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シャーロックホームズの書斎のコーディネート
- 冨田 文代
シャーロックホームズの書斎のインテリアコーディネート
ベイカー街221Bシャーロックホームズの書斎
コーディネートテーマ:
シャーロックホームズとワトスンがくつろぐ書斎兼リビング
シャーロックホームズが住んでいたベイカー街221B。物語の中で、ホームズとワトスンが住んでいた書斎兼リビングを、Handleのアンティーク家具を使ってそのまま再現してみました。
世界一有名な探偵と言えば「シャーロックホームズ」。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
シャーロックホームズとはアーサー・コナン・ドイルの推理小説のシャーロック・ホームズシリーズの主人公です。
架空の探偵ですが、あまりの人気ぶりに、物語の中でホームズが住んでいたベイカー街221Bは、ホームズが住んでいたままのお部屋が再現された「シャーロックホームズミュージアム」になっています。
中に入ってみて、びっくり!そこはアンティークの宝庫!!
まるで本当にホームズが住んでいるみたいな雰囲気で再現されているんですが、完璧☆
シャーロックホームズが好きな方はもちろん、そうじゃない方も、ビクトリア朝のインテリアに囲まれたホームズのお部屋には興味があるんじゃないでしょうか?
ということで、今回は、シャーロックホームズのお部屋の中を、Handleのアンティークを使って再現してみました。
シャーロックホームズの間取り図
この間取り図は、小説の描写をもとに描いた、ホームズの書斎兼リビング。ホームズとワトスンがくつろぐ場所とともに、依頼の話を聞く場所でもあります。
シャーロックホームズミュージアムの配置とは少し違っていて、ミュージアムの中の方が少し手狭な感じです。
暖炉&ナーシングチェア
まずは、暖炉前のスペース。ビクトリア朝のお部屋らしく、落ち着いた赤い壁紙のお部屋の真ん中には暖炉が設置されていてます。
暖炉を囲むように、ナーシングチェアが置かれていて、その真ん中に猫脚のコーヒーテーブルが置かれています。
このお部屋をもとに、コーディネートしたお部屋がコチラ↓
ビクトリア朝のインテリアをコーディネートする際は、壁の色もポイント。
落ち着いた赤は定番の色ですが、もう少し明るめがいいという方には、黄色もおススメなので、今回はそれぞれの部屋の違いが分かるように、黄色の壁紙のお部屋でコーディネートしてみました。
今の時代、暖炉を使っているお部屋はほとんどないので、暖炉の代わりに置いたのがパーラーキャビネット。
ココからは細かい部分をポイントと一緒に見ていきましょう。
鏡を中心にシンメトリーに設置した壁付けシャンデリア
お部屋の見せ場、メインになっているのが、マントルピースです。
マントルピースとは暖炉の装飾部分。ビクトリア朝のお部屋には、必ず暖炉があって、マントルピースの上には、飾り付けの場所として、いろんな調度品が並べられていました。
壁面にはミラーが置かれ、さらに注目してほしいのが照明!
ミラーの脇にシンメトリーウォールブラケットが設置されています。
マントルピースの代わりに選んだパーラーキャビネット。
パーラーも見せ場を作る家具なので、ミラーがついているものが多いんです。
ミラーを中心に、同じように左右対称になるよう、壁付けシャンデリアをシンメトリーに配置しました。
また、壁付けシャンデリアの下には、同じようにフレームを設置。こんな風にフレームを設置するだけで、お部屋が素敵になるなんて、やっぱりお部屋の壁は大事ですね~
キャビネットの上にはキャンドルスタンドをシンメトリーに置いて、真ん中に時計を設置しました。
キャンドルはヴィクトリア時代には必要不可欠なアイテム。
この時代、実際にキャンドルを鏡の前に置いて、鏡に反射させてお部屋を明るくしていました。
置いておくだけで絵になるので、おしゃれなディスプレイを楽しみたいときは、おススメです。
時計はアンティーク調のものですが、存在感があって、取っ手の雰囲気にピッタリ合っていてすごく似合います。
暖炉前のくつろぎスペース
暖炉の前に置かれていたのが、2脚のナーシングチェア。
ゆったりと座ることが出来る大きめのチェアに座って、ワトソン君とおしゃべりしていたのかな??
