オーク材と楽しむ秋の食卓

冨田文代
冨田 文代
日が短くなる10月、深い色の家具でそろえたダイニング
オーク材のテーブルを囲んで
人数に合わせて広げられる、バルボスレッグのドローリーフテーブル
ふくらみのある脚と、秋色の絨毯
タブリーズの絨毯を敷くと、テーブルとチェアがひとまとまりに
秋の食卓のしつらえ
シルバーのイパーンに秋色の花を、器はバラ柄のハロービーで
壁際に、背の高い家具を
彫刻の扉を開くと書きもの机になるビューローブックケース
小さな引き出しに、こまごましたものを
カトラリーやナプキンをしまえる、小ぶりなマホガニーのチェスト
花台に、季節の花かごを
重い家具のあいだに細い脚をはさむと、壁際に抜けが生まれる
食後のお茶は、ワゴンで
天板を広げれば、サイドテーブルにもなるオーク材のワゴン
灯りがともる、秋の夜長
真鍮の6灯シャンデリアが、オーク材の木目を深く見せる
木の色をそろえて、秋色を少し
オーク材でまとめた食卓に、真鍮の灯りで温かみを足して

コーディネートのポイント

オーク材のドローリーフテーブルを囲んで乾杯する秋のダイニング

今月は、秋が深まるこの季節にゆっくり食卓を囲みたい!という方のために、オーク材のアンティーク家具でそろえるコーディネート術をご紹介します。

日が短くなると、食卓にいる時間って自然と長くなりますよね。テーブルやチェアはもちろん、ビューローやワゴンまで全部オーク材でそろえてみました。木の色をそろえると家具が増えてもお部屋がうるさくならないので、おススメの方法です。

オーク材のテーブルを囲んで

ドローリーフテーブルとダイニングチェア、シルバーのシュガースカットルを置いた食卓

主役に選んだのは、オーク材のドローリーフテーブル。天板の下に隠れたリーフを引き出すと、ぐーんと長いテーブルに早変わり!普段は小さく、人が集まる日だけ広げる。英国で昔から愛されてきた賢いテーブルです。

椅子はお揃いのバルボスレッグのダイニングチェアを。球根みたいにぷっくりふくらんだ脚の形が繰り返されると、脚元までどっしりと落ち着きます。卓上のシルバーのシュガースカットルは、暖炉の石炭バケツの形をした砂糖入れ。英国の遊び心、素敵ですよね。

バルボスレッグのテーブルの脚とタブリーズのアンティーク絨毯

テーブルセットの下に敷いたのは、タブリーズのペルシャ絨毯。一色のラグにはない深みがあって、敷いた瞬間にお部屋がワンランクUP!ダマされたと思って使ってみてほしいアイテムです。

敷くときのコツは、椅子を引いても後ろ脚が落ちない大きさを選ぶこと。テーブルと椅子がひとつの島みたいにまとまります。

秋の食卓のしつらえ

ハロービーのプレートとシルバーのイパーンに花を挿したテーブルセッティング

秋らしさは、テーブルの上の小物で出していきます。中央に置いたマッピン&ウェブ社のイパーンは、18世紀の英国で生まれた食卓の真ん中を飾るための器。背が高いので、お花は向かいの方のお顔が隠れない高さに留めるのがポイントです。

器はバラ柄のウェッジウッド、ハロービーのプレートに。木、銀、磁器と質感の違うものを重ねると、同じ色でそろえた食卓にもちゃんと表情が出てきます。

壁際に、しまう家具と飾る家具

彫刻入りの扉が付いたオーク材のビューローブックケース

壁際には、テーブルとお揃いのオーク材のビューローブックケースを。斜めの扉を手前に倒すと、なんと書きもの机に変身します!閉じればすっきり、開ければ机。英国の暮らしの知恵が詰まった家具です。

背の高い家具を壁際に一台置くと、食卓の背景がぐっと引き締まって見えますよ。

曲線の前面が美しいマホガニーの4段サイドチェスト

マホガニーのサイドチェストは、食卓のそばにも置きやすい小ぶりなサイズ。カトラリーやナプキンが手元にあると、食事の支度がぐっと楽になります。

ひとつだけ樹種が違いますが、木の色の深さが近いので全く違和感なし。全部きっちりそろえなくて大丈夫、というのは覚えておいてほしいポイントです。

花かごをのせたプランツスタンドとガラスキャビネット

オーク材のガラスキャビネットには普段使いの器を並べて、手前には細い脚のプランツスタンドを。重たい家具が続く壁際に脚の細いものをはさむと、そこだけ風が通ったみたいに軽くなるんです。季節の花かごをのせておけば、月が変わるたびに壁際の表情も変わりますよ。

