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ペルシャ絨毯の魅力とは?選び方とコーディネート術

- 水野 友紀子
名前を聞いただけでとても高級品というイメージが強いペルシャ絨毯とは、古代ペルシャ、現在のイランで手作業で作られている絨毯のことです。
なんとなく近寄りがたかった私ですが、ディーラーにすすめられて敷いてみたら!まるでお部屋の中にお花が咲いたみたいに一気に華やか☆
しかもアンティーク家具にめっちゃ似合う!といろいろ勉強していたら、ペルシャ絨毯もアンティーク家具と一緒だというコトに気が付きました。
修復しながらずっと使い続けることが出来るペルシャ絨毯の魅力について、初めての方にも分かりやすくお話します。
Handle 水野友紀子
~ ペルシャ絨毯の目次 ~
1.ペルシャ絨毯とは 2.ペルシャ絨毯のある暮らし 3.ペルシャ絨毯の魅力 4.ペルシャ絨毯の基本 5.Handleのペルシャ絨毯 6.ペルシャ絨毯の選び方 6-1. サイズから選ぶ 6-2. 色から選ぶ 6-3. デザインから選ぶ 6-4. 模様から選ぶ 6-5. 産地から選ぶ 7.ペルシャ絨毯の歴史
ペルシャ絨毯とは
ペルシャ絨毯とは、草木染めのウールやシルクを、ひとつひとつ手結びで製作した絨毯のことです。
今は、機械織りの安価な絨毯もたくさんありますが、ペルシャ絨毯と呼んでいいものは、ひとつひとつ手結びで製作されたものだけ。
また、旧ペルシャ=現在のイランで作られたものだけなので、機械織りやイラン以外で作られたものはペルシャ絨毯ではありません。
というのも、ペルシャ絨毯は、経糸にパイル糸と呼ばれる結び糸を一つ一つ結んで緻密なデザインを作り上げていきますが、機械織りの絨毯は合成のりで貼り付けて作るため、簡単なデザインしか作れません。
また、ペルシャ絨毯は草木染めで染めた糸を使うので、微妙に違う色が違ってとても表情が豊かですが、現代の機械織りの技術では限られた数の糸しか使えないため、色が限定され、のっぺりとした表情に。出来上がりに大きな差が出ます。
いろんなデザインのものがありますが、機械織りの工業製品とは違い、いろんな色で細かい模様を描いたペルシャ絨毯は、インテリアスタイルを問わずどんなお部屋にも絶対に似合うところが魅力です。
1枚作るのに、一般的なものでも1年、最高級品になると5~10年以上かかることから「織られた宝石」とも言われるペルシャ絨毯ですが、実用的に使うために作られた敷物。
使うほどに価値が上がっていく、実用的に使って楽しめる芸術品です!
ペルシャ絨毯のある暮らし
まずは実際にペルシャ絨毯を敷く前と敷いた後で、お部屋がどんな風に変化するかをお見せしますので、見比べて下さい。
ダイニングルームから見てみましょう。ダイニングテーブルの下に敷いてみました。


次にベッドルームです。ベッド脇に敷いてみました。


最後に書斎。プレジデントデスクの下に敷きました。


いかがでしたか?次にお部屋別のペルシャ絨毯の使い方とおススメのサイズをご紹介します。
気軽に使える「玄関」
初めてペルシャ絨毯にチャレンジする方におススメの場所が玄関。
ポシティやザロチャラクと呼ばれる小さなサイズを玄関マットとして使うことで、ペルシャ絨毯がどんなものなのかを気軽に楽しんで頂けます。
玄関を開けた瞬間、パッと華やかな色彩が目に飛び込んできて、一気に玄関が華やぎます。

みんながくつろぐ「リビング」
ガリと呼ばれる大きなペルシャ絨毯をリビングの真ん中にドーンと敷いて、ソファとローテーブルを組合わせたリビング。
見た目が華やかなのはもちろん、食事をするダイニングスペースとくつろぐ場所リビングスペースを区切ってくれる役目も!
3人掛けのソファの前だとパルデやシシメトリと呼ばれる大きなサイズがおすすめです。

家族と囲む「食卓」
北欧デザインのシンプルなビンテージ家具に幾何学模様の赤いペルシャ絨毯を組合わせたダイニング。
シンプルなデザインの家具にペルシャ絨毯が似合わないかもと思う方もいらっしゃいますが、世界的に有名なデザイナーズ家具のショールームでは、シンプルなデザインの家具が映えるように必ずペルシャ絨毯を組合わせています。
モダンなデザインとペルシャ絨毯のコラボで、カッコいいダイニングルームが楽しめます。

ゆっくり過ごす「寝室」
寝室のベッドサイドに、海外のインテリアでよく見かけるような細長いランナータイプ「ザロチャラク」のペルシャ絨毯を置いて、ホテルライクな雰囲気を作ってみましょう。
見た目の美しさはもちろん、朝、起きた時に最初に足が触れる場所に敷くことで、一日の始まりが変わります!
足元の冷え防止や、埃の舞い上がり防止にも効果的です。

