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ルームディバイダーとは?大人の間仕切り家具で快適に過ごすアイデア集
ディバイダーとは
そもそもディバイダーとは「区切るもの」や「分割するもの」と言う意味で、製図や彫刻などで使われる文具で使われることが多い言葉です。
ディバイダーに部屋を意味する「Room」がついて「Room divider(ルームディバイダー)」になると、部屋を仕切る間仕切り家具や装飾パネル全般のことを指します。
家具の背面もキレイに化粧仕上げされている家具なので後ろ姿も美しく、壁に付けて使うのはもちろん、お部屋の中央に置いて間仕切りとしても使える家具のことです。
ワンルームのお部屋に間仕切りとしておくことで、リビングダイニングと寝室空間の間仕切りとして使ったり、マンションでダイニングとリビングを仕切りたい時、お部屋の真ん中にドーンと置いて使って頂けます。
ディバイダーの特徴
ルームディバイダーの一番の特徴は、家具の両面が、どちらも使えることが出来るところです。
家具は基本的に壁面にピッタリとくっつけて使うものなので、見えない背面の部分を化粧加工されることはほぼありませんが、ディバイダーは間仕切りとしても使えるように、背面部分が美しく化粧加工されているのが一番の特徴です。
正式には、正面は決まっていますが、どちら側が正面になってもいいようにキレイに化粧加工してあるので、お部屋の真ん中に置いて間仕切りとして使うことが出来ます。
また、どちらからでも収納が出来るよう、オープンタイプの収納棚になっています。
扉や引き出しが付いているものも多く、その場合は、片面のみに付いているので、使い勝手を考えて設置することだけ注意しましょう。
コンパクトなテレビ台として使われる方も多いディバイダー。回転盤を置くことで、間仕切りに使った場合でも、両面から見ることが出来ます。
自分流の使い方が出来て、お部屋を簡単に仕切れる便利な家具です。
ディバイダーの起源
ディバイダーの起源になっているは、中国の屏風と言われています。
古代中国で、実用的な家具として、風よけや目隠しなどに使われていた屏風。唐の時代に入ると風景画や物語り、詩などを書きこむ芸術家のためのキャンバスへと発展し、複数枚を丁番でつなぐ折り畳み式のものが登場します。
17世紀に入り、シルクロードを通ってヨーロッパに屏風が伝わると、宮殿の大広間やサロンなどで間仕切るためのステータスアイテムとして大人気になりました。
その後、ルームディバイダーは単なる仕切りではなく、室内を美しく彩るインテリア家具としてヨーロッパに定着していきます。
20世紀に入り、バウハウスやアールデコ、また日本のつい立の影響を受けて、シンプルなデザインの間仕切り家具へと発展!
第二次世界大戦後の住宅に、オープンスペースが増えたことで、おしゃれな間仕切り家具として誕生しました。
ビンテージのディバイダー
第二次世界大戦後、バウハウスなどの影響を受けて誕生したシンプルなデザインのビンテージ家具。住宅環境が変わり、リビングとダイニングが一体化したことで、間仕切り家具として誕生した家具が、ビンテージのルームディバイダーです。
特におしゃれなデザインのものをご紹介します。

G-PLAN
G-PLAN社の中でも特に個性的なトーラ材を使った「トーラ&ブラック」シリーズのディバイダーです。
日本の漆塗りをモチーフにした黒とゴールド色の取っ手がアクセントになった、G-PLANらしい個性的なデザイン。
少し大きめのオープンスペースはテレビ台としても使うこともできる実力派です。

ERCOL
イギリスの老舗家具メーカーERCOLアーコール社のディバイダーです。
アーコールらしい優しいフォルムのルームディバイダーは、背が低く小ぶりでかわいいサイズ。
シンプルなオープン棚なのに、ただ置くだけで可愛く洗練されたおしゃれな佇まいがアーコールらしい~!
サイズもコンパクトなので、どこにでも気軽に置ける万能ディバイダーです。

Stonehill
オーストリア出身のネイサン・スタインバーグが立ち上げた英国ブランドのStonehill社のディバイダーです。
隠れた名品が多いStonehillのこのディバイダーは、シンプルでカッコいいんだけれど、ちょっと女性らしい優しい雰囲気が魅力。
丸みを帯びた取っ手の形と、どこか懐かしさの感じるガラスの引き戸が、スタイリッシュなかっこよさの中に親しみやすさを感じさせてくれています。
いろんな種類のディバイダー
「ディバイダー」とは本来「区切る」という意味。「ディバイダー」として使えるいろんな家具の使い方をご紹介します。

