明器具、ハンギングボウル。
大きめのガラスの器からポッとあたたかな灯りでお部屋を照らしてくれる、おススメの灯具です。
今回はオレンジ色とグリーン色の配色が気に入ったハンギングボウルを使って、お部屋全体をあたたかい雰囲気にしてみました。
フロアスタンドの灯りで過ごす夜の時間
北欧のお部屋は、ライティングの使い方が上手。
特に夜は、スポットライトしか使わず、灯りの陰影を楽しんでいます。
とは言え、なかなかチャレンジできない方におススメしたいフロアスタンド。
ソファの横に置いて、コンセントを入れ、点灯するだけで、一気にお部屋がドラマティックな雰囲気に変化します。
今回のコーディネートのまとめ・・・
最近、シンプルなデザインのビンテージ家具が人気です。
どちらかと言うと、トータルコーディネートで全体を同じトーンで組み合わせる方が多いんですが、色をプラスすることで、より温かみが感じられるお部屋が出来上がります。
とは言え、今回は、誰でも気軽に楽しむことが出来るよう、使いやすい白や、ほんのりイエローやグリーン、オレンジなどが入ったものを使ってみました。
白はなんにでも合うので使いやすいんですが、今回は壁の色にブルーを使っているからこそ際立つ白。
もし、白い壁のお部屋だったら、逆に、白ではなく、ほんのり色の入った家具を使って、あたたかさをプラスしてみましょう。
北欧スタイルのお部屋で特に重要なのは、照明器具の使い方。
コンセントを差し込むだけですぐに使えるフロアスタンドはおススメです。
寒い時期、お部屋で過ごす時間を照明と色をプラスすることで、ちょっとあたたかくしてみませんか?
【コーディネート実例】
リビングダイニング
北欧ビンテージ
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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