おしゃれな「和室」
西洋と東洋をつなぐシルクロードのように、アンティークの家具を置いた和室の畳にも、ペルシャ絨毯はとてもよく似合います。
床を飾る芸術品の絨毯と畳とのコラボで、独創的なおしゃれな世界が広がします。
サイズはザロニムくらいがおすすめ!敷き詰めるより、あえて畳を見せることでおしゃれ度が増します。

ペルシャ絨毯の魅力
ペルシャ絨毯の魅力はたくさんありますが、分かりやすく3つにまとめてみました。
1. 一点もの
ペルシャ絨毯の一番の魅力はなんと言っても美しさ。
手結びで作り上げた緻密な芸術品レベルの模様は、草木染めの糸を使っているので一点もの。同じデザインがあっても同じ色のものはありません。
たくさんの色が使われているので、アンティーク家具を使ったクラシックなお部屋との相性はもちろん、シンプルでモダンなお部屋まで、どんなインテリアのお部屋にもすんなり似合います。
広げた瞬間、優雅な雰囲気でお部屋を格上げしてくれること間違いなしです。
2. 丈夫で実用的
もともと床に敷いて使うための敷物として作られたペルシャ絨毯はとても丈夫なので、眺めて楽しむのはもちろん、実用的に使える芸術品としてガンガン使って頂けます。
「天然のエアコン」と呼ばれる調湿作用のおかげで、冬は床の冷たさを遮断してあたたかく、夏は湿気を吸ってサラッとしています。
またお手入れもラク!ウールの油分(ラノリン)がコーディングになって弾くので、コーヒーをこぼしてもすぐには染みません。
もし汚れたとしても、手結びでつくられたペルシャ絨毯は、その部分だけを修理することが可能。何年後でもメンテナンスでキレイにすることが出来ます。
3.時とともに成長
「ペルシャ絨毯は古くなった方が価値があがる」と聞いたことがあると思います。
一般的なラグは、買った日が一番きれいで、あとは古くなっていくだけですが、ペルシャ絨毯は逆。
踏まれることでウールの毛先がほぐれて磨かれ毛足が落ち着き、時間が経つにつれシルクのようなツヤっとした光沢が自然に出てきます。
また、草木染めの色は時間が経つほどに透明感が出て深みを増していきます。
時が経つほど高級感を増し、ドンドン成長していくことで価値があがっていくところも魅力です。
ペルシャ絨毯の基本
ここからは、初めての方にもわかりやすく、ペルシャ絨毯の基本について分かりやすくお話します。
パーツの名前
ペルシャ絨毯の構成は決まっていて、それぞれのパーツによって呼び名がついているので、分かりやすくお話します。
まず、絨毯の四方は「ボーダー」と呼ばれる同じ太さの枠で囲まれています。
ボーダーに囲まれている内側の中央部分が「フィールド」です。

フィールドを大きく分けると4種類に分類されます。
・メダリオン(中心柄)
・オーバーオール(総柄)
・メヘラブ(一方向柄)
・ピクチャー(画柄)
メダリオン
ペルシャ絨毯の代表ともいえる「メダリオン」とは、円やひし形、お花模様など、大きくて目立つメダル模様を絨毯の中心に配置し、シンメトリー(線対称)にデザインした模様のこと。
クラシックで格調高い空間を作り出してくれるので、アンティーク家具との相性もとてもいいです。
特に、マホガニーやウォールナットなどの高級家具をより素敵に引き立たせてくれて、模様に上下がないため、どんな場所でも使いやすく、初めてチャレンジする方におススメです。
▶ メダリオンのペルシャ絨毯
アフシャン
(オーバーオール)
メダリオンやコーナーピースがなく、フィールド全体に美しい曲線で草花のモチーフが描かれている総柄デザインのことを「アフシャンデザイン」や「オーバーオール」「オールオーバー」と言います。
ペルシャ絨毯で最も古くからあるデザインで、他のデザインとは違って、絨毯の上下左右、中心がないので、どの位置に置いても気にならない所がポイント。
家具も配置しやすいので、気軽にチャレンジ出来ると人気のデザインです。
▶ オーバーオールのペルシャ絨毯
メヘラブ(メヘラビ)

「メヘラブ」や「メヘラビ」(Meherab)と呼ばれる模様は、モスクで最も重要な、メッカの方向を示す壁の部分「ミフラーブ(Mihrab)」がデザインされた模様のことです。
ミヒラーブに向かってお祈りをするので、このデザインはハッキリと上下の方向が決まっているのが特徴的です。
花柄や、樹木、ランプなどが組み込まれたおしゃれなデザインのものが多いので、他とは違う個性的なペルシャ絨毯を探している方におススメです。
▶ メへラブのペルシャ絨毯
ピクチャー

