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ウェルシュドレッサーとは
- 水野 友紀子
「ウェルシュドレッサー」って、日本では聞きなれない名前の家具。「ドレッサー」って、日本ではミラーが付いている「鏡台」をイメージするんだけれど、イギリスやフランスではお料理などを「ドレッシングするための家具」がドレッサーです。
だから大きなオープンの棚の収納があって、その上にはいつも使うカップ&ソーサーやお皿、下の引き出しの中には、カトラリーやお茶の道具、調味料などが、いつでも使いやすいように置いてあった家具です。
使い方は、いろいろ。これさえあれば、おしゃれなお部屋が出来ちゃう大本命の家具です。
お部屋の中で一番の存在感を放つウェルシュドレッサー。壁面の大きな棚に、どんなものを置いても素敵に見えちゃうのがポイント。
食器はもちろん、本や雑貨など他愛もないものを実用性を兼ねて収納&ディスプレイしてみましょう。
日本で収納と言うと、大抵、扉や引き出しが付いちゃうもの。でも、オープン棚のアンティーク家具に憧れをもっている人も多いと思うんです。
実用的に考えると扉が付いていた方がいいけれども、オープン収納の方が、なんだか可愛い!仕切りがない分、自由に使えるし、乗せたものもスペシャルに見えてきます。
もちろん、見せたくないものもたっぷり収納出来るのがウェルシュドレッサーのいい所。
もともと、小麦粉などを入れたフラワー缶やブレッド缶を収納していた下の扉。ここには大きなものもたっぷり収納出来ちゃう家具だから、見せたくないものはここに隠して使いましょう。
カトラリーを入れて使われていたドレッサーの引き出し。ここには細々としたものもいろいろ収納出来ちゃいます。
ダイニングで、昔と同じようにカトラリーを入れるもよし!リビングで鉛筆や消しゴムなどの文具や救急箱など雑多なものを入れてもOK!便利に使える家具です。
「ウェルシュドレッサー」とは、もともとウェールズで誕生したもの。なので、厳密に言うと英国スタイルのものを指すのですが、フランスのアンティークのペイント家具にも、ヴィンテージの家具にも同じようにドレッサーがあります。
フランスのものは、背が低くて幅や奥行きが広いデザインだし、ヴィンテージのものは、スッキリタイプ。好みのインテリアのスタイルに合わせて、選んでみましょう。
もともとはキッチンで食器棚として使われていたもの。なので、棚板部分をよく見ると、お皿を立てることが出来るように溝が入ってるものも多いんです。
日本の家具じゃなかなか出来ないけれど、大好きな柄のお皿を見せながらの収納。本来の使い方で楽しんでみましょう。
リビングでも大活躍のオープン棚は。お皿やカップを乗せるために作られた棚板は、CDやDVDなどを乗せるのにピッタリの幅なんです。
お皿を立てるための溝に、CDを立てることも出来ちゃうから、お気に入りのジャケットを見せながらの収納はいかが?まるで舞台に立っているみたいにキラキラ輝きます。
マンガまでもおしゃれに収納しちゃうのがウェルシュドレッサーのスゴイ所。
ゴルゴ13まで、まるで文学書のように見せてくれる重厚感のある家具の力に圧倒されます(笑)
和室に使うんだったら、ペイントよりも、色の濃いチョコレート色のウェルシュドレッサーがおススメ。
ちょっと小粋でさらにおしゃれな空間作りの大本命アンティーク家具です。
オープンの棚は、ディスプレイの家具として使ってもバッチリです。
特にアンティークの家具は風合いがいいので、お店の顔として一番目立つ場所に置いてみませんか?
置いたもの、何もかも全てが素敵に美しく見えちゃいます。
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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