アンティークのキッズ用カウンターチェアを修復しました。

水野慎太郎
水野 慎太郎

なかなかないめずらしいキッズ用のカウンターチェアが到着しました。商品をご紹介してすぐにご注文頂いたので、早速、出荷前の最終チェックを行っていきます。

まずはガタツキを確認します。

アンティーク子供用カウンターチェア

今回お届けするアンティークのカウンターチェアはコレです。可愛いですよね。めずらしく座面が小さくて、子供サイズ。もちろん大人も座れます。
椅子は安定感が大事。特にこのような高さがあるカウンターチェアの場合、グラつくと危ないので、出荷前にはしっかりと確認していきます。

グラついている場合、しっかり固定していきます。

kidschair-2

グラついている場合、大抵、座面と脚の接合部分が弱まっている場合が多いです。
特にアンティークの場合は、接着剤が抜けているものがほとんど。なので、修復がしていないイスは、ほとんどがグラグラになっています。

接合部分にしっかりと接着材を入れて、ハタガネという木材を締め付ける大工道具を使って、接合部分をしっかりと締めていきます。
締め方によって、4つの脚の長さが変わって、逆にグラついてしまう場合もあるので、慎重に・・・

ワックスを塗って仕上げていきます。

kidschair-3

しっかりと締まったら、最後の仕上げにアンティーク家具専用のワックスで椅子の艶を出していきます。
ワックスに色が付いていると座ったときに衣服に色が付いてしまうので、座面は座る部分にはワックスはクリアタイプがおススメです。
今回使ったアンティーク家具用のワックスはコチラ→

完成です。

kidschair-4

ガタツキもなくなり、安定感もあり艶も出てキレイに仕上がりました。あとはお届けするのみです!こんな感じで出荷直前にもチェックしてキレイにお直ししたアンティークをお届けしますので、お楽しみに!
今回ご紹介したようなキッズサイズのチェアはコチラからご覧いただけます。


水野慎太郎

水野 慎太郎

創業明治36年、1903年から続く老舗家具屋4代目。
アンティークショップHandleオーナー。

小さい頃から囲まれて育ってきた、家具に対する知識と修復技術力は誰にも負けない自信がある。
30年後に日本の10人に1人がアンティーク家具を使っている文化を作ることを目標にし、日々、アンティーク家具の修復に奮闘中。

アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)

1903年創業

【店舗&倉庫】
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第521010008980号

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