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挿し色が映える北欧スタイルの暮らし
- 水野 友紀子
挿し色が映える北欧スタイルの暮らし
今年は例年より少し遅い梅雨入り。今月は梅雨の時期も、爽やかな気分で過ごせるよう、グリーン色をを挿し色にセレクト。
シンプルなデザインのビンテージ家具にグリーンを効かせた、北欧スタイルのダイニングをご提案します。
黒×グリーンのコントラスト
今回のコーディネートのポイントは挿し色。鮮やかなグリーン色の座面のG-PLANのビンテージチェアをセレクトするところから始めました。
グリーンが際立つように、黒い脚のゲートレッグテーブルをセレクト。テーブルと椅子の脚のトーンを変えることで、座面のグリーンがより引き立ちます。
広げるとゆったりサイズの150cm
ビンテージではあまり見かけない、普段はコンパクトサイズのゲートレッグテーブルの天板を広げると、151cmのゆったりサイズ!
使わないときは小さく畳めばスペースもとらず、広げればゆったり食事が楽しめます。
おしゃれなビンテージの食器
今回のテーブルコーディネートに選んだのは、イギリスのジョンソンブラザーズのプレート。
テーブルの脚の黒と椅子の座面のグリーンに合わせた色で統一感をだしてみました。
なんとなく懐かしさが感じられるビンテージの食器を使うことで、おしゃれ度が増します。
ホッとするビンテージの照明
ダイニングの上には、ホウロウ製のビンテージのペンダントライトを選びました。
何色にするか、かなり悩みましたが、座面のグリーンを惹きたてたかったので、選んだのは白!
壁や天井と同じような色で合わせることで、空間を遮らないので、天井が低いお家には同系色がオススメです。
ホウロウのビンテージライトは、北欧スタイルのお部屋にはすごく似合う!しかも、さりげない存在感がスゴイのでおススメです。
アーコールのサイドボードが主役
ダイニングのメインの家具に選んだのは、主役にぴったりなアーコール。
堂々とした迫力サイズのキャビネットですが、アーコールの家具は角がキレイに落とされた職人技が際立つ丁寧な仕上げ。
なので、このくらい大きい家具をドーンと置いても、お部屋を柔らかい雰囲気で包んでくれて、しかも、収納量もたっぷり!お部屋がスッキリ片付きます。
「見せる」収納と「隠す」収納
お部屋のメインに選んだアーコールのキャビネットは、上がガラス扉とオープン棚、下が木扉と引き出しになっている「見せる」収納と「隠す」収納が一体化したタイプ。
「見せる」収納には、見せて楽しむお気に入りのものを飾って、「隠す」収納には、生活感が出る普段使いのものをしっかり収納させることで、お部屋の中がキレイに片づきながらも、おしゃれにディスプレイが楽しめます。
G-PLANのオープンシェルフのグリーン
オープンシェルフに選んだのは、とってもめずらしいG-PLANのオープンシェルフキャビネット。
なんと!とってもめずらしい、背板がグリーン色のキャビネットです。
グリーンは、どんなお部屋にも合わせやすい色なので、実は挿し色にはピッタリ☆
白や茶色のようなアースカラー以外の色になかなかチャレンジ出来ない方は、ぜひ、グリーン色にチャレンジしてみて下さい。
観葉植物がどんなお部屋にも似合うように、グリーン色のアイテムは絶対に似合います。
ガラス天板の丸いカタチのローテーブル
爽やかな印象を保つように、今回、ローテーブルにはガラストップのものをセレクトしてみました。
カタチも丸いものを選んだことで、シンプルなデザインばかりの家具を集めたお部屋の中に、ふっと柔らかさがプラスされます。
お部屋の中がクール過ぎると思う方は、こんな風に丸いフォルムの家具を取り入れることで優しい雰囲気になるので、ぜひ試してみて下さい。
ビンテージのクールな一人掛け椅子
