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本と革の香りに包まれるクラシックな書斎
- 水野 友紀子
本と革の香りに包まれる
クラシックな書斎
今月のスタイリングは、今月発刊の【ハンドルスタイルブック】用に撮影した特別なコーディネートです!!
重厚感たっぷりのデスクとキャビネットを組み合わせて、存在感のある書斎空間を演出しました。
しかも、タイミングよくチェスターフィールドの革チェアが入荷したので、これをプラスして、さらにかっこよさが際立つ仕上がりに!
デスクの前にはちょっとしたティータイムが楽しめるスペースも設け、応接室のような落ち着きもプラス。
まさに社長のための英国クラシックな雰囲気が漂うスタイリングのご紹介です。
重厚感のあるデスク
書斎の主役として、重厚感たっぷりのデスクをお部屋の中心に。
引き出し部分には、驚くほど細やかな彫刻が施されていて、息をのむ美しさです。
そして、左右に4本ずつ合計8本のツイストレッグがデスクをしっかり支えていて、これがまた素敵すぎる!
英国クラシックの風格が漂い、この特別なデスクがあるだけで、空間全体が格上げされているように感じます。
デスクに座って仕事
デスクの背面も美しく仕上げられているのでプレジデントデスクのように、対面式で使うことが出来ます。
この重厚感漂うデスクに座ると、不思議と仕事がはかどる気がします。
社長が座っている姿は、まさに『できる男』オーラ全開です!
デスクのお供にトビージャグ
デスクの上には、コーヒーを入れたトビージャグをセット。
このジャグは持ち手がパイプになっているんです。
この赤いほっぺが可愛くて、仕事に疲れたときにふと目に入ると、なんだかホッと癒されます。
深いグリーンのデスクチェア
デスクに合わせたのは、深みのあるグリーンが魅力のチェスターフィールドのリボルビングチェア。
なんと名前は「キャプテンスウィヴェルチェア」。
キャプテンなんて名前がついてるだけあって、もう見た目からして威厳たっぷりでカッコいいんです~!
高さは、くるくる回してお好みに調整できるから、快適な座り心地が楽しめるのもポイント!
アーコールのウェルシュドレッサー
本棚に選んだのはシンプルなデザインの中にも、どこか懐かしい英国家具らしい職人技が光る、アーコールのオープンシェルフ。
どっしりとした存在感があり、まるで英国紳士のような上品なたたずまいです。
お気に入りのアイテムをディスプレイしながら、しっかり収納もできるから、機能性もバッチリ!
好きなものを飾って
オープンシェルフのプレートラックは、収納とディスプレイを同時に叶えるアイテム。
本やCDを立てかけ、お気に入りの表紙やジャケットを見せる収納を楽しむことができます。
かっこよくデザインされた家具に飾れば、何でもおしゃれに見えちゃうから不思議。
スタッキングブックケース
ウェルシュドレッサーの横には、スタッキングブックケースを置いてみました。
このブックケース、もともと事務機器として作られたものだから、本や書類を入れたまま移動できる便利な構造になっています。
濃い色合いの家具ですが、全面がガラスなので圧迫感がなく、見た目も軽やかで素敵!
BOOTHS (ブース社)のトリオ
スタッキングブックケースに、少し個性的なウィローパターンのカップ&ソーサーを。
美しい模様が、お部屋に華やかさを添えてくれます。
飾っても絵になって、普段使いもできるのが嬉しいポイント。
青と白のソーサーは、こげ茶色の家具との相性も抜群です。
ボビンレッグのコンソールテーブル
窓際には、アンティーク感あふれるコンソールテーブルをセッティングしました。
引き出しの半月型ルネット彫りとボビンレッグのデザインが組み合わさって、なんともゴージャスな雰囲気です。
さらにイタリア製のテーブルランプをプラスすることで、空間全体が一段と華やかに。
応接スペースでティータイム
デスクの前には、ちょっとした応接スペースを設けました。
デスクチェアとお揃いのウィングバックチェアを配置して、統一感のあるクラシカルな雰囲気に。
どっしりとしたこのチェアに座ると、まるで貴族のような優雅な気分に浸れます。
トーマスロイド(Thomas Lloyd)
このウィングバックチェアは、老舗のレザーソファ工房 トーマス・ロイド(Thomas Lloyd) の逸品!
今もなおハンドメイドで作られていて、その品質はまさに折り紙つき。
ここまでコンディションの良いチェスターフィールドチェアは、なかなか出会えないかも…!
しっかりとしたつくりやレザーの風合いから、こだわり抜かれた品質が伝わってきます。
コーヒーテーブルとバルーンバックチェア
赤茶のウィングバックに合わせて、向かい側には赤い座面が魅力的なバルーンバックチェア をチョイスしました!
二重の曲線ラインが柔らかい雰囲気を出していて、真ん中には…なんと可愛いお花の模様が。
そして、ウォールナット材のオーバル形のコーヒーテーブル は、なんだか日本人が親しんできたちゃぶ台を思わせる佇まい。
どこかホッとするような温かさが感じられます。
真鍮のシャンデリア
お部屋の照明には、真鍮で仕上げられた優雅な5灯タイプのシャンデリアをセレクトしました。
アンティークならではの、時を経た真鍮の少し渋めの輝きが、とても落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
どんなお部屋にも馴染みやすいこのシャンデリア、今回の書斎コーディネートにもピッタリ!
今月のスタイリングのまとめ
今月発刊のハンドルスタイルブック用に撮影した今回のスタイリング、いかがでしたでしょうか?
チェスターフィールドのチェアを2脚配置し、重厚感のあるダークカラーの家具で統一することで、英国紳士のようなカッコいい空間になりました。
暗めの家具でまとめると重くなりがちですが、ガラスキャビネットを取り入れたり、高さに変化をつけて低めの家具も使うことで、圧迫感がでないよう工夫しています。
さらに、バルーンバックチェアなどのエレガントなアイテムを加えることで、一気に華やかさもアップ。
こんな素敵な書斎なら、自然と会話も弾みそうですね!
モデル役の社長も、「かっこいいな~」とご満悦のコーディネートになりました。
▼今回、使ったアイテムはコチラ
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13
【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41
古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号
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