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アンティークチェアの梱包方法|大切な椅子を運ぶためのコツとポイント
- 酒井 有紀子

専門の職人さんがキレイに修復したアンティークの椅子。お客様のお家に無事に届くよう、毎回、スタッフ一人一人が責任を持って丁寧に梱包をしています。
今回は、アンティークチェアの梱包方法について、私、酒井がご紹介します。
アンティークチェアを梱包する際の準備物

まずは準備物です。
①今回、お客様にお送りするのはキッチンチェア
②ダンボール
③梱包材のエアキャップ(通称プチプチ)
④梱包用のテープ
⑤はさみ
以上、5点を準備します。
エアクッションを巻きます。
指でプチプチと潰すと止まらなくなっちゃう経験、ありませんか??(笑)
空気をたっぷり含んだエアクッション(プチプチ)はクッション性に優れているので、チェアを配送時の衝撃から守ってくれます。
まずはお送りする椅子をエアクッションでたっぷり包んでぐるぐる巻きにします。

脚の裏と脚先はもっとも破損の可能性のある部分なので、より頑丈に巻き込んでいきます。

サイドを巻き込んで透明テープで横側もしっかり留めて、梱包前の準備完了です!
さぁ、ダンボールに入れていきます。
ダンボールの中に椅子を入れます

ダンボールにアンティークチェアを丁寧に入れます。
輸送中、段ボールの中で椅子が動かないように紙段ボールなどを使って固定します。

ピッタリサイズの小さい段ボールに入れてしまうと、輸送中の衝撃で脚が織れてしまったり、背もたれが欠けてしまったりする場合が多いので、衝撃に耐えれるよう、あえて大きめの段ボールに入れています。
椅子の形に合わせて、ダンボールをカットします

ダンボールを椅子の形に合わせてカットしていきます。
そのままフタをしてしまえばいいんですが、お客様にお届けする際、キズが付かないよう、椅子の形に合わせてナナメにカットします。
これで、椅子が動かないようにしつつ、輸送中の衝撃で椅子が傷つくことを保護しています。
ちなみに、使っているダンボールは、普通の段ボールとは違い、普通の倍の厚みがある分厚いダンボールを使っているので、よく着れるカッターでもなかなか切れません。
手を切らないように気をつけながらカットしていきます。
梱包完了です

最後に、ドライバーさんに中の荷物がどんなものかが一目で分かるように紙を貼って完成です。
この写真を見て「購入したものではない」と大慌てでお電話を頂くことがありますが、紙にも記載してありますが、あくまでイメージです。
中のお荷物の写真ではないので、ご安心ください。
椅子を1脚、梱包した場合、横から見るとこんな感じです。
日々、試行錯誤を繰り返しています。
配送だけは、私達が直接行う事が出来ないため、どんなにきちんと修復しても、配送中に破損するドラブルは避けられません。
破損したアンティークは、また修復してもとに戻す事が出来ますが、出来る限りお客様のもとに破損させないように到着するよう、破損があった場合、何が原因だったかを考え、輸送中の衝撃に対してどうすれば耐えれるか、スタッフみんなで試行錯誤を繰り返しています。
何より、お客様の大切なお荷物が、無事に到着するように梱包していますので、少々開けにくい場合や梱包材の処分にお手間を取らせてしまうこともあるかもしれませんが、ご理解頂ければ嬉しいです。
それでは、商品の到着までお待ち下さい!
今回使用したアイテム
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酒井 有紀子
アンティークショップHandle お客様担当主任
インテリアや家具に対する疑問や質問、不安に思うことなど、毎日、全国からかかってくるお客様の電話の生の声に対し、回答するため得た知識を、そのまま情報として発信している。
30年の主婦歴と、5歳の孫と過ごす日々で気付いた、インテリアのことを分かりやすく書くことをモットーに執筆中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
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