ビンテージ×フランスで奏でる、おしゃれ和室コーデ

ビンテージ×フランスで奏でる
おしゃれ和室コーデ

新緑が美しい季節になりました。今月は、陽射しがたっぷり入る和室を、Handleらしいミックスコーディネートで仕上げてみました。

英国×フランス、アンティーク×ビンテージの組み合わせに、日本らしい畳をプラスしたミックススタイルのお部屋。

一見、ちぐはぐでバラバラに見えがちな組み合わせですが、色合わせを意識したことで、統一感のある和室が完成です。

それぞれの個性がお互いを惹きたてる、ハーモニーを奏でるような、新しいスタイルの和室のコーディネートをご提案します。

主役に選んだ北欧スタイルのビンテージ家具

主役に選んだのは、スッキリした北欧スタイルのネイサン社の大型サイドボード。

大型の家具を購入すると部屋が狭くなりそう･･･と、小ぶりな家具を選びがちですが、中途半端な大きさの家具を選んだ方が、収納スペースが足りなくなって家具を買い足しすることが多くなり、逆にスッキリしない印象になることが多いんです。

なので、置けるスペースがあるのであれば、一点豪華主義で大型の家具を一つドーンと置いてみましょう！

お部屋全体の印象がその家具で決まるので、その後のお部屋もコーディネートしやすくなります。

お隣には･･･色を合わせたフレンチチェスト

ビンテージのサイドボードの隣には、同じくシンプルなビンテージ家具を･･･といきたいところですが、今回はビンテージ×フレンチのスタイルが全然違う異色コラボを楽しみたいので、大人気の優雅なフレンチチェストを置いてみました。

シンプルで直線的な北欧デザインに対して、フランスらしい曲線ライン。木材もチーク材に対してオーク材と、相反する2つの家具。

ですが、色を合わることで、隣に置いても違和感が出ず、すんなり馴染んでいます。2つの家具を、よりすんなり馴染ませているのは･･･畳！

木の色とは全く違う、グリーンの畳の上に置いてあることで、スタイルは違えど同じ木製の家具同士というところに統一感が出ています。

ステンドグラスでお部屋に色足し

チェストの上は、絶好のディスプレイを楽しむ場所！目線が上がる場所なので、ぜひ好きなものを飾って楽しみましょう。

今回は、色をプラスしたくなったので、お花の柄のステンドグラスを選んでみました。
窓際に置いたことで、窓から差し込んだ太陽の光を背に受け、ステンドグラスの模様がキラキラ輝いて、お部屋全体が華やかな雰囲気になりました。

お部屋にお花を飾るような感覚で、ステンドグラスのお花をお部屋に飾って、色をプラスしてみましょう。

フランスのおしゃれなフレーム

反対側の壁面に、フレンチスタイルのフレームを掛けて、パッと華やかな雰囲気をプラスしました。

フレームの内側に、お気に入りのカードや写真を飾るだけで、一気におしゃれ度がUPします。

夜になって窓から太陽の光が入らなくなった代わりにフロアスタンドを点灯。

コンセントを差し込むだけでお部屋の雰囲気が一気に変化するので、気軽に大きくイメージチェンジをしたい方にはおススメです。

畳×ツイストの鉄板コラボ

フロアスタンドにあわせて、同じくツイストデザインのゲートレッグテーブルを選んでみました。

和室をコーディネートをするときに、つい選んでしまうツイスト脚のゲートレッグテーブル（笑）

日本伝統の和室と英国伝統のツイストデザインの組み合わせは、間違いがない鉄板コラボです。

そもそも、英国のアンティーク家具で使われているオーク材は、日本のミズナラのものが多く、畳との相性もバツグンにいいのでおススメです。

ネイサン社のビンテージチェア

ツイスト脚のゲートレッグテーブルには、シンプルなデザインのビンテージチェアを組み合わせてみました。

ツイストの華やかさの惹きたて役になってくれる、スタイリッシュなデザインの中には、計算された美しさ。

お互いの個性を際立たせてくれています。

G-PLANのビンテージチェア

同じ北欧スタイルのG-PLANフレスコシリーズのビンテージチェアを一緒に組み合わせてみました。

ビンテージチェアは、年代も若い分、機能的に作られていて座り心地も抜群！

今の大量生産にはない質の高さが感じられる素材感のよさと美しいデザインが楽しめます。

ヌン活のお供、ケーキスタンド

テーブルの脇には、サイドテーブルとしても使える、とってもめずらしいケーキスタンドを。

今、「ヌン活」なるアフタヌーンティーが流行しているので、テーブルの上に置いて使う3段タイプのケーキスタンドを使ったことがある方も多いと思います。

･･･が、もともと英国のアフタヌーンティーで使われていたケーキスタンドは、屋外で臨時のテーブルとして使える、木製の折り畳み式のケーキスタンドでした。

ケーキスタンド用のトレイにスイーツや飲み物などを乗せて、天板はサブテーブルとして。お気に入りの紅茶や飲み物を入れて、本格的な英国式ティータイムを楽しみましょう～。

