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本物の木の質感が楽しめる、Handleの無垢材の床
- 水野 友紀子
本物の「木」の家具を扱っている私が、自分の家を建てる時にどうしても譲れなかったのが「素材」。家具と同じように、年月を経ることで、どんどん風合いが増していく「本物の木」の床にこだわりたかったんです。
フローリング材が当たり前だった当時、本物の木のフローリングを使った無垢材の床は、とてもめずらしかったので、設計士さんにも大工さんにも反対されましたが強行突破(笑)
でも、貼った後、反対していた職人さんたちが「やっぱり本物はいいな~」と、私より喜んでいました(大笑)
さらさらとした手・・・いや足触りで、夏は涼しく、冬はほんのりぬくもりがある本物の木の床。使っていくごとに、どんどん風合いが出て、キズが付いても気にしなくてもよく、キズさえもお家&家族の歴史になっていく...そんな床をオススメしています。
Handle 水野 友紀子
私が家をリフォームした時「床を無垢材のフローリングにする」と言うと、みんなに驚かれるくらい当時はとてもめずらしかったんですが、最近は、無垢材を使うお家も多くなってきました。
やっぱり使っていくごとに風合いを増してお家の年月とともに一緒に年をとってくれる無垢材の床がだんだん受け入れられているんだな・・・と嬉しく思うんですが、いざ、無垢材の床を選ぼう!と思っても、なかなか選べない方が多いのが現実です。
こんな仕事をしている私でさえ、床材選びは本当に大変でした(大汗)
無垢材の床ってカタログはもちろん、ネットで検索すると山ほど出てくるのですが、小さなサンプルでは、実際にお部屋全体に敷き詰めた時のイメージがどうしてもわかなくて・・・
しかも、私がイメージしていたものは、幅の広いフローリング。そもそもカタログの中で見つけることが出来ませんでした(大汗)
「私の頭に描いているフローリングは無理なの?」と不安ばかり。あきらめきれず、床材を求めて、全国を回って歩きました。
そもそも、設計士さんも大工さんも、本物の無垢材の床がいいということは分かっているんだけれど、割れや反りは必ず出てくる可能性があるので、その後のクレームを恐れた結果、割れることも、反ることもない安価なフローリング材を使うことがほとんど。
でも、無垢材をしっかり理解した上で、トラブルが出にくいものをおススメすれば、本物の質感が楽しめる!と、いろいろ試行錯誤してたどり着いた、私が自信を持ってオススメ出来るHandleオリジナルの床材。
自分たちの経験を活かして、イメージそのままをお届けします。
オーク材は、欧米で昔から家具やフローリング、ウィスキーやワインの樽などに使われる、とても堅い木材です。
狂いも少ない木なので、カッコいい木目の部分だけを使い、かなり幅を広めにとったHandleオリジナルのオーク材の床。
本来であれば、避けてしまう大きな節の部分も、カッコいい木目を活かすために埋め木をし、表情豊かに仕上げました。
また、まるでハイヒールで歩いたような使い込まれたアンティーク加工を行ったHandleの床。自信満々にオススメです。
>> Handleオーク材の床はコチラ
ヘリンボーンとは、ツイードのコートやジャケットなど、お洋服でも見かける、山と谷が連続するモチーフのこと。
日本ではあまり見かけませんが、フランスでよく見かける「パーケットリー」と呼ばれる幾何学模様の寄せ木細工の床です。
表情が違う無垢材のオーク材を使って、一枚一枚、貼り合わせながら造り上げる無垢材のヘリンボーン。パリのアパルトマン気分が楽しめます。
>>Handleヘリンボーンの床はコチラ
オーク材の板を組み合わせて作った正方形の向きを変えて組み合わせた、まるでモザイクタイルのようなデザインの市松模様の床。
実は、小さい頃から通っている図書館の床を見てヒントを得ました。
日本的な要素も感じられて、ちょっと懐かしい市松模様はフランスではチェッカー柄と呼ばれ、ヘリンボーンと同じく幾何学模様の寄せ木細工「パーケットリー」の床です。
長い年月を経て、今はツヤッツヤに輝く図書館の床のように、これから何十年後かが楽しみになる・・・そんな床はいかがでしょう?