カッコいいお部屋には、カッコいいパーソナルチェアを!と選んだのはシルバー色のフレームのアーム付きチェア。
アームの部分が木製になっているので、カッコよさの中にも柔らかさがプラスされ、周りの家具との相性もとてもいいんです。
自分だけのくつろぎのスペース
ダイニングの横のちょっと空いたスペースに作った、パーソナルなリビングコーナー。
最近は、ダイニングテーブルを置かずに、ソファなどを置いてくつろぐことを重要視される方も多いけれど、私は反対派(笑)
やっぱりご飯はしっかりとした大きいテーブルを置いて食べないとダメ!と思っています。
その代わり、大きなソファを置かずに、一人で自由な時間を過ごす、お気に入りの椅子とローテーブルを組合わせてくつろぎコーナーを作ってみましょう。
今回はゲートレッグテーブルを使ったので、ゲートレッグを小さくたためば、何脚でもパーソナルチェアを足して、楽しむことが出来ます。
スッキリ片付くマガジンラック
お気に入りの椅子とローテーブルの隣には、マガジンラックを。
北欧スタイルのシンプルなデザインのマガジンラックは、見た目がクールでカッコいい~!ついつい置きっぱなしにしてしまいがちな新聞や雑誌、リモコンやティッシュなどもポイポイをここに入れるだけで、片付くだけじゃなく見た目もおしゃれな魔法のアイテムです(笑)
足りない分は本棚に収納
マガジンラックで収納出来ない本は、オープンシェルフへ。背板がグリーンなので、本はもちろん、何を入れてもなんだかおしゃれに見えちゃう。
今回は、ここに置いてあったカップ&ソーサーを選んでお茶の時間を楽しもうっと。
ミッドウィンターのカップ&ソーサー
このお部屋の雰囲気に合わせて、ミッドウィンターのカップ&ソーサーを選んでみました。
幾何学模様のお花の色は、今回のテーマカラー、グリーンにもピッタリ。
梅雨の季節のジメジメした気分が鮮やかな色のカップ&ソーサーで、スッキリ爽やかになります。
ロンドン2階建てバスのバスサイン
最後、壁面にはお部屋の雰囲気に似合うバスサインのフレームを掛けて完成です。
カッコいいアルファベットが描かれたフレーム。実は、2階建てバスのバスサイン。これクルクル回って、行き先を伝えていたのですが、電子掲示板になってしまったので、必要なくなってしまったものをフレームにしたものです。
色も黒の中にブルーの文字が浮かび上がるめずらしいタイプ。
お家の中で2階建てバス旅行気分はいかがでしょう?
今回のコーディネートのまとめ・・・
今月は、クールなお部屋をコーディネートしたかったんですが、クールなお部屋を作る時に一番悩むのが・・・色!
クールであればあるほど、色を使わなくなる傾向にあるんですが、それだと無機質で生活しづらくなってしまうので、必ず華やかなテーマカラーを一つ決めることをオススメしています。
今回はG-PLANの椅子の座面のグリーンから目が離せなくなってしまったところに、グリーン色の背板のオープンキャビネットを見つけてしまったので、テーマカラーをグリーンに決めて作り始めました。
ポイントは座面のグリーンにテーブルの脚の黒。そしてホウロウの白。
テーブルの脚が茶色だとそれほどでもなかったんですが、脚を黒で組み合わせたことで、座面の鮮やかなグリーンがより惹き立っていることに満足!(笑)
ホウロウのシェードを足に合わせて黒にしてもよかったんですが、それだと黒の分量が増えすぎて、グリーンが際立たなくなってしまうので、白を選んだ自分に、さらに満足しています(笑)
これから梅雨明けまでの季節、ジメジメした気分を鮮やかなグリーンで爽やかに過ごすダイニングのご提案でした。
【コーディネート実例】
リビングダイニング
北欧ビンテージ
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
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