実は、日本でも有数の鉄工所を営んでいるお友達がいて、その子に「こんなテーブルって作れない?」って聞いてみたら「作れと言われたら作るけれど、こんな細かいデザインをこの価格で作るのは無理!」と言われたアイアン脚のコーヒーテーブル。
一度、サンプルで作ってもらおうと思ったんだけれど、この細かいディテイルはとても真似が出来ないな…と断念しました(苦笑)
機能よりも見た目のデザインが優先されているフランスらしいアイアン。クルンクルンと曲がっている姿は、今のように機械が発達していない時代に、一体、どうやって作ったんだろう??と不思議で不思議で仕方がないくらいです。
実は、買い付けの時には天板がないものがほとんど。大抵、天然石やガラスなどの割れる素材で作られていて、割れちゃっているから、脚だけが残されている状態なんです。
天板がないテーブルなんて、日本だったら捨てられちゃうのが当たり前なんだけれど、脚の部分だけを残して、また新たに天板を作っちゃうっていう所がヨーロッパのアンティークって感じでしょう~
でも、確かにこのキレイな脚を見る度に、「これは捨てれないな」って思っちゃうくらいの美しさ。ぜひ、お家でアイアンの美しさを堪能して欲しいな…
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フランスらしい「アイアンのコーヒーテーブル」のおはなし
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水野 友紀子
空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。
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アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)1903年創業
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