暦の上では春を迎え、お部屋の空気も少し新しくしたくなる季節ですね。
今月は、ミッドセンチュリー家具だからこそ作れる、スタイリッシュでおしゃれな「読書席(書斎スペース)」のコーディネート術をご紹介します。
1950年代を中心に生まれたミッドセンチュリーデザインは、スッキリとした美しい脚のラインや、無駄のない洗練されたフォルムが魅力なんです。
これらを組み合わせることで、まるでおしゃれなカフェや、海外のインテリア雑誌に出てくるような素敵な空間を作ることができます。
「こんな書斎にしてみたいけれど、何から揃えればいいの?」とお悩みの方へ。
爽やかなブルーをアクセントにした春の空間を、どうしてこの家具を選んだのかという理由と一緒に、少しずつ紐解いていきますね。
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ミッドセンチュリーに囲まれた春の読書席

- 冨田 文代
ミッドセンチュリー家具で作る、洗練された「春の読書席」
1. 主役のビンテージソファとラグで作る読書席
お部屋の主役となる、ターコイズブルーのビンテージソファ
書斎作りで最初に決めるべきは、自分が一番リラックスできる「特等席」ですよね。
今回選んだのは、美しい木枠のカーブに惹かれたビンテージソファです。
背もたれが高くて読書に没頭できるのはもちろん、お部屋のテーマカラーとなる「ターコイズブルー」の鮮やかさが、この空間の方向性を決める一番の決め手になりました。
機能美あふれるチーク材のネストテーブル
ソファの横には、美しい木目が魅力のチーク材のネストテーブルを置いています。
あえて大きなコーヒーテーブルを置かず、必要な時だけ引き出せるネストテーブルを選んだのは、足元のスペースを広く保ちたかったからです。限られた空間でも圧迫感がなく、スッキリとまとまりますよ。
ネイビーのペルシャラグが空間の土台
足元には、細やかな花柄が美しい深いネイビーのKashan(カシャーン)のペルシャ絨毯を敷きました。
深いネイビーを選んだのは、ソファの鮮やかなブルーを少し落ち着かせ、チーク材の温かい茶色をより綺麗に引き立たせるためです。空間全体を品よくまとめてくれる、頼もしい「土台」になってくれます。
読書のお供、ヴィンテージのカップ&ソーサー
手元には、イギリス・DENBYのカップ&ソーサー(Falling Leaves)を添えて。
こうしたこだわりの小物を一つ手元に置くだけで、毎日の読書時間がワクワクするような特別なひとときに変わります。
2. アーコールのテーブルをデスクとして活用
ダイニングテーブルをデスクとして使う贅沢
デスクスペースに選んだのは、イギリスを代表するブランド、アーコール(ERCOL)社のヴィンテージテーブルです。
本来は4人掛けのダイニング用ですが、アーコールのテーブルは天板下の幕板がなく、とてもシンプルなデザインが特徴です。そのため、デスクとして使っても重々しくならず、書斎にすっきりと馴染んでくれます。
せっかくアーコールのテーブルをデスクにするなら、合わせる椅子もやっぱりアーコールで揃えたいですよね。そこで選んだのがクエーカーチェア。曲げ木のデザインが美しく、空間に自然に溶け込んでくれます。
デスク上を彩る、スージークーパーのバンズスポット
広い天板の上には、めずらしいスージークーパーのジャグを飾りました。
ミッドセンチュリーの直線的でシャープな家具の中に、こうした手描きのドット柄を置くことで、作業の合間にホッと癒される優しいアクセントになってくれます。
遊び心を添えるトビージャグ
さらに、HandleおススメのHwain&sonsのトビージャグをペン立て代わりに。
スタイリッシュなお部屋の中に、あえてちょっとクスッとできるようなユーモアのある陶器を置くのも、お部屋作りを楽しむコツの一つです。
3. 鏡付きのチーク材ドレッサーでお部屋を広く見せる
奥行き感を生み出す、大きな鏡付きのドレッサー
壁面の主役に選んだのは、横幅のあるチーク材のドレッサーです。
大きな鏡が付いた家具を選んだのは、窓からの自然光をたっぷり反射させて、お部屋を視覚的に広く、そして明るく見せたかったからです。
鏡越しにお気に入りの風景を映し出す
鏡の角度を少し調整して、お気に入りの椅子や風景が映り込むようにセッティングしてみてください。
これだけで空間に魔法のような奥行きが生まれて、より一層居心地の良い書斎になりますよ。
4. コーナーキャビネットとブルーの雑貨で春を演出
お部屋の角にピタッと収まるコーナーキャビネット
お部屋の角(デッドスペース)には、コーナーキャビネットを配置しました。
動線を邪魔せずに本や資料をたっぷり収納できる優れものです。ドレッサーと同じチーク材で揃えることで、壁面のインテリアにピシッとした統一感が生まれます。
ソファの色とリンクさせたシェリーの花瓶
空間の仕上げとして、イギリス・シェリー窯の花瓶を飾りました。
ソファの「ターコイズブルー」と花瓶の「水色」をさりげなくリンクさせることで、お部屋全体に春らしい爽やかな繋がりを持たせています。
5. 今月のスタイリングのまとめ
ブルーとチークが調和する、春の読書空間
いかがでしたか。
今回は、ミッドセンチュリー家具で作る、洗練された春の読書席の作り方をご紹介しました。
このお部屋のような空間を作るステップは、実はとてもシンプルなんですよ。
1. お部屋の印象を決める「テーマカラー」を設定する
2. 空間の顔となる「ミッドセンチュリーの主役家具」を置く
3. お気に入りを組み合わせて「特別な読書席」を作る
4. 最後にラグや雑貨で、空間を引き締める
まずは春らしい爽やかな「ブルー」をクッションや花瓶で取り入れ、テーマカラーを決めました。
次に、美しい木枠のビンテージソファやチーク材のドレッサーなど、お部屋の土台となる主役の家具を配置します。
そして、シンプルなアーコールのテーブルに同じアーコールの椅子を合わせ、便利なネストテーブルを添えて、自分だけの特等席を作ります。
最後に、ネイビーのペルシャ絨毯や遊び心のあるトビージャグを飾ることで空間が引き締まり、お部屋がワンランク格上げされます。
この春は、テーマカラーを決めて主役となる家具を一つお部屋に迎え、あなただけのスタイリッシュな読書席を作ってみてくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q1. ダイニングテーブルをデスクにして高さは大丈夫ですか?
A. はい、問題ありません。
アーコールのダイニングテーブルは現代のデスクと高さも近く、天板が広い分、読書やパソコン作業もゆったりと行えます。
Q2. 居心地の良い読書席を作るのに、最初に必要なものは何ですか?
A. 自分が一番「座りたい」と感じるソファや椅子を一脚見つけることです。
まずはその1脚から始めて、お気に入りを少しずつ増やしていくことをおすすめします。

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冨田 文代
アンティークショップHandle コーディネーター
カラーコーディネーター2級(東京商工会議所主催)
ファッション販売能力検定2級
高校・中学校教諭1種免許(家庭)服飾デザインが好きで、大学では服飾美術を専攻。アパレル会社に勤務していたが、地元に戻ることになりHandleへ。
アパレルでの経験を活かし、洋服をコーディネートするように、おしゃれなお部屋のコーディネート方法を分かりやすく記事にし配信している。
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