パーテーション
ルームディバイダーの起源になっている、屏風の形をしたパーテーション。
東洋の屏風がシルクロードを通ってヨーロッパに伝わって人気になりました。
折り畳み式なので、玄関やリビング、寝室など、ちょこっと間仕切りしたい部分に置くだけで、空間をおしゃれに分けることが出来ます。
マガジンラック
オープンタイプのマガジンラックは両面どちらからも使えてとっても便利。
寝室や書斎、ワンルームなどで、ベッドとデスクの空間を分けたり、大きなリビングダイニングの真ん中に置いても、どこから見てもキレイに仕上げられているので違和感がありません。
腰高くらいの大きさのものから、大きなものまで、たくさん本を収納出来て、おまけに間仕切りにもなってしまう使いやすさが魅力です。
コートハンガー
1人暮らしでワンルームにお住まいの方におススメなのが、ディバイダーとしてコートハンガーを使うことです。
コートハンガーに洋服を掛けることで、向こうが見えずに間仕切りとして使うことが出来るので、収納も兼ねて一石二鳥!
お気に入りの服を吊るすことで目隠しになり、風通しもよくお洋服もキレイに整理出来することができます。

ファイヤースクリーン
冬の間、暖炉の炎が直接、顔に当たらないように使われていたファイヤースクリーン。
暖炉を使わない時期には、暖炉の前に置いて、目隠しとして使われていました。
サイズもデザインもいろんなものがあるので、おしゃれなディバイダーとして使うのにとても便利です。

サイドボード
コンソールテーブルのような脚の長いサイドボード。
奥行が浅く、背が低いサイドボードはワンルームや、リビングダイニングなど大きな空間を仕切るアイテムとしておすすめです。
1つの部屋なのに、サイドボードを1つ置くことで2部屋に仕切られたような見えて、空間にもメリハリがつきます。
ディバイダーの使い方
バウハウスの影響を受けて出来上がったデイバイダーは、ビンテージ家具がほとんどです。
シンプルでカッコいいデザインのルームディバイダーを使ったおしゃれなお部屋のコーディネート術をご紹介します。
リビングダイニング
G-PLANのトラー&ブラックシリーズのディバイダーをリビングとダイニングの間仕切りに使った、当時の写真です。
トーラ&ブラックの形違いのディバイダーが2台、キレイに並んでダイニングとの間仕切りに使われています。
白黒で分かりにくいですが、向かって左側のディバイダーの真ん中部分には・・・テレビ!
テレビ台として使われていたようです。
こちらはアーコールでトータルコーディネートされた当時の写真。
G-PLANと同じように、リビングとダイニングの間仕切りとして使われています。
こっちのディバイダーに置かれているのは、テレビではなく・・・ラジオ!
電化製品を中心に、好きなものをいろいろ並べて、さりげなくリビングとダイニングをおしゃれに区切っています。
ワンルーム
一人暮らしのワンルームマンションの場合、どうしてもベッドルームとリビングダイニングのスペースが一緒になってしまうことが多いので、ディバイダーを使って区切って見ましょう。
ディバイダ―で区切ることで、同じお部屋の中に、活動スペースと寝るスペースをゾーニングすることでき、生活にメリハリがつきます。
たくさんの色は使わずチーク材の家具で合わせることで、統一感のある誰でもマネできる簡単おしゃれコーディネート術です。
また、両面使えるサイドボードもディバイダーにはピッタリ!
サイドボードの奥にはベッドが置いてありますが、ベッドの高さは低いのでちょうど見えない位置に。
椅子に座れば、ベッドも視線に入らず、高さがないので圧迫感も出ずに、生活空間と寝室を区切ることが出来ます。
和室
シンプルでおしゃれなアーコール社のディバイダーは和室の飾り棚として使ってみました。
和室の場合、ふすまで隣の部屋と区切られていることが多いですが、ディバイダーを置いて区切れば、ちょっとおしゃれな和コーナーとして使えます。
一見、似合わない雰囲気の畳とビンテージ家具のコラボが新しく、とても心地いい空間になります。
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