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お部屋を花で装う、華やかフレンチリビング
- 水野 友紀子
今月のコーディネートのポイントは「お花」
お部屋の中にさりげなくお花がデザインされたアイテムを取り入れることで、女性らしく優しい印象に華やかさがプラスされたリビングのご提案です。
白にゴージャス感漂うゴールドのシャンデリア
今月は、まずシャンデリアから。単色が多いシャンデリアですが、めずらしく2色使いのシャンデリアをセレクトしてみました。
古典的なデザインのリーフ模様がゴールド色なので、白地に浮かび上がって、ピリッとゴージャスな大人の雰囲気に。
まるでチューリップの花が咲いているようなゴールド色の装飾がセンター部分に。下から上を見上げると、とても華やかにお部屋を照らしてくれます。
壁を彩るウォールブラケット
壁面には同じくゴールド色の壁付けシャンデリアをセレクトして、取り付けてみました。
日本で使う方がまだまだ少ない壁付けのシャンデリアですが、ヨーロッパでは、シャンデリアと壁付けシャンデリアをお揃いにするのが鉄則!
工事が出来ない場合も、コンセント加工にすれば、簡単に取り付け出来ます。
お揃いのシェードを被せて、統一感をUP!
より統一感を出すために、シャンデリアと壁付けシャンデリアの電球に、お揃いのシェードを被せました。
アンティークの場合、全くお揃いのものが見つからないことがほとんどですが、曲線ラインの形とゴールドの色、そして、シェードをお揃いにすることで、まるですべてをお揃いにしたように、統一感をUPさせることが出来ます。
シャンデリア+壁付けシャンデリアの鉄板コーディネートで、夜のお部屋の雰囲気が驚くほど華やかになります。
華やかな彫×ラグ
シャンデリアの真下に置いたコーヒーテーブルは、華やかさを出すためにフランスのコーヒーテーブルを、横から見た時の彫を重要視して選びました。
テーブルの縁取りに施された、伝統的なアカンサス模様の彫がとても印象的なコーヒーテーブル。
とてもゴージャスな彫に負けないくらい、細かいお花の模様のトライバルラグを組み合わせてみました。
職人技が光る、お花の模様の天板
横からだけじゃなく、上から見ても美しい、フランスのコーヒーテーブル。
一本一本、手編みされた天板は、上から見た時、まるでお花が咲いているような雰囲気です。
天板にはガラスがはめ込まれているので、熱いカップや冷たいグラスを置くこともできて、実用的に使えて便利。
お花の形のプレスドグラスを組合わせて、ちょっと豪華なお茶の時間が楽しんでみました。
ガラス天板からは、下に敷いたお花の模様のラグが見えて、気分が上がります。
敷くだけで格上げ!トライバルラグ
今月のスタイリングテーマを決めた時、真っ先に頭に浮かんだトライバルラグ。
手織りされたとは思えないくらい、ラグ全体にチューリップやカーネーション、バラなど、たくさんの草花が咲き誇っている華やかなデザインのトライバルラグです。
華やかなデザインのトライバルラグは実用的に敷くだけで、まるでアートのようにお部屋を彩ってくれるアイテム。
敷くだけでお部屋の雰囲気が一気に変化するので、気軽にお部屋を模様替えしたいと思っている方に、おすすめのアイテムです。
お花の模様のプチポワンのセティ
トライバルラグとテーブルに負けない存在感を放つ椅子を選ぼうと、セレクトしたプチポワンのセティ。
色鮮やかなお花の刺繍がたっぷり施されたプチポワンのセティだけ置いても、お部屋全体がパッと華やかですが、トライバルラグと組み合わた相乗効果で、お互いを惹きたててくれています。
マリーアントワネットも愛した美しい刺繍
ベルサイユ宮殿でよく見る美しい刺繍、プチポワン。
まるで絵画のような細かい刺繍で描かれたお花のブーケの絵が描かれたセティ。
座るのはもちろん、置いておくだけで絵になる椅子です。
お揃いの一人掛け椅子と組み合わせたサロンセット