ナーシングチェアの真ん中には、Handleでもよく見かける、まん丸のアンティークのコーヒーテーブルが。
テーブルの上にはホームズとワトソン君の帽子と虫眼鏡を発見。
何気ない小物が可愛いですよね。
下に敷かれた赤色のトライバルラグもとても素敵なんです。
角度をかえて、暖炉の前を見てみると、ファイヤースクリーンを発見!
そのほか、真鍮で出来ている、いろんな雑貨がたくさん並べられていて、実際にこんな風に使われていたんだな…と、当時の様子がよくわかります。
同じようにコーディネートしてみると…こんな感じに仕上がっています。
ホームズのお部屋のナーシングチェアは、デザインがバラバラでしたが、ちょうど、おそろいのデザインのナーシングチェアを見つけたので、シンメトリーで並べてみました。
サイズが大きいので存在感もたっぷり!
座面も低く、ゆったり座れるので、イギリスではパーソナルチェアを使っているお家が多いんです。
ハンドルの倉庫で、ホームズの部屋とそっくりな丸いテーブルを発見!
デザインもサイズもそっくりで、アームチェアにもピッタリ似合います。
トライバルラグも同じように赤いものを選んで敷いてみました。
ギャッペがあるのとないのとでは大違い!敷くだけであっという間に素敵な空間に早変わりします。
ファイヤースクリーンもそっくりなものを見つけました!ファイヤースクリーンの横には、コールスカットル。
暖炉がないので、実際に使うことはありませんが、置いておくだけで絵になるおしゃれな雑貨です。
ホームズのデスク
窓の前にはホームズが科学実験をするデスクが置かれています。
デスクの上や周りには科学実験に必要な瓶や量り、本など沢山の小物がぎっしり!
小物が隙間なく並んでいますが、雑貨の雰囲気が統一されているので、ごちゃごちゃに見えず、逆にお洒落に見えるので驚きです。
小説に出てくるヴァイオリンのストラディバリウスもちゃんと置いてありました。
これを再現したものがコチラ↓
同じように、おしゃれなデスクを壁際の窓の前に置いてみました。
椅子はデスクの下に収納できるようにスツールをセレクト。
ホームズの家は壁編の凹んだ位置に本棚が設置されていましたが、Handleではシェルフを置いて、雑貨や本がたくさん収納できるようにしました。
もしホームズがいたら、実験がはかどりそうな空間になったかな??
デスクに必要不可欠なのはテーブルランプも、アンティークのデスクにピッタリな真鍮の土台のものを選んでみました。
テーブルランプは見た目も素敵で、実用的にも使えるアイテム。
ハンドルで販売しているアンティークのランプは日本でコンセント加工をし直しているので、安心して使えます。
ワトソン君のダベンポートデスク
暖炉を挟んで反対側には、ダヴェンポートデスクも置いてありました。
ダヴェンポートデスクとは18世紀後期にギロー商会がダヴェンポート大佐のために造ったと言われているライティングデスクのことです。
このデスクはホームズが使うものではなく、ワトスンが書き物をする机。
事件記録を書いたりするのに使用していたようです。
同じようにダベンポートデスクが欲しかったんですが、今までアンティークのダベンポートを見つけたのは2回ほどしかないので、今回は、スチューデントビューローを置いて、同じようにバルーンバックチェアをセレクトしました。
使わないときには、扉を閉じれば、超コンパクトサイズになるスチューデントビューロー。ダベンポートより、使いやすくより集中できるんじゃないかな?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シャーロックホームズのお部屋を真似して作った今回のコーディネート。
ホームズの世界を表現しながら、同時に、ビクトリア朝のお部屋のコーディネートのポイントをお伝えすることが出来ました。
これからも素敵なお家やお部屋のコーディネートをご紹介しようと思います。
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冨田 文代
アンティークショップHandle コーディネーター
カラーコーディネーター2級(東京商工会議所主催)
ファッション販売能力検定2級
高校・中学校教諭1種免許(家庭)服飾デザインが好きで、大学では服飾美術を専攻。アパレル会社に勤務していたが、地元に戻ることになりHandleへ。
アパレルでの経験を活かし、洋服をコーディネートするように、おしゃれなお部屋のコーディネート方法を分かりやすく記事にし配信している。
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