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アンティークチェアの特徴とお手入れ方法
- 冨田 文代
アンティークチェアの特徴
Handleのアンティークチェアは、イギリスやフランスなどのヨーロッパから買い付けてきたものを 初めてお使いいただく方にも安心してお使いいただけるように、キチンとメンテナンス・修復を行ってからお届けしています。 歴史を重ねてきたことで生じるテーブルのガタツキや塗装の剥がれ、座面の張地なども、一つ一つキチンと確認し、メンテナンス・修復を行っているので お届後すぐに安心してお使いいただけます。
塗装について
メンテナンス・修復の際には、出来るだけアンティークの風合いをそのまま楽しんでいただけるよう、当時の使用に近い塗料(Handleではシュラックニスを使用しています)や ワックスを使用しています。
座面の張地について
アンティークチェアの張地は状態を見て、そのまま使用できるものはそのまま使用し、痛みや汚れ等がひどい場合は一度座面をはずし、新しい張地に貼り変えてお届けしています。
日常使いでのご注意
普段お使いいただく上で、座面の上に立つのは破損や事故の原因になるため、お控えください。 肘掛け椅子の場合は、アームの部分に過度に負荷をかけると、肘掛け部分が左右に広がり、破損の原因になりますのでご注意ください。 また、脚元についているアーチ部分などは構造体としての補強になっていることもあります。 そこに体重をかけたりすると、破損の原因となりますのであわせてご注意下さい。
ぐらつきが出た場合
チェアは毎日生活する上でかかせない道具です。 特に、ダイニングテーブルに使う椅子は、毎日の食事や家事、書き物をしたり、趣味や仕事、勉強など一日の中でも一番長く座る場所になります。 そのため、椅子に負担がかかりやすく、長く使うことで多少ぐらつきが出てくることがあります。 もし、椅子自体の接続部分に緩みが出てきた場合は、一度Handleにご連絡ください。しっかりととメンテナンスさせていただきます。
脚についているフェルトについて
Handleでは、椅子の脚の下にフェルトを貼ってお届けしています。 毎日、椅子の出し入れを行うことで、お届けしたときにつけたフェルトが取れてしまったり、する減って薄くなってきます。 その際は、お近くのホームセンターや100円均一などにも家具用のフェルトを販売しているので、新しく張り替えてください。 椅子はしっかりしているんだけど、なんだか少しガタつくな・・というときには、お部屋の床の水平が取れていないことが多いです。 その場合はガタつく方の脚にだけフェルトを厚めに貼ってください。フェルトをバランスよく使うことで、ガタつきも軽減し毎日心地よくお使いいただけます。 ぜひ試してみてください。
椅子別お手入れについて
普段のお手入れ方法を椅子別にご紹介します。
板座の椅子
板座の椅子のお手入れは、基本的には乾拭きをしてください。 チャーチチェアのように背板に聖書入れなどがついている場合、中の埃が気になる場合は掃除機などで吸い取ってください。 背もたれと座面の接続部分は特に埃がたまりやすいので、その場合は固く絞ったタオルで拭き取り掃除をしてください。
ペイントの椅子
ペイントの椅子のお手入れは、乾拭きをしてください。 ペイントの椅子は木の椅子に上からペイントをして仕上げているので、強く拭き取ると、ペイントが剥がれる可能性があるので 力の加減に注意してください。
布座面の椅子
布座面は、毛先が柔らかいブラシなどでブラッシングしてください。
ブラッシングすることで、埃や細かいごみなどをお掃除していただけます。
粘着テープのコロコロを使っていただいても大丈夫です。
掃除機を使う場合は、通常のヘッドのままだと、細かいひっかかりで、布面に傷をつけたり糸のほつれ原因にもなるので、ブラシタイプのヘッドに替えて使うことをおススメしています。
<お茶やコーヒーなどをこぼしてしまった場合>
布座面の椅子に、お茶やコーヒーなどをこぼしてしまった場合、長時間そのままで放置してしまうと中に染み込みシミになってしまいます。
気づいたときには、できるだけ早くぬるま湯か濡らした布、薄めた中性洗剤を染み込ませた布などで、汚れを叩くようにして拭き取ってください。
汚れをこすり落とそうとすると、汚れが広がって、布を傷つける原因にもなるので、優しく叩くように汚れを「浮かして」ください。
市販されている、シミ抜き剤などの薬品の使用は控えてください。
革張りの椅子
革張りの椅子のお手入れは乾拭きをしてください。 水拭きなどで、強くこすると革が傷む可能性がありますので、お控えください。 本革が張られいる椅子は、乾燥には弱くや直射日光が長時間当たると変色したり乾燥してひび割れたりしてくる可能性もあります。 ちょっと特別なお手入れとして、本革用のプロテクションクリームなどを定期的に塗ると 革が適度に潤いを保てチェアとしても長持ちしてくれます。
ロイドルームチェア
ロイドルームチェアのお手入れは、乾拭きか湿らせて固く絞った布で拭き掃除をして下さい。 ロイドルームチェアは紙で出来ているために、水を含みすぎる布などのお手入れはお控え下さい。 編み目に入ってしまったほこりやごみなどを取り除きたいときには、掃除機をかける前に やわらかめのブラシや歯ブラシなどで溝をの中に入った細かい埃やごみを掻き出し、 その後に掃除機をかけるとよりキレイになります。 チェア自体に水や飲み物などの水分をこぼしてしまったときなどは、 乾いた布やキッチンペーパーなどでふき取り、 風通しの良い場所で自然乾燥させて下さい。 他のアンティークチェアと同じく、ロイドルームチェアも極度の湿気や乾燥は苦手です。 湿気が溜まりやすいお部屋などであれば、定期的な換気を心掛け、 エアコンや、蓄熱暖房機の風が直接当たるところにはチェアを置かないように気をつけて下さい。
ガーデンチェア
ガーデンチェアを室内で使う場合は、乾拭き、水拭きをしてください。 室外で使う場合は、室内に比べ、雨風にもあたるため汚れはつきやすくなります。汚れを落としたいときには固く絞った布でふき取って下さい。 ペイントしているチェアは雨風に当たることでと使っていくうちに剥がれてきます。 もし、ペイントの剥がれや汚れが気になる場合は、自分で好きな色を塗ってみてもいいですね。 Handleではメンテナンスする際には水性のペイント材を使用しています。 人体に出来るだけ無害なものをということで水性ですが、油性に比べると持ちが甘いのがデメリットです。 雨風の強い地域、寒暖の差が激しい地域にお住まいの場合は油性を使ってみるのもいいかもしれません
今回使用したアイテム
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冨田 文代
アンティークショップHandle コーディネーター
カラーコーディネーター2級(東京商工会議所主催)
ファッション販売能力検定2級
高校・中学校教諭1種免許(家庭)服飾デザインが好きで、大学では服飾美術を専攻。アパレル会社に勤務していたが、地元に戻ることになりHandleへ。
アパレルでの経験を活かし、洋服をコーディネートするように、おしゃれなお部屋のコーディネート方法を分かりやすく記事にし配信している。
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アンティーク家具Handle
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古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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