ピクチャーデザインとは、ペルシャの歴史や古典詩、狩猟など、まるで絵画のようなデザインのことです。
他のデザインとは違って構図が複雑で細かく、通常の絨毯より密度が高いため、シルク(絹)を使っているものが多く、光が当たるたびにドラマチックに輝きます。
絨毯と言うより芸術作品として作られていて、敷物としてだけではなく、壁にかけて飾る装飾品として使われることも多いです。
▶ ピクチャーのペルシャ絨毯
大自然が育んだ3つの素材
ペルシャ絨毯に使われているのは、イランの全く異なる3つの気候が生み出した、3つの天然素材です。
1.綿(コットン)太陽が照りつける大地が育てた強い綿。
2.羊毛(ウール)厳しい寒さの山岳地帯で育てられた脂分の多い丈夫な羊毛
3.絹(シルク)雨の多いカスピ海沿岸で育まれた美しく輝く絹。
良質な天然素材を使って作られた、大自然の恵みが詰まった絨毯に使われているそれぞれの素材について分かりやすくお話します。
1. 綿(コットン)
ペルシャ絨毯の土台となる部分には綿(コットン)が使われています。
コットンの原料になる綿花は砂漠地帯でも育つので、オアシスのいたるところで栽培され、豊富に手に入れることが出来ます。
ウールやシルクを結び付ける芯になる部分に、伸び縮みしない丈夫なコットンを使って絨毯をつくることで、何十年使っても形が歪まず、きれいな形を保つことが出来ます。
2. 羊毛(ウール)
ペルシャ絨毯の羊毛に使われているのは最高級のペルシャ羊のコルクウールです。
寒暖差が激しく、降雨量が少ないイランの厳しい自然環境で育ったペルシャ羊の毛は堅くて太く、脂分が多いのが特徴。
良質な脂分が天然の撥水コーディング剤の役割を果たし、汚れを弾いてくれます。
使い込むほどに脂分が磨かれ艶が出るコルクウールはヘタリにくく、年月を経たものの方が価値が上がります。
▶ウールのペルシャ絨毯一覧
3. 絹(シルク)
イランの北部、カスピ海沿岸で古くから養蚕業が盛んだった地域で生産された絹(シルク)が使われています。
乾燥した砂漠のイメージが強いイランですが、カスピ海沿いは雨が多く湿度も高い地域。
蚕のエサになる桑の木が豊富に育つため、古くから養蚕業が盛んで良質なシルクが生産されています。
宝石のようにキラキラ輝く光沢が美しいシルクを使った絨毯は、高級感たっぷりです。
▶ シルクのペルシャ絨毯一覧
成長する「色」
ペルシャ絨毯の美しさの重要なポイントになっているのが「染色」です。
最近は安価で使いやすい化学染料を使っている絨毯が多いですが、昔ながらの作り方で作られるペルシャ絨毯は、「草木染め」で染めています。
ペルシャ絨毯の美しい色を出すために使われる天然素材を使った草木染の染料は、化学染料とは違ってとても繊細。
熟練の技が必要なのはもちろん、微妙な配合の違いや気温、時間によっても色が異なるので、最近はほとんどの絨毯が化学染料で染色されます。
草木染めと化学染料の一番の違いは時間の経過による変化。
化学染料は時間の経過とともに色が抜けて古ぼけた感じになりがちですが、草木染めで染めたものは、使えば使うほど透明感のある落ち着いた深い色に変化していきます。
ペルシャ絨毯は時間が経った方が価値が上がると言いますが、この草木染めの染料も理由の一つ。まだ化学染料が使われていない頃に作られた古いペルシャ絨毯は、年月を経たことで成長した色も評価されています。
微妙な色の違いを利用した草木染めの絨毯には、水彩画のようなグラデーションが生まれて奥行きと立体感が感じられるとともに、汚れが目立ちにくく実用的です。
草木染めの素材
草木染めの染料には、イランで自生する天然素材の植物が原料として使われています。
色と天然素材をご紹介します。
赤…コチニール、インドあかねの根、
オレンジ…ベニバナ、ザクロ
黄…葡萄の葉
茶…アカシア、樫の木
黒褐色…カシワの葉、黒い羊の毛
キャメル…胡桃の革
青…マメ科の印度藍
白…白い羊の毛、絹
「手結び」が生む耐久性
ペルシャ絨毯の一番すごい所は、なんと言っても「手結び(ハンドノット)」で作られているところ!
織機などを使って織るのではなく、1本1本手で結んでいく「手結び」で作られています。
方眼紙に描いた設計図の下絵を見ながら、土台になる綿(コットン)の経糸に、起毛しているパイル糸を一つ一つ結びつけて結び目(ノット)を作っていきます。
一列、結び終わると、固定するための横糸(締め糸)を入れ込み、鉄櫛で叩いて締め付けます。
この工程をひたすら根気よく、長い時間をかけて数百万回繰り返し続けていくことで、やっと1枚の美しいペルシャ絨毯が完成します。
その証拠に、裏側を見てみると、本物のペルシャ絨毯は裏側にも表と同じ模様がハッキリ見えます。プリントではなく、糸そのもので絵を描いている証です。
手結びで作っているペルシャ絨毯は、使い続けている間になにかあっても、その部分だけを結び直すことで修理することが出来ることも大きな特徴。
親から子へ、そして孫へ・・・と受け継いで、ずっと使い続けて頂けます。
1.毛が抜けません
手結びで強く結んで作られるペルシャ絨毯は、機械織りの絨毯のように接着剤が使われていません。
そのため、毛が抜けたり剥がれたりせず、安心してお使い頂けます。
2.水洗い出来ます
接着剤を使っていないので、水洗いでクリーニングすることが可能です。
もちろん、クリーニング済みのものをお送りしています。
3.修理が出来る
