アンティーク部屋 ~福井県 山本さま~

水野慎太郎
水野 慎太郎

オーダーキッチンを販売していた頃、新築のお家に設置するキッチンと洗面所をオーダー頂いた山本さまは、Handleから車で1時間ほどの場所にある、福井県敦賀市の美しい海の目の前にある人気のお宿「敦賀さざなみリゾート ちょうべい」さんの女将さんです。

今回、ちょうべいさんがリニューアルすることがきっかけになり、ずっと客室で使って頂いていた椅子を修復すると同時に、新しく仲間入りするアンティークの椅子をお届けに伺ってきました。

ヨーロッパのアンティークと日本の古い和家具とのコラボでおしゃれなレトロ空間を作っている、アンティーク部屋をご紹介します。


アンティーク家具と一緒に、海の波音を聞きながら
ゆっくりとした時の流れを感じる・・・


敦賀湾の美しい景色

駐車場に車を停めると、目の前に広がる海!海!海!!

まるでプライベートビーチのような海の波音が心地いい~!

敦賀湾の白い砂浜の上に建つ、小さな木造りの人気の宿「さざなみリゾートちょうべい」さんに到着です。

さざなみリゾートちょうべい外観

海の見える大きな駐車場の隣に建っているお宿。

久しぶりにお届けした家具やキッチンにも会えるので、どんな風になっているかとても楽しみです。

さざなみリゾートちょうべいと水野社長

さぁ!到着しました。

ボクの旅のお供「Handleが来ました!」看板と一緒に、さっそく玄関で記念撮影です(笑)

ロゴマークが入った素敵なのれんをくぐって中に入ると・・・

さざなみリゾートちょうべい玄関

目の前には敦賀湾が一望できるロビー!

向かって右側には幅が2m以上ある立派な船箪笥。実際に使われていた昔のものを置いて使われているんですが、迫力があって素敵なんです。

ソファの後ろに置いてあるスリッパが入れてある樽のようなものは、昔のおかもち。

こちらも実際に使われていたものなんですが、玄関から日本版アンティークが上手に使われていて、勉強になります。

ちょうべぇの階段踊り場

今日、お届けする椅子は、2階のコンセプトルームに置くサロンチェア。階段を上がって2階へ上がってみると、天井から吊るされていたのが、ガラスで出来た浮き玉。

階段の窓からも海が一望出来るので、まるで船に乗っているような気分になる、おしゃれなインテリアとして使われていました。

アンティークになった船箪笥


2階に上がると、ここにも船箪笥が置いてありました。扉の杢目がとっても美しい船箪笥。

左側の大きな箪笥の中は、館内で着用できる浴衣やアメニティーグッズ置き場に。子ども用の浴衣もサイズ別にセッティングされていて女将の心遣いが感じられます。

アンティークと欧亜国際列車気分が楽しめる
コンセプトルーム「虹の間」


ちょうべいさん虹の間


今日、お持ちしたアンティークの椅子を置くお部屋がココ!「虹の間」です。

虹の間は戦前、ヨーロッパと日本を結んだ「欧亜国際列車」と「港街敦賀の歴史」をコンセプトにした和モダンレトロな和洋室です。

さざなみリゾートちょうべいと水野社長

海が見える窓際に、ゆったり座ってくつろげるサロンコーナーの椅子を設置。

女将からもOKのサインを頂きました(笑)

「虹の間」サロンチェア

後ろから見た姿も美しい2脚のサロンチェアを仲良く並べて設置しました。

窓からは海が見えるので、ここに座って波の音を聞きながらゆったり過ごす贅沢な時間を楽しんで頂くことが出来ます。 「虹の間」アンティークのサロンチェアズーム


お届けしたのは、とっても美しい象嵌が入ったアーム付きの椅子。
座面はイエローとパープル、背もたれも四角い形の背が高いものと、丸い形の背が低いもの。

座面の色も、椅子の形も全く違うものを選ばれたところがインテリアが好きな女将らしい~!せっかくなので、ここに座っていろいろ話を聞いてみました。

水野「まず、このサロンチェアを選んだ理由をお聞かせ頂けますか?」

インタビュー中の女将

女将「ここ「虹の間」は、日本とヨーロッパを結んだ欧亜国際連結列車をイメージしたコンセプトルームなんです。

日本人が憧れたヨーロッパの古い歴史を背景にしているので、お客様にその時代の本物のアンティークに触れて頂いて、より雰囲気に浸って頂きたいな・・・という想いで、選ばせて頂きました。

宿に滞在中にたくさん本物に触れて、何度も座っていただいて体感していただきたいと思います。 」

「虹の間」ステンドグラスの客室

欧亜国際連絡列車をイメージしただけあって、まるで寝台列車の中にいるような雰囲気が漂うベッドスペース。

列車内を彷彿させるランプやヨーロッパ調の壁は、まるで外国にいるような気分になります。

あっ!見つけました☆

「虹の間」ステンドグラスズーム


ベットの上にはアンティークのステンドグラス。真ん中はロンデルガラスになっていて、とっても可愛い!

