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アンティークガラスを効果的に使った、おしゃれな秋の和室
- 水野 友紀子
アンティークガラスを効果的に使った、おしゃれな秋の和室
今月はアンティークガラスの入った家具やシャンデリアに注目して、おしゃれな和室をコーディネートしてみました。
畳の上で、よりおしゃれに輝くアンティーク部屋のご提案です。
エドワーディアンスタイルのキャビネット
今日の主役は、エドワーディアンスタイルのパーラーキャビネット。
象嵌のお花はアールデコのデザインでとってもステキ・・・
造られた当時と同じように、大きな鏡に反射してお部屋を明るくしてくれます。
アンティークの湾曲凸ガラス
アンティークでしか手に入れることが出来ないものはいろいろありますが、その中の一つが凸ガラス。
ガラス部分をよく見てみると、真ん中が膨らんだ凸ガラスを使った扉です。
今は造ろうと思っても、造ることが出来ない、一つ一つ手作りで作った貴重な凸ガラスには、何を入れても高級に見えます。
エインズレイのIMARI
凸ガラスの扉の中から取り出したのはエインズレイのアンティークカップ&ソーサー。
100年以上前に手描きで描かれた、とても繊細で美しいIMARIの模様。
遠い日本の美しい陶磁器に憧れて作られたカップ&ソーサーが、100年以上の時を経て、憧れの日本にやって来ました。
エドワーディアンスタイルの椅子
お茶を楽しむのは、細くて美しい脚が特徴のエドワーディアンスタイルの椅子。
とっても華奢な足だけれど、良質な素材を使っているアンティークの椅子は、しっかり支えてくれます。
組み合わせたテーブルは、同じくテーパードレッグのビンテージテーブル。
生まれた年は違うけれど、シンプルなデザイン同士のコラボは相性がいいんです。
コンパクトサイズのケーキスタンド
気軽に使えるサイズが嬉しい2段タイプの小さなケーキスタンド。
どこでも使えて、何を乗せてもおしゃれに見えるところが魅力。
ちょっとしたものを乗せるだけで、何気ないお茶の時間が特別な時間になります。
ガラスビーズが美しいシャンデリア
アンティークガラスを使ったもので、特に目立つのがシャンデリア。
照明器具だけれど、明るくするためのものというより、お部屋の中のぽっかり空いた空間をキラキラ輝かせてくれるインテリア的要素が強いんです。
点灯しないお昼も、外からの光を反射してキラキラと輝きながら、居心地のいいお部屋を作ってくれます。
畳×トライバルラグ
和室をよりおしゃれに魅せるためのポイントはトライバルラグ。
畳のままでもいいんだけれど、上にトライバルラグを敷くことで、よりインテリア性がUPしたお部屋をコーディネートすることが出来ます。
何気ない1枚ですが、お部屋を格上げしてくれるマストアイテムです。
折り畳み式のケーキスタンド
3段タイプはよく見かけるけれど、より欲張りな方におススメなのが5段タイプのめずらしいケーキスタンド。
折り畳み出来るので、持ち運びもラクラク。
いろんな場所に運んでいけて、いろんな使い方で楽しめます。
眺めて楽しむキャビネット
家具というと収納するための道具と思ってしまいがちだけれど、眺めて楽しむために造られた要素が強いのがアンティークの家具。
何かを収納するためというより、眺めているだけで幸せな気持ちになってしまう、凝った装飾のオープンシェルフ。
大きさではパーラーに負けていますが、存在感は負けていません(笑)
う~んと伸びをする猫ちゃん
オープンシェルフの天板の象嵌模様もすごくきれいなので、そのまま見えるように、ネコちゃんのフィギュリンとテーブルランプを置くだけにしてみました。
象嵌模様と猫ちゃんのコラボ。遊び心があっていい感じです。
ゆっくりと本を楽しむ場所
今回、読書するためのスペースに選んだのがオープンタイプの本棚とモンクスベンチ。
パッと見た目、椅子だけれど、実はキャビネットにもなっちゃう収納付きの家具。
木座なので、これからの季節、ゆっくり過ごせるようにギャッベを敷いて座布団代わりに。
クッション性もあるふかふかのギャッベ。いろも華やかなので、お部屋のアクセントにもなります。
どこでも使えるサイドテーブル
座った隣に、ラクに持ち運びできるサイドテーブルを置いて完成。
これから長くなる夜の時間、ゆったりした気持ちでリラックスできるお部屋時間をアンティークと一緒に楽しんでみませんか?
今回のコーディネートのまとめ・・・
アンティーク家具でしか手に入らないものって、いろいろあるんですが、特に私が大好きなのが凸ガラス。
なかなかうまくお伝え出来ない所が悔しいんですが、こんなガラスは、こんなに技術が発達した現代、カンタンには作ることが出来ないガラスです。
手作りだから・・・いや、手作りでしか作り出すことが出来ないものが使われているのもアンティークのよさ。
そこに日本古来の畳をコラボさせたことで、おしゃれな和室が出来上がりました。
これからの季節、長い夜をゆったりした気持ちで過ごす和室、いかがでしょう?
【コーディネート実例】
和室
英国クラシックスタイル
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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