手結びで作られているので、穴が空いたり汚れたりした場合でも、その部分の糸だけをほどいて結び直すことで元通りに修理することが出来ます。
修理しながらずっと長くお使い頂ける絨毯です。
絨毯の結び方にも種類がありますが、大きく分けるとトルコ結びとペルシャ結びがあります。
トルコ結び
ペルシャ結び
イラン西部、タブリーズ、トライバルラグなど直線模様の絨毯に多いのがトルコ結び(対称結び)です。
かぎ針を使って結ぶのでペルシャ結びに比べると製作時間が短く、パイルも強く固定出来るので頑丈です。
イスファハンやナイン、クムなど、繊細な柄が多い地域で用いられるのはペルシャ結び(非対称結び)。
糸を片方の縦糸だけに巻き付けるので、結び目が小さくなり、結び目(ノット)数も多くなります。
とても細かいので、繊細な模様を描くのに向いています。
Handleのペルシャ絨毯が選ばれる理由
ここからはHandleのペルシャ絨毯が選ばれる8つの理由についてお話しします。
1903年創業
ライト兄弟が世界で初めて飛行機で空を飛んだ1903年に古道具屋として創業して以来、123年続く老舗アンティーク家具専門店が運営しています。
アンティーク家具を買い付けに行くイギリスやフランスでは、必ずペルシャ絨毯を組合わせて使っています。
靴を脱いで生活する日本では、まだ馴染みがありませんが、アンティーク家具と同じように、修理しながら使い続けることが出来るペルシャ絨毯のよさをたくさんの方に知ってもらいたい・・・と思っています。
女性目線の買い付け
模様や色、大きさなど、いろいろありすぎて、どれを選んでいいか分からなくなってしまうペルシャ絨毯。
私もまだまだ勉強中の私ですが、めずらしいデザインや色、サイズなど、あまり他では見かけることがない特徴的なペルシャ絨毯だけを女性目線で選んでいます。
アンティーク家具と同じように、年を重ねるごとに成長するペルシャ絨毯。私のお気に入りポイントを買い付けうらばなしに書いているので、たくさんある中から選んだ理由をぜひ読んでみて下さい!
とってもキレイです
見た目の美しさに惹かれても、家の中で靴を履かない日本人の私にとって、やっぱり不安・・・と思っていた私。
でしたが、洗剤を使って丁寧に水洗いし、天日干しをしてクリーニングした後のキレイなペルシャ絨毯を見て、これだったら安心してオススメ出来る!と思いました。
Handleでは多湿の日本ではなく、乾燥しているイランで水洗いした後、自然乾燥させたとってもキレイなペルシャ絨毯だけをお届けしていますので、安心してお使い頂けます。
コーディネート
実際にお部屋に家具と一緒に置いた時のイメージが湧かない・・・と言う方のために、オンライン来店を行っています。
また、ご注文頂いたアンティーク家具と組み合わせてご提案するコーディネートサービスもご利用頂けるので、実際にお部屋に置いた時、どれくらいの大きさで、どんな雰囲気になるかがイメージしやすいです。
図面をお送り頂ければ、同じ大きさのスタジオで、実際の図面と同じ雰囲気で似合うペルシャ絨毯をご準備してご紹介しますので、ぜひお気軽にご利用ください。
再買い取りします!
Handleでご購入頂いたペルシャ絨毯を
「引っ越しして入らなくなった」
「別のものが欲しくなった」
「断捨離して不要になった」
など、何年後かに手放したくなった場合、再買い取りしますのでいつでもご相談ください。
キレイに修復し、クリーニングを行った後、大切にお使い頂ける方のところへお届けします。
アフターサービス
Handleのペルシャ絨毯をお使い頂いている中で、なにか不具合があった場合は、いつでも修理させて頂きます。
・汚れのクリーニング
・フサの修理
・縁やエッジの修理
・穴あきなどの修理
・壁かけ用のタペストリー加工
などなど、ずっと使って頂けるようにアフターサービスさせて頂きますので安心です。ご希望の方はいつでもお知らせください。
必要になるまで・・・
お気に入りのペルシャ絨毯が見つかったけれど、
・新築中
・リフォーム中
・お引越しがもう少し先
などの理由で、購入したペルシャ絨毯を保管する場所がない方のために、最長半年間、無料でお預かりしています。
欲しいと思った時に、好きな模様の絨毯が見つかるとは限りません!
お気に入りが見つかったタイミングで、ご購入下さい。
返品可能です!
実際にお届けしたペルシャ絨毯を見て、気に入らなかった場合は、お届け後、どんな理由でも返品が可能です。
オンライン上でペルシャ絨毯を購入することは不安な点が多いと思います。
悩んでいないで、実際に実物を見て、置きたいと思っている場所に置いてみて決めてください。
ペルシャ絨毯の選び方
美しいペルシャ絨毯の世界、いかがでしたか?
ペルシャ絨毯についていろいろ分かってきたけれど、実際に選んでみよう!と思うと、一体、どうやって選べばいいか分からない・・・と言う方がほとんど。私もそうでした!
なので、ここからは、私がおすすめするペルシャ絨毯選び方をステップ別に5つご紹介します。
step1.
サイズから選ぶ
誰でもカンタンに決めることが出来るのがサイズ!
ペルシャ絨毯は手作業で作られているので、大きさにバラツキがあり、さらにかなり大ざっぱですが、大体の大きさと呼び名が決まっています。
ちなみに、ペルシャ絨毯のサイズの表記は、縦(長い方)を先に記載します。 それぞれのサイズについて、もう少し細かくお話します。
