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Handleの天井付け照明器具の取り付け方(シャンデリア)
- 小澤 真弓
前回、天井付けの照明器具の基本的な取り付け方についてお話ししましたが、実際に取り付ける時は各メーカーさんによって取り付け方が違います。
今回はHandleでオーバーホウルを行なったシャンデリアやペンダントライトなどの天井付け照明器具の取り付け方について具体的に詳しく説明します。
まずは「直結」タイプか「引っ掛け」タイプかを確認しましょう
取り付け方の基本でもお話ししたように照明器具が到着した際、天井への取り付け部分は2種類です。
・電気工事の有資格者に行ってもらう「直結」タイプ
・誰でも取り付け可能な「引っ掛け」タイプ
「直結」タイプは、照明器具を電気工事の方に渡すだけです。資格のない方は取り付け出来ないので、事前に業者様に施工をお願いし有資格者の方に天井からの配線に直接、器具を取り付けてもらってください。
「引っ掛け」タイプは、照明器具に引っ掛けシーリングがついているので、天井のシーリングボディに引っ掛けて回すだけで、誰でも取り付け可能です。
→詳しくは「基本の取り付け方」をご覧ください。
取り付け方の違いは?
そもそも、照明器具の2つの取り付け方の違いは、何なのでしょう?
メーカーさんによって、考え方はいろいろですが、Handleでは照明器具本体の「重さ」で取り付ける際の取り付け方法を以下のように区別してオーバーホウルしています。
●~3.5kgまでの照明器具→引っ掛けタイプ
●3.5~7kgまでの照明器具→引っ掛け(ローゼット)タイプもしくは直結タイプ
●7㎏以上の照明器具→直結タイプ
安全性を考えて器具、本体の重量で区別しています。
引っ掛けシーリング < 引っ掛けシーリング(ローゼット)< 直結
の順で耐荷重量が増していくとお考え下さい。
例えば3.5㎏までの照明器具であれば、ローゼットや直結タイプでの取り付け方法は、より耐荷重が増すため安心してお使い頂けます。
~3.5kgまでの軽量な照明器具は「引っ掛け」
Handleでは照明器具の重量が3.5㎏までの軽い照明器具には、基本は「引っ掛け」タイプで加工します。
天井に写真のような角型引っ掛けシーリングボディや丸型引っ掛けシーリングボディが付いていれば、簡単に取り付け出来ます。
また、一般的な日本のお家やマンションなどでよく見かける、天井付けの丸いシーリングライトや、紐で引っ張って点灯させるタイプの昔ながらの照明も、外してみると、この引っ掛けシーリングボディが隠れていることがあります。
この引っ掛けシーリングボディさえあれば、アパートやマンションでも、「天井付けのシーリングライトをシャンデリアに取り替え」たり、「紐でひっぱる和室の照明をシャンデリアに取り替え」たりすることもできるので、簡単にお気に入りのオシャレな照明を取り付けることが出来ます。
引っ掛けてクルっと回せばセット完了!誰でも簡単に取り付け出来ます。
→引っ掛けタイプのシャンデリアを見る
3.5kg~7kgの重さの照明器具は
「引っ掛け(ローゼット)」タイプor「直結」タイプ
3.5kg~7kgの重さの場合は、引っ掛けの中でもローゼットタイプのもの、もしくは直結タイプのどちらかで加工してお届けしています。どちらの取り付けタイプかは商品詳細でご確認下さい。
引っ掛けタイプで加工してある照明器具を取り付ける際は、照明器具の重量に耐えれるよう天井側が必ずローゼットタイプであることを確認して下さい。
天井に写真のような「フル引っ掛けローゼット」もしくは「引っ掛け埋め込みローゼット」のシーリングボディが天井についていれば「引っ掛けタイプ」での取り付けが可能です。
Handleで「引っ掛け(ローゼット)」タイプで加工したものには、引っ掛けプラグを隠す真鍮のカバーに2カ所ネジ穴が空いています。このネジ穴はローゼットのネジ穴の位置にピッタリ合うよう加工してあります。
ローゼットに引っ掛けプラグをはめ込んでカチッと回し、その後、カバーに付いているネジとローゼットのネジ穴を合わせて両脇を固定すれば取り付け完了です。
