昼と夜、違う表情を楽しむ X'masのリビング

照明の使い方で表情が変わる、X'masのリビング

もうすぐクリスマス。今月は、照明の使い方でお昼と夜、違う表情を見せるお部屋の中を、クリスマス仕様のリビングでコーディネートしてみました。

夜になると、どこのお家でも使う照明器具。当たり前に使っていますが、照明が変わるだけで、お部屋の雰囲気が驚くほどに変化します。

太陽の光で見るお昼の表情と、照明を点灯した夜の表情が全く違うお部屋で過ごす、クリスマスコーディネートをご提案します。

シャンデリアの灯り

まずは今月の主役、フランスのアンティークシャンデリア。

シャンデリアって、誰もが憧れる照明器具ですが、それと同時に明るさを気にされる方も多いんです。

そもそも、シャンデリアは明るくするための道具ではなく、お部屋を素敵な雰囲気に彩ってくれるためのインテリアの一部。

なので、ダウンライトなどで十分な明るさをとるようにし、見た目を重要視した、自分好みのデザインを選ぶようにしましょう。

昼と夜で違う役割をするシャンデリア

夜は、ドラマティックな陰影を作って、お部屋の中を魅力的にみせてくれるシャンデリアですが、お昼は、シャンデリアはお部屋の装飾。

照明器具が吊るされていないお部屋だと、なんだか味気ない雰囲気ですが、シャンデリアを吊るすことでなにもない空間がパッと華やかに見えてきます。

明るさはもちろん、目で見て楽しむ、お部屋の格上げアイテムです。

小さいけれどおしゃれ感が増すオールドキリムのクッション

大抵、一色で仕上げられているソファ。柄の入ったカバーにチャレンジして個性を出すのはもちろんいいんですが、なかなかハードルが高くてチャレンジしにくいのが事実です。

そこで簡単に色をプラスしてくれるのがクッション。

今回は、無地のグリーンと、いろんな色が使われたオールドキリムのクッションを置いてみました。

何もないとなんだか寂しいソファの上に色が足されたことで、おしゃれ感が増します。

挽き物細工の足が魅力のアーコール

ソファの前に置いた挽き物細工の足が魅力的なコーヒーテーブルは、実はアーコールのもの！

シンプルでカッコいい定番のアーコールもいいですが、英国の老舗家具らしく伝統的な挽き物細工で造られた脚のデザインもおしゃれです。

敷くだけでお部屋が華やぐトライバルラグ

ソファテーブルの下に敷いたのは、届いたばかりのトライバルラグ。

時を経て、いい色に変化したトライバルラグの中から、クリスマス気分を高める赤いラグを選んでみました。

アンティーク家具との相性もとてもよく、敷くだけで一気にお部屋の中が華やかな雰囲気になるので、ぜひ試してもらいたいです。

フランス生まれのピリヴィッツ

せっかくのクリスマスなので、白の中でも特別に白いフランス生まれのピリヴィッツの食器を使いました。

今では数少ない100％フランス産にこだわる1818年創立の老舗食器ブランド「PILLIVUYT」

衝撃や熱にも強い高品質のカップ＆ソーサーで飲むお茶は格別です！

大きく開ける便利なワゴン

真っ白なピリヴィッツの食器を乗せて運ぶのは、アンティークのワゴン。

コロコロと移動させて、便利に使える実力派です。

ワゴンに組み合わせたオーク材の椅子

クリスマスをイメージして、今度はグリーン色の座面の椅子をワゴンの隣にセッティングしてみました。

ワゴンと椅子。組み合わせても意味がない2つの家具のように思えますが、ワゴンの天板を開くと･･･

テーブルにもなるバタフライワゴン

ワゴンの天板を開いて、椅子を組み合わせることで、あっという間に2人掛けのダイニングが完成です！

ちょっとした食事も楽しめる便利なワゴンで、クリスマスディナーを満喫してみませんか？

キャンドル気分が楽しめるテーブルランプ

バタフライワゴンに乗せた食器と一緒に、アンティークのテーブルランプをセッティングしてみました。

まるでキャンドルの灯りの下で食事をしているような気分で楽しめるテーブルランプ。