ポシティ
(90×50cm)
誰でも気軽にチャレンジしやすい、一番小さなサイズがポシティ(Poshiti)
ポシティは、本来70×50cmで、60cmや90cmという規格はありませんでしたが、近代になって、日本の玄関マットにちょうどいいサイズということで、60cmや90cmのものが作られるようになりました。
最近になって作られるようになったサイズなので、古いものはなかなか見つからず、ビンテージのポシティはかなり貴重です。
▶ ポシティのペルシャ絨毯
ザロチャラク
(120×80cm)
一軒家の広い玄関のマットや、ベッドサイド、ソファや一人掛けの椅子の足元などに使うのにちょうどいいサイズがザロチャラク(Zar-o-charak)です。
イランの長さの単位「ザル(Zar)」(約100cm)と「チャラク(charak)」(約20cm)を組合わせた、長辺が120cm前後の絨毯です。
気軽にチャレンジしやすいサイズでペルシャ絨毯らしさも感じられるので、初めてのぺルシャ絨毯におススメです。
▶ ザロチャラクのペルシャ絨毯
ザロニム
(150×100cm)
2人掛けのソファの前やデスクの下にピッタリのザロニム(Zar-o-nim)。
ザロチャラクと同じように「ザル(Zar)」(約100cm)と「ニム(Nim)」を組合わせた長さのこと。ニムは半分という意味で、100cmの半分50cmのことなので、足して150cm前後の絨毯のことです。
ペルシャ絨毯を1人で作ることが出来る、女性が手を広げたサイズがザロニム。なので、1人で丁寧に結んだ絨毯も多く、高品質なものが見つかることが多いです。
▶ ザロニムのペルシャ絨毯
ガリチェ
(200×140cm)
ガリチェ(Ghalicheh)とはソファの前にちょうどいい3㎡くらいの絨毯のこと。
大きな絨毯「ガリ(Ghali)」と、小さいものをさす「che(チェ)」が合わさったガリチェは「小さな絨毯」と言う意味でこのサイズ以下の小さな絨毯は全て「ガリチェ」です(笑)
正確に約200cmのことを指す「ドザール(Dozar)」と呼ばれることもありますが、現地ではガリチェの呼ばれることの方が多いので、ガリチェで統一します!
▶ ガリチェのペルシャ絨毯
パルデ
(250×160cm)
日本の一般的なお家のリビング(10~14畳)にピッタリのサイズが「パルデ(Parde)」です。
3人掛けのソファの前に置いてローテーブルを置いても、まだ座れるスペースが残るので、リビングが広く見えます。
ちなみに、パルデとはペルシャ語でカーテンの意味。大きな部屋の入り口を仕切るカーテンとして使われていたサイズから呼び名がついたようです。
▶ パルデのペルシャ絨毯
シシメトリ
(300×200cm)
シシメトリ(Shish-metri)とは、ガリ(Ghali)と呼ばれる大判サイズの絨毯のこと。
Shish(シシ)=6、Metri(メトリ)=㎡なので、6㎡くらいの絨毯のことです。
日本のマンションサイズの4.5畳ほどの大きなサイズなので、4人掛けのダイニングテーブルの下に敷くのにおススメのサイズです。
▶ シシメトリのペルシャ絨毯
step2.
色から選ぶ
誰でもカンタンに決めることが出来るのがサイズ!
ペルシャ絨毯は手作業で作られているので、大きさにバラツキがあり、さらにかなり大ざっぱですが、大体の大きさと呼び名が決まっています。
1.赤
ペルシャ絨毯を代表する赤色は、使い込むほどに落ち着き、ドラマティックな色に変化していきます。
▶赤いペルシャ絨毯商品一覧
2.青
私が大好きな色、青。全体的に数が少ないので、出来るだけ素敵なものを探して来ています。
▶青いペルシャ絨毯商品一覧
3.緑
とっても希少な緑色のペルシャ絨毯。楽園を意味する緑はイランの人にとって神聖で幸運な色です。
▶緑のペルシャ絨毯商品一覧
4.白
どんなお部屋にも似合う一番人気の白。ペルシャ絨毯の繊細な模様が一番鮮明に浮かびあがる色です。
▶白のペルシャ絨毯商品一覧
step3.
デザインから選ぶ
1.メダリオン
大きな紋章のような意匠が中心に配置されているメダリオンデザイン。ペルシャ絨毯の王道スタイルです。
▶メダリオンの絨毯商品一覧
2.オーバーオール
絨毯全体に模様が広がるオーバーオールは、絨毯の向きを考えなくていいので、とても使いやすいです。
▶オーバーオールの絨毯商品一覧
3.メフラビ
方向性が決まっていて神秘的なミヒラーブデザイン。個性的なペルシャ絨毯を探している方におススメです。
▶メフラビの絨毯商品一覧
4.ピクチャー
まるで絵画のようなピクチャーデザインは、ペルシャ絨毯の世界でも最高峰の芸術性を誇る、極めて贅沢な絨毯です。
▶ピクチャーの絨毯商品一覧
step4.
模様から選ぶ
ペルシャ絨毯には、世代を超えて伝えられてきた伝統的ないろんな模様が描かれています。
模様に込められた意味とともの、人気の模様をご紹介します。
狩猟文様
ペルシャ絨毯の中で最も古い模様の一つ、狩猟している様子がデザインされたハンティング・パターン。
王族や貴族たちが広大な自然の中を馬を走らせて弓を射る姿を描いた、「力」と「繁栄」を象徴する躍動感あふれる模様です。
庭園模様
格子の中に色とりどりの草花や木、鳥などが描きこまれている庭園模様。
砂漠の国に住む人たちにとって、豊富な水路に囲まれた緑豊かな格子状の庭園は天国(パラダイス)の象徴。庭園模様の絨毯を敷くことでお部屋を癒しに満ちた聖域に変えることを意味します。
