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アーコールと作る秋色の食卓
- 水野 友紀子
アーコールと作る
秋色の食卓
まだまだ暑い日が続いていますが、季節はもう秋。だんだんと食欲の秋が近づいてきたので、今月は食事を楽しむダイニングをコーディネートしました。
主役に使ったのは、アーコール(ERCOL)の家具。北欧スタイルのシンプルなデザインに、チョコレート色のオーク材の家具を足して、ちょっとあたたかみをプラスしてみました。
ますます食欲が出てきそうなダイニングのコーディネートのご提案です。
アーコールのサイドボード
ダイニングの主役に選んだのは、ちょっとめずらしい形のアーコールのサイドボード。
トップの部分がガラスキャビネットになっているめずらしいデザインなので、食器棚としてはもちろん、飾り棚としても使えて便利!
実用的に使えて見た目もおしゃれなアーコールの家具が1台あるだけで、お部屋が雰囲気よく引き締まります。
「エアルーム」シリーズのトリオ
ガラスキャビネット部分をより素敵に魅せてくれるビンテージの食器ホーンジー社。
いろんなシリーズがありますが、今回は、エアルームのトリオを選んでみました。
ホーンジーが最初に作りだした、個性的なデザイン「エアルーム」は、置いておくだけで周りがおしゃれに見えてしまう魔法の陶器です。
おしゃれを飾るウェルシュドレッサー
見せる収納として、ちょっと雰囲気が違うチョコレート色のアンティークウェルシュドレッサーをセレクト。
背板が豪華な無垢板張りで、濃いチョコレート色の家具をビンテージ家具と並べることで、メリハリがついてカッコいい~!
濃いチョコレート色の棚に白いアンティークのお皿を立て掛けることで、パッと目立って見えるので、よりオシャレに変身します!
扉のステンドグラス
ウェルシュドレッサーの真ん中には、お花の模様が可愛いステンドグラスの扉。
ウェルシュドレッサーはどちらかというと男性らしい家具のイメージですが、この扉があることで、柔らかく、ほっこりした雰囲気になっています。
小さな扉の中に何が入っているのかな?と開け閉めする度、ワクワクです。
アーコールのリフェクトリーテーブル
美味しいご飯を食べる場所に選んだダイニングテーブルは・・・アーコールのリフェクトリーテーブル。
アーコールのキャビネットと同じ色を選んで、統一感を出しました。
足元がT字型の脚がスッキリしておしゃれな雰囲気。
シンプルなデザインですが、組脚なのでちょっと高級感があって、サイズも日本のお家で一番使いやすい幅150㎝!
どんなお家でも使えて便利なおススメサイズのテーブルは、アーム付きの椅子もスッキリ収納できて便利です。
シェリーの真っ白のアンティークプレート
メインのお皿に選んだのは真っ白のシェリーのプレート。
いろんなお花が描かれた華やかなイメージが強いシェリーですが、時々、見つける真っ白のものは、戦争中に作られた証。
真っ白だからこそ、シェリーらしいシェイプの美しさが際立って見えます。
幻想的に輝くカーニバルガラス
秋色のダイニングの中心に、秋色のオレンジに輝くカーニバルガラスの花器をダイニングテーブルの中央に飾りました。
七色に輝くので見る度に表情が違って見えて、とっても幻想的な雰囲気です。
ゆったり座れるゴールドスミスチェア
ダイニングチェアの2脚はアーコールのゴールドスミスチェアを選びました。
背もたれが高く、体全体を包み込んでくれるようなゴールドスミスチェアは、贅沢な時間が過ごせます。
華やかなシスルバックチェア
あと2脚に選んだのはアザミの花が透かし彫りされている「シスルバックチェア」。
全部同じ椅子にしてもいいんですが、今回はオーク材の家具があるので、シンプルすぎず華やかなシスルバックをセレクトしました。
普通だったらキレイに収納できないアーム付きの椅子も、アーコールのテーブルにはきちんと収納できちゃうところもポイントです。
使い勝手のいいワゴン
テーブルまで運んでくれるのはオーク材のワゴン。
コロコロと移動できて、一気に運べるワゴンはとっても便利なアイテムです。
今回はダイニングに使用しましたが、リビングでサイドテーブルとして使ったり、書斎でプリンター置き場にしたり、いろんな使い方が楽しめる家具です。
秋色をイメージしたトライバルラグ
ラグをひくことでお部屋の雰囲気がガラッと変わります。
ハメダン(Hamedan)の絨毯は赤を基調としていて、秋にピッタリのカラー。
全体に織られた幾何学模様的なお花の模様が、華やかな雰囲気を作りだしてくれます。
テレフォンベンチのお気に入りのコーナー
窓の光が入る特等席にテレフォンベンチを置いて、お気に入りのコーナーを作りました。
テレフォンベンチの下は収納になっているので、雑誌や本を入れると便利です。
オーク材のサイドテーブルにはお茶をおいて、自分だけの時間を過ごします。
締め色にブラックのシャンデリア
お部屋を引き締めるには黒いシャンデリアがおススメ。
くるんと曲がったアイアンが愛らしく、ポイントになっています。
ダイニングテーブルの上に置いて、楽しんでみましょう。
今月のまとめ
いかがでしたか?今月は、定番のアーコールの家具を中心に、チョコレート色のオーク材の家具を合わせて、メリハリをつけた秋色のダイニングをコーディネートしてみました。
家具を置く際、同じ部屋の家具の色を全てお揃いにした方がいいと思われる方も多いんですが、あえて、色が違うものを入れることで深みが増し、さらにオシャレな雰囲気を作りだすことが出来ます。
今月は、小物の色使いもポイント!
いろんな色を使ったラグのおかげで、ダイニングもグッと華やかになり、さらに中心に黒色が使われていたので、シャンデリアと壁のアートフレームに黒が入ったものを選ぶことで統一感を出しました。
他に使った小物もオレンジや赤の暖色にして、浮かないようにしたことで、まとまりあるダイニングが完成です。
さぁ、完成した秋色のダイニングで、思いっきり秋の美味しいご飯を食べましょう~!
【コーディネート実例】
ダイニング
北欧スタイル
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
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〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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