夜の食事がちょっと贅沢な時間になるのでおススメです。

コンソールテーブルとして楽しむウォッシュスタンド

アンティーク家具でしか見つけることが出来ない家具の代表、ウォッシュスタンド。

昔、洗面所として使っていたウォッシュスタンドは、天板が天然大理石なので、上に乗せたものを、より豪華に魅せてくれます。

今回は、クリスマスディスプレイを飾ることで、コンソールテーブルのようにお部屋の中に見せ場を作ってみました。

壁面にはクリスマスリースを飾って、クリスマスコーナーの完成です。

クリスマスカラーのアンティークタイル

ウォッシュスタンドのタイルもクリスマスカラーのものをセレクト。

アンティークのタイルは、一枚一枚手焼きなので、違う表情を見ることが出来ておしゃれです。

お部屋の角を彩るコーナーキャビネット

お部屋をおしゃれに見せるポイントはいろいろありますが、ヨーロッパでは、特に、お部屋の角を大切にします。

なんとなく手を抜きがちなお部屋の角。ここにコーナーキャビネットを置いて、ディスプレイすることで、お部屋を格上げしてくれます。

幸せを運んでくれる妖精ノーム

北欧で幸運を運んでくる小人として古くから親しまれている伝説の妖精ノーム。もじゃもじゃのひげと帽子からのぞいた鼻がとっても可愛らしいんです。

お部屋の角に置いて、ノームのお家を隣に飾れば、ココから幸せを運んできてくれそうです。

ディスプレイを楽しむオープンシェルフ

今回は、クリスマスディスプレイを楽しみたいので、大きなオープンシェルフをセレクトしてみました。

中に、何を入れてもおしゃれに見えちゃう、色がちょっと濃い目のめずらしいアンティーク家具。

収納はもちろん、ディスプレイにも大活躍です。

ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレート

毎年、この時期になると、人気なのがクリスマスプレート。

1908年に初めて作られてから、毎年、必ず制作されているロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、もともとは、一年に一度、クリスマスの時に、ご主人がご馳走を盛ったプレートを使用人に贈るという習慣があって、使用人たちがそのプレートを壁にかけて飾ったのが始まりだと言われているんです。

ちなみに、製造後に型を全部、壊してしまうので、再生産されることはなく、手に入るのは、アンティークもしくはデッドストックだけ！

記念の年のものを見つけた時は、ぜひゲットしてもらいたいです。

ゆらゆら揺られながら過ごすロッキングチェア

あたたかい部屋でクリスマスを楽しむのにピッタリのロッキングチェア。

今年は、アーコールのクエーカーチェアを選んでみました。

ココに座って、ゆっくりくつろぐ至福の時間。いかがでしょう？

今回のコーディネートのまとめ･･･

クリスマスが近いとディスプレイにも力が入って来るんですが、今回は、特に、照明に気合を入れてみました。

いつもお昼の撮影なんですが、今回は、せっかくなので、暗くなった夜にシャンデリアを点灯して、昼と夜のお部屋の表情の違いを比べて見て欲しいな･･･と思って、時間をかえて撮影したので、よくよく見ると･･･モデルが違います（笑）

シャンデリアに憧れている方は多いんですが、明るさを気にして、なかなか手が出せないという方も多いのも事実。

正直、シャンデリアは明るさをとるための照明器具ではなく、目で見て楽しむためのインテリア。

もちろん明るさはとれますが、明るくするためではなく、夜、暗くなったお部屋で陰影を作ってお部屋をドラマティックな雰囲気にすると考えてもらった方が正しい気がします。

点けた方だけが、本当の意味でシャンデリアのすばらしさに気づいてくれると思うので、ぜひ、クリスマスをきっかけにシャンデリアのある暮らしを楽しんでみませんか？

→今月のスタイリングで使った商品一覧はコチラ