ヘラーティ(マヒ)
「マヒ(Mahi)=魚)」とも呼ばれる、ペルシャ絨毯の中で特に有名なリピート模様「ヘラーティ(Herati)」。
中央にひし形、その周りに小さな魚がデザインされたものを、繰り返す連続模様のことです。
水面に映る月(ひし形)に向かって泳ぐ魚を表現している、瑞々しいエネルギーをもたらしてくれるデザインです。
とは、中央の薔薇の花(ロゼット)の模様を菱形や四角形で囲み、それぞれの頂点に花を配置して繰り返し連続させた模様のことを言います。
シャーアッバス
ペルシャ絨毯の黄金期を築いたシャー・アッバス1世の名前が付いた「シャーアッバース」。br>
「パルメット(シュロの花)」や「蓮の花」をモチーフにした大きな花文様を、流れるような曲線「イスリミ(唐草文様)」でつないだデザインです。
途切れることなく伸び続ける見た目から、永遠の繁栄を表す幸福の模様として愛される、華やかさの頂点と言われるデザインです。
エスリム
エスリム(イスリム)デザインは植物を抽象的に表現したデザインのこと。
名前の由来になっているイスリミ=曲線的を象徴するように、植物の蔓や枝が絡み合って途切れることがなく螺旋を描くデザインは永遠と無限の愛を表現しています。
ボテ(ペイズリー)
ボテとは、しずくや涙、松かさの形ををしたデザインの事。ペイズリー模様の起源になったデザインです。
先端がカーブして曲線を描き内側を向いているので、柔らかな雰囲気。フィールド全体やボーダーに繰り返し使われることが多く、生命や繁栄、永遠などを象徴しています。
ロゼット
ロゼット(Rosette)は、花を抽象化した幾何学的なデザインのことです。
バラや百合、向日葵などのお花の花びらが中心から放射状に広がっている形が幾何学模様でデザインされた、調和と生命力の象徴。
メダリオン部分やフィールドからボーダーまで、いろいろな部分に取り入れられています。
動物
勇気や力の象徴であるライオン、優美さや純粋さを表す鹿やガゼル、平和の象徴になっている鳩のような鳥など、具体的な描写で描かれることが多い動物模様。
装飾性を重視して抽象的なデザインで描かれたり、花や木、草原などの自然のモチーフと組み合わした風景画として絨毯に織り込まれているものもあります。
雲のリボン
15世紀に中国や中央アジアの影響を受けてデザインされたと言われる雲のリボン(Cloud Band)。ペルシャ語では雲の結び目「ギリ・アブリ(Giri Avri)」とも呼ばれます。
まるで空に漂う雲を表現しているような柔らかな曲線や渦巻の形は、16世紀のサファイヴァー朝時代のペルシャ絨毯で人気で盛んに使われました。
花瓶
絨毯の中心に大きく描かれることが多い、楽園を象徴する花瓶は、砂漠で生活してきた人たちにとって、非常に人気のあるデザインです。
左右対称に描かれることが多く、調和が強調される花びん。水がたっぷり入った花瓶からあふれる花は、豊穣や自然の恵みの象徴として、豊かさと繁栄を表しています。
アラベスク
アラベスク(Arabesque)とは、つるや葉、お花など、自然界の植物を抽象化したデザインのこと。「ドラゴンヘッド」とも呼ばれるように、二股に分かれた鋭利な花模様のことです。
繰り返しや連続性が強調され、まるで無限に続くように錯覚してしまうデザインが特徴。イスラム教に置ける神の無限性や永遠性が表現されています。
生命の木
ペルシャ絨毯の中でも特に高級な絨毯の産地、カシャーンやクムなどで見かけることが多い「生命の木」。
ペルシャ文化では楽園を「永遠の庭」とイメージすることもあるので、生命の木はその中心的存在になる要素です。始まりと終わりのない循環を表す、永遠の命の象徴です。
パルメット
西アジアで古くから使われている「パルメット」とは、花の断面を描いたデザインのことです。
蓮の花や百合の花のような草花やつぼみが左右対称で描かれています。お花の断面を描いたパルメットに対して、真上から描いたものがロゼットです。
糸杉
まっすぐに天に向かって伸びる形が特徴的な糸杉のデザインは、天に向かって成長する姿として生命と繁栄の象徴になっています。
楽園の風景の象徴として、小川や花壇とともに描かれたり、中心部分に大きな糸杉が単独で描いて視覚的に見せ場を作っているもの、またボーダーや背景として繰り返し描かれたものなど、いろんなところで使われています
step5.
ペルシャ絨毯の産地から選ぶ
実はペルシャ絨毯は作られる産地によってデザインや素材、模様など、特徴があります。
地図に記載した産地順に特徴をお話しします。
①タブリーズ
イランの北西部、東アゼルバイジャン州のにあるタブリーズは、ヨーロッパとアジアの交易地として栄えた町です。
昔から王侯貴族のために絨毯を作ってきたので、デザインもバラエティに富んでいますが、魚の形をした「マヒ柄」と呼ばれるヘラティ模様が特徴的です。
タブリーズの織りの基本はトルコ結びで、ノットではなく“ラージ”で織りの細かさを表現しています。
②アルデビル
アルダビールやエルデビル、アルタヴァットとも呼ばれることがあるアルデビルとはイラン北西部、カスピ海近くに位置するペルシャ絨毯産地です。
デザインの特徴は、主に幾何学模様。色の幅が広く、いろんな色を組合わせて織られていることが多いです。
