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懐かしさを感じるおしゃれな和室、大正ロマンなダイニング
- 水野 友紀子
懐かしさを感じるおしゃれ和室
大正ロマンなダイニング
まだまだ寒い日は続きますが、少しずつ日が長くなってきて、春の訪れを感じるこの頃。
お庭を見てみると、残雪を真っ赤に染めている、冬咲きの椿の花びらを発見!
ふっと頭の中に竹久夢二の絵が浮かんできて、大正ロマン風のダイニングのコーディネートをご提案します。
チョコレート色のダイニングテーブル
畳の上に置く家具は、チョコレート色のものがおススメ。
今回は大人数でも囲めるように、ツイスト足のドローリーフテーブルをセレクトしてみました。
一緒に合わせる椅子の背もたれは、あえて全部、デザインが違うものを選んで組み合わせました。
特等席の1脚はアームチェアを。空間がキュッと引き締まります。
テーブルを囲む4種類のチェア
背もたれのデザインが違っていても、違和感なくピッタリと調和がとれたダイニングがコーディネート出来ます。
同じデザインの椅子で揃えるのはもちろん、自分のお気に入りの一脚に座って、自分だけの指定席で、家族みんなが集まるダイニングもいい感じ!
イスと同じように、それぞれの個性が光ります。
飾りながら収納できるウェルッシュドレッサー
ダイニングテーブルの隣に置いたのはオープン棚が付いたウェルシュドレッサー。
もともとはお料理の盛り付け用に使っていた家具ですが、食器のディスプレイにはもってこいの家具です。
特に、濃い目のオープン棚と白い食器の色のコントラストが美しい~!置いた食器がより華やかに映えて見えるので、置いただけでディスプレイしているような雰囲気です。
見せる収納の下は隠す収納
飾りながら楽しめる収納のオープンシェルフ部分とは逆に、扉を閉めてしまえば見えない木扉の部分。
奥行きもあるので、いろんなものをたっぷり入れて扉を閉じてしまえば、お部屋の中があっという間にスッキリ片付きます。
見せる収納と隠す収納。両方を兼ね備えた便利なウェルシュドレッサーです。
英国シルバーと一緒に大正ロマンなティータイム
落ち着いた色に輝く、英国シルバープレートのポットでティータイム。
「ハーフフリューテッド」と呼ばれる縦溝模様のお気に入りのポットでお茶を入れるだけで、ワクワクしてきます。
チョコレート色のオーク材のテーブルの上に置くだけで、絵になるティーポットと素敵な時間を過ごしてみませんか?
女子力高めのロイヤルアルバートとティータイム
お茶を入れるのに選んだのは、女子力高めの可愛いフォルムが人気の、英国王室御用達ロイヤルアルバート社のカップ&ソーサー。
大正ロマンのお部屋に花をそっと花を添えてくれる、薔薇模様のラベンダーローズシリーズ。春をちょっと先取りした気分でティータイムが楽しめます。
ヌン活の主役、ケーキスタンド
最近、大人気のヌン活に欠かせない主役がケーキスタンド。
ケーキスタンドという名前ですが、いろんなものを乗せて楽しめるので、今日はスタッフ奈良さんの故郷、青森からやって来た大きなリンゴを乗せてみました(笑)
一緒に置いた、アンティークのプレスドグラスのデカンタにお水を入れると、普段飲んでいるお水がより一層美味しく感じるから不思議です。
キドニー型がおしゃれなオケージョナルテーブル
カウンター用の家具として選んだのがキドニー型のオケージョナルテーブル。
形が美しい天板の上に置くだけで、置いたもの全てがオブジェみたいに見えてくる~(笑)
天板はもちろん、スラ~ッと伸びた長い脚も最高に美しい☆思わずうっとり見惚れてしまいます。
角を照らして奥行きを出す照明テクニック
お部屋の角に置いたのは象嵌が美しいコーナー用のコンソール。
日本だとお部屋の角を意識することはあまりありませんが、実は角は一番最初に目に飛び込んでくる部分なので、とっても重要!
いろんな使い方が出来ますが、今回はカッコいいテーブルランプを置きました。夜になって点灯してお部屋の角を照らすことで奥行きが出るので、ドラマティックな雰囲気を作ってくれます。
大正ロマンの仕上げにイタリア生まれのシャンデリア
最後の仕上げに、テーブルランプとお揃いのイタリア生まれのシャンデリアを吊るしました。
お花がテーブルをやさしく照らしてくれるようなフォルムの木製のシャンデリアは、大正ロマンにはピッタリ☆
日中も、目で楽しませてくれるシャンデリアは、夜はふんわりとした光で食卓を温めてくれます。
今回のコーディネートのまとめ・・・
今月は、ずっと前からやってみたかった大正ロマンのダイニングをコーディネートしてみました。
ちょっと前までは、クールでシンプルなお部屋が人気でしたが、最近はあたたかい雰囲気のお部屋のインテリアを好む方が多くなってきたので、畳の上にチョコレート色の家具を配置した大正ロマンスタイルを求める方も多くなってきています。
和室と英国家具のコラボにドキドキして挑戦しない方も多いんですが、アンティーク家具に使われているオーク材は、北海道産のナラ材が多く、実は畳との相性がバツグンにいいんです。
シャンデリアも木製のものを使ったので、雰囲気よく仕上がった畳のダイニングに竹久夢二の絵を壁に飾れば完璧だったな・・・と思いながら、一輪の椿を食卓に飾ってみました。
フローリングよりおしゃれ感が漂う大正ロマンスタイルの和室ダイニング。おしゃれに春を迎えませんか?
【コーディネート実例】
和室
英国クラシックスタイル
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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