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気分まで優雅になれる、春まちサロンルーム
- 水野 友紀子
だんだんと春の訪れを時折感じられるようになってきたこの頃、あたたかな春が来るのを待ちながらティータイムを楽しめるサロンをコーディネートしてみました。
サロンとは、客間や応接間、またフランスなどの上流階級で行われた社交場のこと。
サロンが流行した当時も、お客様を招く場として使われる部屋なので、居心地がよく過ごせるとびきりの家具を用意したそうです。
そんな当時のサロンのように豪華で、居心地のよいお部屋をご自宅のリビングでコーディネートしてみました。
こんな素敵なリビングなら、ついつい長居しちゃいそう~(笑)
サロンの主役は豪華なパーラーキャビネット
やっぱり、サロンの主役はパーラーキャビネット。
置くだけで、どんなお部屋もサロンになっちゃう力を持っています。
パーラーキャビネットとは、サロンと同様、お客様を招いて歓談する応接間、パーラーに飾られる美しいキャビネットのこと。
当時でも貴族や上流階級の邸宅で使われていたもので、高級材を使用した、豪華で装飾性が高く美しいものばかり。
アンティーク家具ならではの豪華なパーラーキャビネットを置けば、そこは一気に上品で華やかなサロンに変身しちゃいます。
サロンために作られたセティ
次の主役は美しいセティ。透かし彫りを眺めているだけで幸せ気分。
そもそもこのセティという長椅子は、「デュシェス・ブリゼ」と呼ばれるサロンの女主人が控えの間で仮眠を取るために作られたのが始まりと言われています。
そこから、サロンでも使われるようになり、美しく華やかなデザインのセティが作られるようになりました。
そのため、アンティークのセティは華やかで装飾がたっぷり入ったものが多く、美しいデザインがお部屋をパッと彩ってくれます。
透かし彫りが美しいパーソナルチェア
そして、一人掛けのパーソナルチェアを2脚揃えて。
窓辺には美しいコンソールテーブル。
椅子を組み合わせればデスクにもなります。
パーラーキャビネットの両脇に1灯ずつのウォールシャンデリア
シャンデリアもお揃いでお部屋全部をトータルコーディネイト
春色の陶磁器でお茶を飲みながら春を待ちます。
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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