アルデビル産の絨毯は、綿の経糸に丈夫でしっかりした堅めのウールで織り込んだ、しっかり密集していますが、パイルが比較的短いので、厚みがそれほどなく薄手で弾力性があります。
③セネ(サナンダジ)
イランの北西部クルディスタン州に位置するセネとは、クルド人が住んでいた旧サナンダジュのこと。
クルド人が作るセネの絨毯は織りがとても細かく、非常にきつく紡いだ上質のウールを使用しているので、とても丈夫で耐久性があり、薄く柔らかいのが特徴です。
デザインはクラシックパターンが多く、色は濃い青と赤が主流。中央に大きなダイヤモンドやひし形のデザインが多く使われています。
④ハマダン
イラン西部の商業の中心地、ハマダーンはイラン最古の歴史ある都市です。
ハマダンは絨毯の生産量が非常に多い地域で、とても丈夫なことからイランの中では最も一般的に日常品として使われています。
デザインは伝統的なモチーフが多く、赤と青を基調にし、幾何学的なパターンや花柄がデザインされています。
ハマダンで開かれるバザールでは、マライヤー、セネ、ビジャー産の絨毯やクルド族の絨毯などハマダン以外で織られた絨毯も集まり、大トレードセンターになっています。
⑤クム
イラン北部に位置しているクム(Qum)は、1930~40年代に絨毯を織り始めた比較的新しい産地です。
なので、伝統的な柄などはなく、いろんなデザインを取り入れたバラエティに溢れる模様も魅力の一つですが、なんと言っても最大の特徴は素材。
クムの絨毯は「クムシルク」と呼ばれるほど、高品質なシルクで織られているので、ペルシャ絨毯の中でも最高級品の一つとされ、その美しさと繊細さ、品質の高さで広く知られています。
⑥カシャーン
イラン中央部、イスファハン州にあるイランで最も古い都市の1つであるカシャーンは、シルクロードの重要な交易地でした。
カシャーンの絨毯は、ペルシャ絨毯の中でも高い評価を受けていて高級絨毯の題名にしもなっています。主に高品質のウールが使われ柔らかくて耐久性があるのが特徴です。
中央に大きなメダリオンが配置されたデザインが、カシャーンの絨毯の一番の特徴。メダリオンの周りに花や蔦模様が繊細に描かれたシンメトリーなデザインが特徴的です。
⑦イスファハン
エスファハーンとも呼ばれるイスファハーンはイラン中央部に位置する大都市であると同時に、イランを代表する観光地の一つです。
ペルシャ絨毯の中でも品質の高さは群をぬいていて、6㎡を織るのに2人で1年半かかるくらい(1㎡あたり70~90万ノット)細かく緻密に織られているので、他ではマネが出来ない美しく詳細なデザインの絨毯が織られ、世界中から支持されています。
特にシルクを使って織られた絨毯も多く、光沢と繊細さが際立っています。
⑧ナイン
ナインはイラン中央部の砂漠地帯、イスファハン州にある地下水路が発達した小さなオアシス都市です。
もともとウール織物業が盛んでしたが、19世紀末からイスファハンの影響を受けた絨毯の製作が始まり、ベージュやクリーム系を基調とした高品質で実用的な手織りの絨毯を作る産地として世界的に有名になりました。
結びはペルシャ結びで、ナインの絨毯はパイルを絡ませる経糸の本数によって品質ランクを表します。
「4La(チャラ4本)」「6La(シシラ6本)」「9La(ノーラ9本)」…と言う感じで分類されますが、最上級の4Laは一番細かく、1㎡の中に約90万ノット、6㎡を織るのに2人で約2年かかる細かさで織られています。
⑨ヤズド
イラン中央部に位置する、砂漠都市ヤズド(Yazd)は、歴史を通じて、品質の高い絹織物と絨毯で知られる織物工業の中心地です。
他と比べるとそれほど生産量は多くありませんでしたが、1940年代以降、ケルマンからデザイナーや職人を呼んでケルマン風の絨毯を多く生産するようになりました。
その後、需要に伴ってカシャーンをモチーフにしたデザインの絨毯を生産するようになり、オープンフィールドデザインや花柄のボーダー、大きなメダリオンが入ったデザインの絨毯が多く織られています。
⑩ケルマン
イラン南中部、ルート砂漠の辺縁高地にある、ペルシャ絨毯の産地「ケルマーン」。
何度も多民族に支配され、サファービー朝の創始者シャー・イスマイルが再建した際に絨毯を作り始め、盛んになっていきました。
ケルマンの絨毯の特徴は、お花のモチーフ。ヘサルゴン(千の花)と呼ばれる、無地のスペースがほとんどないようなお花柄や、生命力や繁栄を象徴する「生命の木」や「花瓶」のモチーフがデザインに取り入れられることが多く、ヨーロッパで特に好まれているデザインです。
⑪マシャド
イラン北東部に位置する、イランで2番目に人口が多いマシャド(Mashhad)。
19世紀末から20世紀の初めてにかけて多くの工房が作られ、絨毯生産が盛んになりました。
花柄と暖色系の色調が特徴的で、ホラサン州の高品質のウールをコチニールで染めた、独特のえんじ色を使った暖色系の色が人気です。
芸術性の高いお花の模様やクラシックな曲線でデザインされているものが高く評価されています。
⑫バルーチ
バルーチ(Baluch)とは、土地の名前ではなくイラン、アフガニスタン、パキスタンの国境地帯で暮らす遊牧民族バルーチ族と、彼らが織る手織りの絨毯のことです。
バルーチ族は遊牧民が多く、生活様式を反映した絨毯が多く作られています。
家庭用の実用的な絨毯が多く。素朴なデザインや幾何学模様のものが多くみられるのが特徴です。
ペルシャ絨毯の 歴史