ウォールランプの温かい光にステンドグラスが照らされ、とっても幻想的な雰囲気です。

女将「お客様からは、表の玄関から入ったイメージと、実際にお部屋に入った時のギャップがすごい!ってみなさん驚かれるんです。それが嬉しいんです(笑)」

虹の間の帽子


インテリアが大好きな女将は、小物類にもすごくこだわっています。

入口には、なんと!ころんとした形が可愛い帽子が撮影用?に置いてあります。
せっかくなので被ってみましょう(笑)

虹の間の寝室のハンドル水野社長

ちょっとボクの頭は入らなかったけれど(笑)寝台列車気分が楽しめる素敵な虹の間から、次は「光の間」へ出発進行!


日本のアンティークと過ごす
海辺の船小屋「光の間」


ちょうべいさん光の間

次に案内されたのはお隣のコンセプトルーム「光の間」

ここは、海辺の優雅な休日を過ごす大人の隠れ家をイメージしたお部屋で、虹の間とは、また全然違う雰囲気です。

もちろん、窓からは敦賀湾が展望出来ます。あっ!ココで使われているサロンチェアは!!

海辺の船小屋「光の間」のアーコールチェア

以前、お届けしたアーコールチェアとアーコールのラウンジチェア。そして、サイドテーブルです。

チョコレート色のチェア2脚が落ち着いた雰囲気の部屋に馴染んで、とってもいい感じ!

今回は、この椅子たちを一度連れて帰って、再度、修復してお届けすることになりました。今はピッカピカになって、ゆったり座って海を眺めて頂けます。

海辺の船小屋「光の間」のステンドグラスズーム

光の間の中には、めずらしい漁具が配置してあって、昔の猟師さんの世界が楽しめます。

そんな漁具に似合うよう、モダンな襖。そして、その横にはステンドグラスがはめ込まれています。

海辺の船小屋「光の間」のステンドグラスズーム

近づいてみてみると、海岸線から太陽が顔を出したような模様のステンドグラス。
このお部屋にピッタリです。

海辺の船小屋「光の間」のステンドグラスズーム

そして、入り口側にも小さなアンティークのステンドグラスを発見!

近づいて見てみると・・・

海辺の船小屋「光の間」のステンドグラスズーム

こっちは水色のロンデルガラスの珍しいステンドグラス。

太陽と海。両方のステンドグラスが入った光の間。ゆっくりくつろげそうです。

アンティークと暮らす
山本さまのお家


インタビューをうける山本さま

以前、キッチンを施工させて頂いた女将の自宅に、久しぶりにおジャマさせて頂きました。

とってもキレイに使って頂いて感激!出して頂いたコーヒーを飲みながら、いろいろお話を聞いてみました。

水野「そもそも、どうしてアンティークを選ばれたんですか?」

女将「昔からファッションも古着が好きなんです。昔から大切に使われているものが大好きなんです。
古着屋さんのお店に置いてある家具がアンティーク家具だったりすると、パッと目に入ってすごく可愛らしいな~って思っていました。」


猫と遊ぶ山本さま

水野「ハンドルでアンティークを選ばれたきっかけは?」

女将「自宅用のキッチンと洗面台をお願いした時、お店でアンティークを見て、すごい衝撃をうけました。
その後、とにかくホームページを見漁って、今にいたります(笑)」


帆船模様のステンドグラス

水野「ハンドルで最初に選ばれたアンティークはどれか覚えていますか」

女将「このヨットの模様のステンドグラスです。一目惚れです!
自宅が海沿いだし、これはもう出会いだ!とピンッときて選びました。」


山本様のお家の洗面所

洗面所にはハンドルオリジナルのウォールブラケットが。

水野「最後に、アンティークの好きなところを聞かせてもらえますか?」

女将「あげ出したら多分きりがないんですけど、歴史っていうのはにわかにはできないもの。 アンティークならではの優美さや強さがあって、ぐーっと見入ってしまうぐらいに惹かれるものがあります。」

ハンドル水野社長と山本さまピース

今回、久しぶりに山本さま・・・いや、女将のところにおじゃましたことで、改めてとても勉強になりました。
何より、以前、お届けしたアンティークを久しぶりに見ることが出来て嬉しい!!

また、たくさん使って頂いて、再度、今回、修復することで、また使い続けて頂けることを嬉しく思いました。

とっても素敵なちょうべいさんで、たくさんの人が本物のアンティーク家具を実際に見て、使って頂けることを楽しみに、これからも、ピッカピカにキレイに修復したアンティークを全国のお客様のお家にお届けしたいと思います。

コチラから、もっと詳しく見て頂けます↓

敦賀さざなみリゾート「ちょうべい」
〒914-0834
福井県敦賀市名子14-43-3
TEL 0770-23-7832



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水野慎太郎

水野 慎太郎

創業明治36年、1903年から続く老舗家具屋4代目。
アンティークショップHandleオーナー。

小さい頃から囲まれて育ってきた、家具に対する知識と修復技術力は誰にも負けない自信がある。
30年後に日本の10人に1人がアンティーク家具を使っている文化を作ることを目標にし、日々、アンティーク家具の修復に奮闘中。

アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)

1903年創業

【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13

【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41

古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号



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