もし天井にローゼットタイプのシーリングがない場合は、電気屋さんでローゼットタイプの引っ掛けシーリングを取り付けてもらうか、もしくは「直結」で取り付けてください。
ハサミでカットすれば、直結タイプで取り付けできます
引っ掛けタイプでお届けしたHandleのシャンデリアは、少し長めに配線してあります。引っ掛けで取り付けることはもちろん、配線コード部分をハサミでカットして頂ければ、そのまま直結タイプで取り付けていただく事が出来ます。
直結する場合は、ネジ穴に、直接ビスを打ち込んで固定して下さい。
このように、「引っ掛け(ローゼット)」タイプで加工したものは、「引っ掛け」「直結」どちらの取り付け方法でも取り付け可能になっていますので、現場でご希望の取り付け方法をお選び下さい。
※直結タイプで加工してあるものは、直結で取り付けて下さい。どちらのタイプで加工されているかはHP上の商品詳細をご確認ください。
→引っ掛けローゼットタイプのシャンデリアを見る
7kg以上の照明器具は「直結」タイプ
重量が7kg以上ある照明器具の場合、Handleでは「直結」タイプで加工しています。
特にフランスアンティークのガラスパーツがたくさん付いているシャンデリアなどは重量があります。新築やリフォームの場合は図面の段階で工務店さまや設計士さまにお伝えし、天井の補強をお願いします。
取り替えの場合は、電気屋さんで耐荷重を事前に確認してください。
→直結(直付け)タイプのシャンデリアを見る
ライティングレールを利用される方は「引っ掛け」タイプ
照明器具をライティングレール(ダクトレール)に取り付けたい方は「引っ掛け」タイプをお選びください。取り付ける際は、ライティングレール用の引っ掛けシーリングボディが必要です。
まずレールの部分に、ライティングレール用引っ掛けシーリングボディを取り付けます。
取り付け方は引っ掛けシーリングと同じ。レールにはめ込んでクルッと回せば取り付けできます。ライティングレール上は、どこでも移動が可能です。好きな位置に取り付けてください。取り付けた引っ掛けシーリングボディに、照明器具側の引っ掛けシーリングをはめ込めば完成です!
ライティングレールは、照明の位置を移動させたい方に有効です。通常、スポットライトを取り付けるのに使いますが、キッチンカウンターの上のペンダントライトやリビングの上に使われる方も多いです。
誰でも簡単に取り付けが出来て、移動も簡単なライティングレールですが、複数個取り付ける際は、必ず耐荷重を確認して下さい。
また、重量のある照明器具はライティングレールはお使い頂けませんのでご注意下さい。
まとめ
①.天井付けの照明の取り付け方法は、「引っ掛け」タイプか「直結」タイプのどちらか
②.~3.5kgまでの照明器具は、「引っ掛け」「直結」どちらでもOK。
③.3.5~7kg以上の照明は「引っ掛け(ローゼット)」「直結」
ローゼットタイプ以外の引っ掛けは使用不可。ローゼットタイプで加工してあるものは、引っ掛け部分のコードをハサミでカットすれば直結タイプで取り付けOK。
④7kg以上は「直結」のみ
このように、Handleでは照明器具の取り付け方を重量によって変えています。
まず現在の天井の状態を確認頂き、新築やリフォームで「今から」という方は、早めに器具を決めて業者さまにお伝え下さい。
入れ替えの場合は、天井部分がどうなっているかを確認し、取り付け部分を選んでください。
ご不明な点はいつでもご相談ください!
今回使用したアイテム
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小澤 真弓
アンティークショップHandle店長
短大卒業後、住宅メーカーで勤務。お客様と話をしているうち、もっと身近なインテリアが提案したくなり、Handleへ。
4人姉弟の長女と言う立場から、気が付くといつもまとめ役。
探求心が強く、いろんなものに興味を持つ性格から、インテリアに関する基礎知識から、家具のこと、さらに住宅のことまで、幅広い情報を配信している。
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アンティーク家具Handle
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