>>Handle市松模様の床はコチラ
無垢材の床というと、価格を抑えたパイン材を用いることが多いんですが、節が入っているものが多く、好き嫌いがはっきり分かれる床材です。
パイン材のよさは、何と言っても柔らかい手触り。手触りのよさを活かしながら、節が少ない、ちょっとオトナのパイン材の床を作りました。
寒い地方で育ったパインなので、目がとても詰まっていて、節も多くなく、そんなに目立たない・・・
どんな人にも受け入れられやすいアンティークと相性ぴったりの上品なパイン材の床です。
>>Handleパイン材の床はコチラ
Q:「無垢材のフローリングと普通のフローリングの違いは?」
A: 無垢材のフローリングとは、厚みのある板を一枚ずつ組み合わせてフローリングにしたものを言います。
それに対し、一般的にフローリング材として用いられるものは、ベニヤなどの大きな板に、木目をプリントしたものや、薄くスライスした木を貼って、何枚かの板を組み合わせたように加工したもののことを言います。
一枚、一枚が板になっている無垢のフローリング材は、横から見た時、木目がつながっていますが、一般的なフローリング材は、木目をプリントしたものや薄くスライスしたものを貼っているため、横から見た時、断層になっているのが分かります。
また裏を見ると、無垢材の場合、どちらも木目ですが、フローリング材はベニヤ板などに貼られているので、木目は見えません。
フローリング材は、ベニヤ板に貼ってあるものなので、施工する際もカンタンで、一気に床を貼ることが出来ます。それに対し、無垢材は、一枚一枚、手作業で貼り合わせていかなければいけないので、手間ヒマがかかります。
Q:「無垢材のフローリングの特徴はなんですか?」
A: 無垢材のフローリングのよさは、何と言っても本物の木の肌触りです。
夏はサラサラとしていて汗ばむこともなく、冬は人肌程度にあたたかいのが特徴です。
Q:「床暖でも使えますか?」
A: 無垢材のフローリングは、本物の木なので、床暖には対応していません。
床暖が必要な場合は、床暖用に加工してある専門のフローリングを使うことをオススメします。
Q:「お手入れは?」
A: 普通に固く絞った雑巾で水拭きして頂ければOKです。
拭けば拭くほど、ツヤが出てきます。
例えて言うなら、古いお寺の床みたいな感じです。
使うごとに風合いを増していくので気にせずドンドン使ってください。
Q:「どんなメンテナンスが必要ですか?」
A: Handleの床は無垢材なので、自然塗料で塗装することをオススメしています。
自然塗料の場合、とりわけメンテナンスは必要ありませんが、気になった時に自然塗料のワックスを
塗りこんで頂ければ艶が出てきます。
撥水もよくなります。
Q:「キズや汚れは?」
A: 本物の木なので、キズや汚れは必ず付きます。ただし、キズや汚れついた場合でも、一般的なフローリング材と違って、簡単に自分でメンテナンスすることが出来ます。
また、ついたキズや汚れも、フローリング材とは違って、色が剥げることはないため、馴染んできます。また、凹みキズなどは、簡単に直すことが出来ますので、細かいキズや汚れを気にするより、それを風合いだと楽しんでお使いいただけます。
Q:「反らないですか?」
A: 本物の板なので、絶対に反りませんとは断言が出来ませんが、反らないように十分に乾燥させた木を使い、反り止めを行っています。
貼り方によっても違うので、無垢材の床の施工に慣れている業者さまで施工を行って頂けば、心配ありません。
>>詳しくはこちら
Q:「施工の仕方は?」
A: 通常の無垢材の床の施工と変わりません。もし分からないことがあったら、お気軽にお問い合わせ下さい。
>>お問い合わせはこちらから
Handleの床材は1セットで約1㎡分の床を貼ることができます。
お部屋の形、大工さんの貼りかたによって、多少、ムダが出てくる場合もあるので、特にお部屋が広くなればなるほど、少し多めにご注文下さい。
>>床材のサイズについてお気軽にお問い合わせください
Handleの床は無垢材なので、木の風合いの残る自然塗料での塗装をオススメしています。
自然塗料の床であれば、メンテナンスは、さほど必要ありません。
普通に掃除機をかけたり、固く絞った雑巾で拭き掃除をして下さい。普段の掃除は拭き掃除だけで十分です。
一年に一度で、気になる時にワックスをかけるとツヤが出てキレイになります。
キズがついても無垢材の板なので、フローリング材のようにキズが目立ちません。
どうしても気になるキズや、凹みキズが付いた場合は、水で湿らせたに布をキズの部分に置いて、上から高温のアイロンをかけてください。
凹みキズが水分を吸って、膨れて元に戻ります。その後、ワックスを塗りこめば、もとに戻ります。
Handleのフローリング材は無垢材です。無垢材とは本物の一枚の板を加工してフローリングにした床のことなので、以下のことにご理解頂いてからご注文をお願いします。
色や節の入り方が均一ではありません
着色を施していない天然木なので、色が均一ではありません。白太と言う、白い部分が入ることもありますので、ご了承下さい。
また、節の数、入り方も一枚一枚違ってくるため、指定が出来ません。
アンティークオークの床は、埋め木は節を埋めているものなので、数が多かったり、少なかったりします。
人と同じで木も一枚一枚、色も表情もが違います。同じものはありませんのでご了承下さい。
天然木なので精度にムラがあります
製造するにあたって、寸法の精度や狂いには十分注意しておりますが、無垢材ですので若干の精度のムラは避けられません。
ほとんどの場合、支障はないと考えておりますが、施工の際、似通った幅のものを連続させるなど、工夫してご利用くださいますようお願い致します。
反りや割れが発生することがあります
無垢フローリングは十分に乾燥していますが、空気中の湿気や、床下の湿気を吸収し、多少の伸び縮み、また、反りや割れなどが発生することがあります。
特に、蓄暖があるお家は蓄暖付近に反りや割れは起こる可能性は高いのでお気をつけ下さい。
また、施工する際、以下のことにご注意ください。
・施工にかかる数日前に、現場の気候に十分に馴染ませてから施工してください。
・現場床下の湿気の有無を確認してください。
・湿気が強い場合には、十分に通気をよくし、乾燥させてから施工してください。
天然木は時間が経てば経つほどに風合いよくなっていきます。使えば使うほどに味が出てくるので、キズや汚れはそんなに気にせず、本物の木の手触りや風合いを楽しんで使って下さい。
>>床材についてお気軽にお問い合わせください
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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