今回は、めずらしくセティとお揃いのデザインで一人掛けの椅子、サロンチェアが見つかったので、一緒に組み合わせてサロンセットでコーディネートしてみました。
日本では、お部屋の中で一人掛けの椅子、パーソナルチェアを使う機会が少ないんですが、ヨーロッパのおしゃれなお家では、パーソナルチェアは必須アイテム。
ソファと組み合わせて使うのはもちろん、ソファを置かずにパーソナルチェアのみを置いているお家も多いんです。
自分だけのゆったりした時間が過ごせる、パーソナルチェアの隣に、サイドテーブルとしても使えるマガジンラックを置けば、プチ贅沢なひとり時間が楽しめます。
お部屋を明るくしてくれる大きな鏡
壁面に置いたのは、大きな三面鏡のドレッサー。
ドレッサーと言うと、お化粧するための家具と思いがちですが、昔の人は、お部屋を明るく照らすため、鏡に光を反射させて使っていました。
窓に近い光がたっぷり入る場所にミラーを置くことで、昔のようにお部屋の中を明るくする効果もあるのでおススメです。
リビングで使うドレッサー
今回は、お部屋の雰囲気に合わせて、フランスではめずらしい三面鏡のドレッサーをセレクトしてみました。
デザインが華やかなドレッサーは、寝室に置いて、誰にも見せず、お化粧するためだけに使うのはちょっともったいないんです。
リビングに置いて、いろんな使い方を楽しんでみましょう。
角度が変わる三面鏡
日本では当たり前で慣れ親しんだ三面鏡ですが、フランスのドレッサーでは三面鏡はめったに見かけないアイテム。
角度調整も出来ますが、日本の三面鏡のように、鏡を隠すためではなく、あくまで光を反射させるためのもの。
なので、ピッタリ閉じることは出来ません。
その代わり、大きく開いて、美しいミラーの形を楽しんで頂けます。
美しいリビングデスク
天板が広いドレッサーは、ミラーが付いたデスクとして使うととても便利デス。
見た目が美しいので、お部屋の雰囲気を華やかにしながらも、リビングでPCや読書、ちょっとした書き物をするためのデスクとして便利に使って頂けます。
デスク脇の本棚に使えるキャビネット
ドレッサーをデスクとして使う際、本棚として便利に使えるミュージックキャビネットを隣に設置しました。
リビングのゴチャゴチャしたものも一気におしゃれに収納できるので、とても便利です。
お揃いのリビングチェスト
キャビネットの反対側には、スマートな形のチェストを設置。
ドレッサーとよく似たデザインなので、トータルコーディネートした気分で、壁面を華やかに彩ってくれます。
細々としたものを一気に収納
デスクやリビング周りでついつい雑多になりがちなものを一気に片付けてくれる、スマートなチェスト。
場所を取らず、スマートにおしゃれに収納出来るので、おすすめです。
今回のコーディネートのまとめ・・・
とにかく早く春が来て欲しい~!と思った私の頭に浮かんだのがお花。
お部屋をコーディネートする際、一番、簡単なポイントは、テーマを決めること!なので、今回はお花をテーマにしてお部屋全体をコーディネートしてみました。
お花でお部屋全部をコーディネートするというと、なんだかデコラティブすぎる感じもしますが、実際に組み合わせてみると、華やか!
テーマを決めることで、サロンセット、照明、そしてラグ・・・と、決めていくことが簡単にできるのでおススメです。
今回、特にラッキーだったのは、めったに見つからないプチポワンのサロンセットが見つかったこと!
セティと一人掛けの椅子を組合わせたサロンセットに、お花の模様のトライバルラグをプラスしただけで、ほぼ完ぺきなお部屋がコーディネート出来ました。
テーマを一つ決めて、春色のお部屋のコーディネートを楽しんでみませんか?
【コーディネート実例】
リビング
フレンチスタイル
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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