畳の上でティータイム

畳とティーテーブルセットのコラボはドキドキするくらいおしゃれ。使っていない和室があったら、ぜひともオススメです。

和室なんだけれどアンティークスタイル。アンティークなんだけれど畳。この異国コラボはご年配の方にも取り入れやすく、ここで飲むお茶はなんだかいつもより美味しい～

英国王室御用達とティータイム

今回選んだカップ＆ソーサーは、英国王室御用達のロイヤルアルバート。

ロイヤルアルバートらしい、可愛らしい小花柄のカップで過ごすティータイムは、いつもよりも優雅で華やかな気分が楽しめます。

プチポワンチェアで華やかさを投入

ここまで、茶色の家具で統一してきたので、パッと華やぐプチポワンチェアを一脚投入！

ベースの白い枠にピンク色のプチポワンが華やかな椅子は、ステンドグラスと同じようにお部屋の色足しアイテム。

お部屋に彩りがほしいなと思ったときにおススメです。

便利に使える小さなサイドテーブル

コンパクトなサイドテーブルは、どこにでも置けて、いろんな使い方で楽しめる便利アイテム。

リモートワークが増えて、お家でお仕事をされる方には、コンパクトなサイドテーブルの上にノートPCを置けば、あっという間にワークスペースに変身。

どこに置いてもジャマにならず、とっても便利に使えます。

今回は、細くて長い脚がとても優雅なサイドテーブルをセレクトしました。天板のパーケットリーがとても美しいので、メインの家具としても使えます。

マガジンラックでスッキリ収納

読みかけの新聞や本、リモコンなど、散らかりがちなものをポイポイ入れるだけで、あっという間にスッキリ片づけ出来るマガジンラックはお部屋の必須アイテム。

背が低いかぐなので、畳の上に座って過ごすことが多い和室にもおススメです。

気軽に持ち運びが出来て、誰もが楽しめるマガジンラックは、初めてのアンティークにもピッタリです。

基本の3アイテムで作る至福の時間

お気に入りの椅子と小さなテーブル、そしてマガジンラックの3点さえあれば、ワークスペースにもリラックススペースにもなります。

仕事をするときは、デスクと椅子として。マガジンラックに書類を入れれば仕事モードに。

リラックスしたいときは、椅子に座ってマガジンラックから読みかけの本や雑誌を取り出して、テーブルの上に置いたコーヒーや紅茶と一緒にリラックスモード。

日本では、家具は用途が決まっていますが、同じアイテムをいろんな使い方で楽しんでみませんか？

アイアンの曲線が美しいシャンデリア

最後に、フランスらしい曲線ラインのアイアンワークのシャンデリアをテーブルの上に吊るして完成！

アイアンをクルンクルンと曲げただけのフランス製のシャンデリアは、どんなお部屋にも合わせやすくて使いやすい万能選手。

悩んだ時は、アイアンシャンデリアを合わせれば間違いナシです。

今回のコーディネートのまとめ･･･

「和室だから、アンティーク家具は似合わない」と勝手に決めつけてチャレンジしない方がとても多いので、和室だからこそおしゃれなお部屋をコーディネートしてみました。

床の上だといつもとあまり変わらないスタイリングも、畳の上でコーディネートしただけで、一気に格上げされる！と、改めて畳のスゴサを私も再確認（笑）

イグサで編まれた畳みはお部屋を明るく、柔らかい印象にしてくれる万能選手です。

和室には背が低い家具を置いて、目線が低くなるのが基本ですが、テーブルや椅子、背が高いキャビネットを置いて目線を上げることで、視点が変わって、今までと違ったあたらしい和室に出会えます。

出来ない理由を探すのではなく、もし、気になっているんだったら思い切って、一度試してもらいたいな･･･と思っています！

→今月のスタイリングで使った商品一覧はコチラ