石器や骨のような硬いものとは違って、古いものが残っていないペルシャ絨毯は、歴史の始まりを証明できるものが文献しかありません。
現在、世界最古の絨毯と言われているのが、ロシアのエルミタージュ美術館に所蔵されている「パジリク絨毯」。
凍結された状態で見つかった絨毯は、約2500年前のものと推定されています。
その模様がペルシャ最初の王朝「アケメネス王朝」のペルシャ絨毯に似ているので、パジリク絨毯以前にペルシャ絨毯が存在したと推定されています。

それとギリシャ神話や聖書など、いろんな文献と合わせて、現在、ペルシャ絨毯の発祥は紀元前10世紀!なんと3000年以上前と推定されています。
ちなみに、実在する最古のペルシャ絨毯は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館に所蔵されている「アルデビル絨毯」。ペルシャ絨毯の黄金期といわれる16世紀頃のサファビー朝時代のものです。
16世紀から18世紀初頭の200年間は、ペルシャ絨毯3000年の歴史の中で最も重要だったと言われる期間。
シャー・アッバス1世の時代に都がイスファハンに遷ったことでルネッサンスの影響を受け、今のような美しいペルシャ絨毯のデザインの基本が完成しました。
実際にV&A博物館にてんじしてあるアルデビル絨毯を見てみると・・・
想定外の大きさにビックリ!!なんとなんと!幅5.35m×長さ10.44mというビッグサイズ☆
V&Aの展示室では、この巨大な絨毯が傷まないよう、ガラスケースに入っていて、時間を決めてライトアップしています。
興味がある方は、ぜひV&A博物館の記事を読んでみて下さい。
いかがでしたか?ペルシャ絨毯の世界。初めてアンティーク家具を知った時と同じような感覚を感じて、ぜひたくさんの方に使ってもらいたいなと思っています。
アンティーク家具との相性もとてもいいペルシャ絨毯と華やかなお部屋づくりを楽しみませんか?

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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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