想い出をつくるもの

水野友紀子
水野 友紀子

今回は、「家具の買い方」について、私の体験をもとにお話しをしたいと思います。

まず、1つめは昨日。実は、昨日の私は朝から大慌てでした。
その理由は・・・ランドセル

4月から小学生になる末っ子のランドセルを、去年の夏ごろから何度も何度も「買いに行こう」と言ってくれた実家の母に対して「お兄ちゃんの立派なランドセルが2つもあるからいらない!」と言い張っていた私(笑)

と言うのも、高校3年生になる長男の時のランドセルは、初孫ということもあり気合の入り方がすごくて(笑)ツヤッツヤに輝く最高級コードバンの真っ黒なランドセル。
中学2年生になる次男には「兄弟で差をつけちゃいけない!」と、ちょっとオシャレで個性的なヌメ革のランドセルをプレゼントしてくれた両親。

でも、父が亡くなってなんとなくプレゼントしてもらったものを捨てることも出来ず、あまりに立派なランドセルたちの行き場をなくしている私にとって、「もう、これ以上、行き場のない立派なランドセルはいらない!」と母を説得し押し切ったんです。

(↑ランドセルを背負って兄弟一緒に小学校に通う最後の日の姿)
それで昨日、そろそろランドセルに革のクリームを塗ってあげなきゃ・・・と押入れから出してきて・・・!!!

ヤバイ・・・(汗)

押し入れの中で5年間眠っていた長男のランドセルは想像以上にボロボロ・・・どんなに完璧な主人の修復技術でも、とてもピカピカにはなりそうにありません・・・

「だったら、次男のヌメ革のランドセルを!」と思い直して1年間押し入れで眠っていたものを出して革のクリームを塗ったのですが・・・微妙(大汗)

大慌てで近くのカバン屋さんに電話をしたのですが「もう来年分のランドセルの予約が始まります!」とのこと(大汗)焦りながらすぐに送ってもらえるランドセルをネットで注文し、無事、さっき手に入れました。

(↑なんとかピカピカのランドセルが間に合いました・・・)
前置きがかなり長くなったのですが、今回の経験で「私はなんてもったいないことをしてしまったんだろう・・・」と昨日からずっと後悔しています。

と言うのは、結局「ランドセル」という「もの」は間に合ったので、全く問題はないんだけれど、せっかく一年生になる末っ子にとって、そして末っ子にランドセルを買ってあげたかった母にとって、私がランドセルという「もの」だけを考えてしまったせいで2人からランドセルを一緒に選ぶ「想い出」を取り上げてしまったんです。

私がアンティーク家具ショップを始める前に、ご結婚やご新築、リフォームなどで家具を選びに来たお客様に一番大切にしてもらいたかったこと。それは、素敵な家具を選ぶ事はもちろんなんだけれど、それよりも選ぶ時の想い出だったな・・・って、久しぶりに思い出しました。

大げさだけど私は家具を選ぶチャンスって人生で3回だと思っているんです。
詳しくはまた今度ゆっくりお話ししますが、1度目は結婚をする時、2度目は家を買ったり建てる時、3度目は子どものために購入する時。

もちろん、これ以外に買い替えや買い足しなどもありますが、家具を買う理由がある機会はこの3回なんです。しかも、思い出に残る時ばかり。

(↑次男のランドセルには「おじいちゃんに買ってもらった」と言う想い出が)
例えば今回のようなランドセルだと6年間、洋服だと流行を追うものだから、必ず買い替える時がやってくるんだけれど、家具の場合はどんなものであっても、そんなに買い替えるということはなく、一度購入するとなんだかんだ長く使い続けていくものです。

しかも、ご結婚だったり、ご新築だったり、新しい旅立ちだったり・・・どれも大切な「想い出」に残る時。なので、家具を選ぶ時は想い出をつくりながら本当に満足出来る家具を選んで欲しいな・・・と思っています。

今回、末っ子のランドセルには、私の焦りまくった想い出だけが残りました・・・(苦笑)




  • Instagram
  • LINE
  • メルマガ
水野友紀子

水野 友紀子

空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。

大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。

アンティーク家具Handle
(水野商品館 株式会社)

1903年創業

【店舗&倉庫】
〒910-0019 福井市春山2-9-13

【南青山オフィス】
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-41

古物商 福井県公安委員会許可
第521010008980号



記事をシェアする

この記事に関連するカテゴリ