食後のお茶は、ワゴンで

天板を広げたオーク材の伸長式テーブルワゴンとティーカップ

食後のお茶までゆっくり楽しめるように、オーク材のテーブルワゴンを添えました。英国ではティーワゴンと呼ばれて、昔から親しまれてきた家具です。

ポットもカップもお菓子も全部のせて運べるので、何度も立ち上がらずにすみます。しかも天板が広がる伸長式!サイドテーブルとしても使えて、使わないときはころころと壁際へ。

灯りがともる、秋の夜長

ろうそく形の電球が付いた6灯の真鍮シャンデリア

最後は照明です。選んだのは真鍮の6灯シャンデリア。真鍮は使うほどに色が深くなる金属なので、長い時間を過ごしてきたオーク材とは相性バツグンです。

食事のあいだは明るく、お茶の時間はちょっと落として。灯りの強さを変えるだけで、同じ食卓がまるで別の場所みたいに感じられるので、ぜひ試してみてください。

今月のスタイリングのまとめ

オーク材の家具と真鍮のシャンデリアでまとめたダイニングの全体

今月は、深い色のオーク材のアンティーク家具を集めて、秋のダイニングをコーディネートしました。

この雰囲気が好きな方がお部屋を作る際、押さえておいて欲しいポイントは
1. オーク材で、木の色をそろえる
2. 秋色を、差し色にする
3. 真鍮の灯りで、温かみを足す


の3つです。

まずは木の色をそろえること。テーブル、チェア、ビューロー、ワゴン。全部オーク材にすると、家具の数が多くてもすっとひとつにまとまります。樹種が違っても色の深さが近ければなじむので、神経質にならなくて大丈夫です。

そこに秋色を少しだけ。黄色の座面、秋色のペルシャ絨毯、花柄の器。足しすぎないのが、きれいに見えるコツ!

仕上げは真鍮の灯り。オーク材の家具には真鍮の金具が使われていることが多いので、照明も真鍮でそろえると統一感が出ます。

ぜひオーク材のダイニングで、秋の夜長を楽しみましょう!

よくある質問(FAQ)

Q1. ドローリーフテーブルって、どんなテーブルですか?
A. 天板の下に隠れたリーフを引き出して、大きさを変えられる伸長式のテーブルです。今回のテーブルは、幅90cm・120.5cm・151.5cmの3通りで使えます。

Q2. 伸長式のテーブルは、どのサイズを基準に選べばいいですか?
A. 広げた大きさではなく、毎日の人数で選ぶのがおススメです。椅子を引いて立ち座りするのに、テーブルの縁から70〜80cmほどの余裕があると窮屈になりません。

Q3. アンティークのシャンデリアは、日本の住まいでも使えますか?
A. 配線や口金を日本仕様の新しいものに修理していますので、安心してお使いいただけます。取り付けは天井への直結タイプなので、電気工事店にご依頼ください。

Q4. オーク材とマホガニーの家具を一緒に置いても大丈夫ですか?
A. 木の色の深さが近ければ、樹種が違っても自然になじみます。大きな家具をオーク材でそろえて、小さな家具で別の樹種を混ぜると失敗しにくいのでおススメです。


オーク材の家具でまとめた秋のダイニング

今回のお部屋で使ったアンティークはコチラ

オーク材でそろえた秋のダイニングで使ったアイテムを、ココで紹介しています。


オーク材で造られた家具

オーク材で造られた家具

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オーク材の伸長式ダイニングテーブル

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ドローリーフ、バタフライ、ゲートレッグ。人数に合わせて大きさを変えられるアンティークのテーブルを一覧でご紹介しています。



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冨田文代

冨田 文代

アンティークショップHandle コーディネーター
カラーコーディネーター2級(東京商工会議所主催)
ファッション販売能力検定2級
高校・中学校教諭1種免許(家庭)

服飾デザインが好きで、大学では服飾美術を専攻。アパレル会社に勤務していたが、地元に戻ることになりHandleへ。
アパレルでの経験を活かし、洋服をコーディネートするように、おしゃれなお部屋のコーディネート方法を分かりやすく記事にし配信している。

アンティーク家具Handle
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1903年創業

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