暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続く2月。
今月は、寝室をただ寝るだけの場所ではなく、お家の中で一番魅力的な「特別な場所」に変えたい・・・という方のために、とっておきの椅子を使ったコーディネート術をご紹介します。
明るいイエローの壁に、ロイヤルブルーやグリーンを効果的に配置して、お部屋の中にひと足早く春の気配を呼び込むコツをご紹介します。
とっておきの椅子を一脚置くだけで、寝室の空気感は驚くほど変わります。
アンティーク家具の力を借りて、理想の空間を形にしてみませんか?
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お気に入りの椅子と過ごす、ひと足早い春の寝室

- 冨田 文代
コーディネートのポイント
寝室に「自分だけの特等席」を
背もたれのボタンダウンが美しい、ロイヤルブルーのセティ
寝室を特別な空間に変える一番の鍵は、ベッド以外に配置する「とっておきの一脚」にあります。
今回、主役に選んだのは1890年代イギリス生まれのワンショルダーセティ(長椅子)です。
なぜ片肘(ワンショルダー)なのかというと、座って本を読んだり、少し脚を伸ばして横になったりと、自由な姿勢でリラックスするため。
なめらかなウォールナット材と鮮やかなロイヤルブルーが、お部屋に気品あるコントラストをもたらしてくれます。
アンティークで彩る軽やかなティータイム
圧迫感を感じさせない、ガラス天板のテーブル
長椅子の横に添えたのは、ガラス天板のテーブルです。
もしここが木製のテーブルだったら、お部屋が茶色一色で少し重たい印象になったかもしれませんが、ガラスという「透ける素材」を一つ入れるだけで、視覚的な軽やかさが生まれます。
お部屋が広く見えるところもポイントです。
自分だけのコレクションを飾る、ガラス下のディスプレイ
このテーブルは天板の下にお気に入りの小物を飾って楽しむことができます。
実用的な家具を、自分だけの宝物箱のようなディスプレイコーナーに変えてくれる名脇役です。
グリーンを軸にしてお部屋を整える
緻密なバラ模様が広がる、ケルマンラバーペルシャ絨毯
今回、お部屋全体の統一感を出すために一番こだわったのが、この「グリーン」の色使いです。
足元を彩るのは、めずらしいグリーン地のケルマンラバーペルシャ絨毯。
ウール100%のしっとりした温もりと一緒に、お部屋の中にひと足早く春の瑞々しさを運んでくれます。
春の気配を運んでくれる、スージークーパーのティーセット
ティータイムには、スージークーパーの「タリスマン」を選びました。
「お守り」という意味を持つバラ模様のデザインが、いつものティータイムをさらに楽しく演出してくれます。
お揃いのカップ&ソーサーも並べて、とびきり贅沢な時間を楽しんでみてください。
繊細な透かし彫りに見惚れる、マホガニー材のアームチェア
「グリーンを軸にする」ためのもう一つのポイントが、このマホガニーのアームチェアの座面です。
椅子の座面と、先ほどご紹介した絨毯のグリーンの色をリンクさせました。
2つのアイテムの色を揃えるだけで、お部屋の中に色の「軸」ができて、まとまり感が全然違ってくるんです。
オーク材で揃える壁側の統一感
力強い木目が魅力の、オーク材のドレッシングチェスト
お部屋を整えるコツは、壁際に置く大きな家具の「木材の種類」を揃えることにあります。
今回は壁側に置く家具を、すべてどっしりした木目がカッコいいオーク材で統一感をだしました。
壁側に色の濃いオーク材をまとめて、その手前に明るい色の椅子を配置することで、お互いが引き立ちます。
鏡越しに楽しむ、お気に入りのアンティークに囲まれた風景
大きな鏡が付いたドレッシングチェストは、実は寝室を広く見せてくれる優秀なアイテム。
自分の姿を映すだけじゃなく、お部屋をパッと明るく、開放的に見せてくれる効果があります。
ビール樽の形が可愛い、アンティークのトビージャグ
ドレッシングチェストの上には、Handleおススメの遊び心たっぷりのトビージャグを。
昔のパブで愛されたおじさんのジャグがお部屋を堅苦しくさせすぎず、愛着のわく空間にしてくれます。
真鍮の取っ手がアクセント。オーク材のサイドキャビネット
壁側に置いたスリムなサイドキャビネットも、もちろんオーク材で揃えました。
真鍮の取っ手が放つ落ち着いたゴールドの色味も、オーク材の質感によく馴染んで、お部屋の雰囲気を引き締めてくれます。
本や雑貨を自分らしく飾る、スリムなブックシェルフ
お揃いのオーク材で揃えたブックシェルフもお部屋の土台作りに欠かせません。
壁側をオーク材の家具でしっかり固めることで、主役の椅子たちの色がより鮮やかに、美しく浮かび上がって見えます。
今月のスタイリングのまとめ
とっておきの椅子が主役の、特別な寝室全景
今月は、とっておきの椅子から始まる、寝室を特別な場所にするためのコーディネートをご紹介しました。
自分のお家で真似するときのポイントは、次の3つです。
1. 寝室に自分だけの「特等席」として椅子を一脚置いてみる
2. 「椅子の座面」と「絨毯の色」をリンクさせる
3. 壁側の家具は「木材の種類(オーク材)」を揃えて安定感を出す
まずは自分が「素敵だな」と思える椅子を一脚迎えることから始めてみませんか?
壁側の家具を同じ木材で揃え、お気に入りの色を少しずつ繋いでいくことで、寝室はあなたにとって代えがたい「特別な場所」へと変わっていきます。
ぜひアンティークのある寝室で、心休まる素敵な時間を楽しみましょう!
よくある質問(FAQ)
Q1. 異なる木材の家具を混ぜても大丈夫?
A. はい、もちろんです!今回のように「壁側はオーク」「手前はマホガニー」と役割を分けることで、お部屋に奥行きと深みが生まれます。
質感の似たものを選ぶと、より自然に馴染むのでおススメです。
Q2. 寝室をお気に入りの場所にするための最初の一歩は?
A. 自分が一番心地よいと感じる「椅子」を置くことです。
ベッド以外に「座る場所」があるだけで、寝室での過ごし方がぐっと豊かなものに変わりますよ。




























