家具選びのアドバイス ソファ選びのポイントvol.2

水野友紀子
水野 友紀子
家具選びのアドバイス ソファ選びのポイントvol.2 ソファの中身

前回、ソファを選ぶ際のポイントをお話ししましたが、ほとんどがサイズ選びの話ばかりだったので、今回は、少し掘り下げて、ソファの中身をお話ししながら、選び方のポイントをまとめたいと思います。

ソファを選ぶとき、ソファの使い方(座り方)で、選ぶポイントが決まるので、まず、どうやって使いたいかを考えてみてください。

ソファに座って、テレビを見たり、読書を楽しみたい派ですか?それとも、ゴロンと寝転がってリラックスしたい派ですか??

前者の場合は、首を支えてくれるくらい背もたれが高いソファを購入することをおススメしています。その場合、ソファよりも、一人掛けのパーソナルチェアの方が、お部屋の中に圧迫感も出ず、使いやすいので、私はそちらをおススメしています。

後者の場合、最重要視してほしいことが、前回、お話ししたように、横になってリラックスできるかどうか。なので、サイズが小さすぎるものを選ぶことを、私はおススメしていません。

最低でもシングルベッドくらいのサイズで、奥行きが深く70㎝前後あるものがおススメですが、その際、気になるのが・・・座り心地(寝心地(笑)

なんだかんだ言っても、クッションがよくなければ、リラックスして座る(寝る)ことが出来ません。

とは言え・・・ソファって、中身が見えないもの(汗)価格もピンからキリまであって、使っている中身のクッションの素材やカバーリングによって、価格に驚くほど差があるんですが、実際に、ソファの中身がどうなっているか見れることがほぼないし、見たところで、中身は何層にもなっているので、掛け心地の違いが分かるものではない・・・

しかも、中身と形が同じでも、ソファカバーの素材によっても、驚くほど金額が違う~!って、悩んでしまう方も多いんです。

結局、どれを選んでいいのか分からないまま、見た目とお店で座ったお尻の感覚だけを頼りにある程度のところで妥協して購入するという方が多いんです。

ソファのクッション

ソファの中身は、使っているウレタンやバネなど、ソファ工場のこだわりによって品質も違えば、掛け心地も違ってきます。

もちろん、高額なものは耐久性がいいものを使っているはずですし、その分、寿命も長く、掛け心地もいいんですが、じゃあ、どんなクッション材を使ったソファがいいものなの?と聞かれると・・・お答えできません。

それは、ある程度の価格がするソファで使われているクッション材は1つに限りません。いろんなクッション材を組合わせることで、掛け心地が生まれているので、そこに優劣はつけれないんです。

ただ、1つだけ、家具屋として、中身が見えないソファの中で、いいものと悪いものの区別が出来るとすると・・・、枠組み!

ソファの形を作っている枠組みの部分は価格に大きく反映し、耐久性にも関わる部分で、一番わかりやすい部分です。

ソファの木枠

高額なソファの土台部分は、木材です。木を使うのは当たり前のように思われるかもしれませんが、安価なソファの中身に木材が使われていることは、そんなにありません。

これは、実は、家具と同じように考えてもらえば分かりやすいんですが、家具にも、本物の木を使っているものから、カラーボックスで使われるような段ボールのような素材を使っているものまでいろいろあります。

カラーボックスの素材

ソファは、中身が見えない分、特に、木で土台が造られているものは、日本の職人さんが造るソファ工場のアッパークラスのソファ。輸入された安価なものは、大抵、土台は木ではありません

なので、長年使っていて、枠組みがダメになった場合は、修理が出来ないので、捨てるしかないソファです。

ここで、私が考える、ソファを購入する時の究極のポイントは・・・

ずっと使い続けるか?それとも買い替えるか!

を考えること。購入する時点で、そのことを考えて選ぶべきです!

というのも、特に高額のソファを購入する方は、高額なだけに「一生もののソファだ」って思う方が多いんですが、それはムリです!

だって、ソファにはクッション材が使われているので、へたったり、バネがダメになる時が必ず来ます。

また、カバーリングも、何年も使っていれば、必ず汚れるし、張り替える必要が来ます。

購入する際、そんなことを考えながら買う人はいないので、何年か後に、ヘタってきて掛け心地が悪くなったり、カバーが破れたりした時、修理をするかどうかがポイントになってきます。

実は、ソファの修理は、かなりお金がかかる場合がほとんど。例えば、カバーを交換するだけでも、量販店で新しいソファを購入した方が安くなるくらいの価格がします。

ソファのカバー

実際にうちのお店でも、販売から12~3年を超えると、ソファのカバーの張替や座面の交換を希望される方がちょこちょこいらっしゃいます。その際、一番困るのが、安価ではないけれど、高額でもないソファの場合・・・

カバーの張替金額だけで、購入した時の価格の半分くらいになってしまう場合もあるので、それだったら、張り替えるより買い替えた方がいいと販売した私が思ってしまうほどなんです。

逆に、当時、最高品質のクッション材を使ったヘタリにくいと言うことが売りの高額なソファの場合でも、やはりへたりが気になってお持ちいただくことがあります。

その場合、買い替えるのはとてももったいないし、直せば十分使えるので、破れたカバー部分だったり、クッション部分だけを購入してもらうようにしています。

ずっと使えるソファ

そんな理由で、ソファを購入する際は、10年経った後も、使い続けるかどうかを考えて選ぶようにしましょう。

使い続けると決めたら、枠組みが木材であることを確認し、クッション材がヘタった時の対応方法やカバーの張替が可能かどうかをしっかりチェックして可能なものを選ぶようにしましょう。

10年後、買い替えることを決めた場合は、潔く買い替えることを前提に、惜しくない価格のものを選ぶようにしましょう。

ソファを購入する際、中途半端な価格&品質のものを選ぶのは、捨てるにももったいないし、メンテナンスにもお金がかかるので、一番ダメです。10年後を見据えて、使い続けるか、買い替えるかを考えた上で、ソファを選ぶことをオススメします。





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水野友紀子

水野 友紀子

空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。

大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。

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