I型キッチンのテーブルの置き方について

前回、テーブルの置き場とサイズについてお話しすると言っていましたが、その際、大切なのが･･･キッチンの形！

キッチンにいる時間が長い女性にとって、キッチンはとても重要で、自分が料理する時の動線や使い勝手を考えて形を決めたいものです。

使い勝手を考える際、一緒に考えなくてはいけないのが、、一緒に置くテーブルの位置です。

キッチンの形を考えながら、同時に、テーブルを置く場所を一緒に決めることで、動線もよくなるので、2つをセットにして考えていきましょう。

まずは、いろいろあるキッチンの形の中から、基本形のI型キッチンについてお話しします。

I型キッチンとは、シンクとコンロ、そして調理台が一列に並んでいるキッチンのことです。

下準備から調理、配膳まですべてが横移動でこなせて、省スペースですむI型キッチンは、都市部などに多い、狭い住宅環境の日本では一番多い形のキッチンです。

効率がよく、スペースをとらないので、壁にキッチンを設置して、振り向いた場所にダイニングテーブルを置くのが一般的です。

振り向けばテーブルがあるので、移動距離も短く、配膳もラク。しかも、お部屋が狭くても、大きめサイズのテーブルが置くことができます。

ただ、その際、注意すべき点は、電化製品を置く位置を先に考えておくことです。

どんなにスペースが広くとれても、レンジやジャーまでの移動距離が長くなって、よけい作業しにくくなったり、必要な電化製品が置けなくなって、キッチンがごちゃごちゃして見えてしまうことも。

個人的には、I型の壁付けキッチンの場合、電化製品を収納する場所や小さなカウンタータイプの作業台を置くことをオススメしています。カウンターを一つプラスするだけに、まるでカウンターキッチンのようにおしゃれに見えます。

最近、人気があるのは、カウンター型のI型キッチンです。

調理場が丸見えにならず、キッチンで作業しながらリビングの様子が見れて、動線も横移動でいいので、特に人気です。

カウンター型のキッチンにした場合、テーブルをカウンターの前に置くことが一般的です。

その場合、配膳する際、グルっと回り込まないといけないので、動線が長くなるというデメリットがあります。

同じI型のカウンタータイプのキッチンでも、テーブルを横に置いた場合は、横移動だけに配膳が出来るので、とても効率がよく便利です。

その際、図面でどれくらい長いスペースをとれるかを考えながら、テーブルのサイズを決める必要があります。

このように、同じI型のキッチンでも、テーブルの配置、大きさによって、動線も大きく違ってきます。

せっかくなので、自分がどう動きたいかをしっかり考えて、テーブルの配置＆大きさも一緒に決めるようにしましょう。

次回は、I型以外の形のキッチンについてお話しします。